昨日4月23日(金)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・日本語が分からない少女をサポートしようと、
小学校が中国語ボランティア募集/横浜』
という気になる記事からです。
記事に関する詳細は、上記のリンク先の参照をお願いします。
この3月、横浜市中区の横浜市立北方小学校に
中国から、日本語が全く分からない1人の
少女《12歳》が転入してきたそうです。
横浜市立北方小学校の国際教室や
横浜市教育委員会派遣の通訳が限られた時間、
言葉を指導しているものの、週の大半は教師の話を
理解できないまま授業を受けているということで、
現行制度では日本語習得に限界があり、
見かねた学校では、中国語のボランティアを
募ることになったということです。
この記事を読んで、真っ先に思い出したのが、2000年から
フジテレビ《CX》系列でシリーズ放送されたドキュメンタリー番組
『中国からの贈りもの』の中から、2000年に放送された
『小さな留学生』でした。父親の転勤で日本にやってきた
当時9歳の中国人少女・張素の2年間の成長の記録を追った
ドキュメンタリーですが、やはり張素も来日当初は言葉が通じず、
苦労を重ねた1人でしたし、ご両親も大変苦労を重ねたと思います。
周りの方たちのサポートや友だちのサポートもありながら、家族で
日本語学校に通って、日本語を一生懸命学び、1年後には日本語が
すっかり流暢に話せるようになっていましたが、これも張素と
ご両親の努力があってこそでしたし。周りの方たちや友だちが
上手くサポートをしてくれたとはいえ、本当に大変だったと思います。
こういったこともありましたし、神奈川県内では外国人児童・生徒の
支援に関しては、以前から見直すようにという声があがっていますし、
学校側も話しているように、『たった1人だが、1人だから
対応しなくていいわけがない』と僕も思います。
日本人が逆の立場で、外国に住むことになり、現地の学校に
通うことになった場合、やはり同じように、言葉が分からず、
通じず、辛い想いをするということも十分考えられますから。
一昨年2008年9月22日(月)には
『横浜市中区の公立小中学校で、外国人の
児童・生徒が増加で、教育現場が対応に苦慮!!』
《記事元の『カナロコ』の記事はすでに消滅!!》
として取り上げたように、区民の10人に1人以上が
外国人の横浜市中区で、中区内の公立の
小中学校でも、外国人の子どもたちは
増え続けていて、教育現場では対応に
苦慮しているという話しが、2008年の時点でもうすでに
上がっていましたし、神奈川県内は、他の地域でも多くの
多国籍の外国人が在住しているので、同じような問題がいつ
起きても不思議ではないと思うので、今回は、予算が
ないことから、無償《ボランティア》の通訳を募っていますが、
この横浜市立北方小学校の状況を受けて、神奈川県として、
外国人児童・生徒の支援の在り方・制度が
見直される大きなキッカケになって欲しいです。
同じような状況を他の学校でも作らないように、
外国人児童・生徒も安心して学校に通えるようにして
あげたいですから・・・。
《尚、文中の『中国からの贈りもの』のリンク先は、
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』です。》
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