よこはまコスモワールドで、コースターの探傷試験せずに横浜市に「問題なし」と報告!!

昨日5月19日(土)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・コースターの探傷試験せず「問題なし」と報告／よこはまコスモワールド』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。

大阪府吹田市の万国博覧会公園内のエキスポランドで起きた
ジェットコースター脱線事故を受けた横浜市の緊急点検で、
横浜市中区の『よこはまコスモワールド』が2005年と2006年、
コースター2機種《ダイビングコースター『バニッシュ！』
(24人乗り、2編成)と『スピニングコースター』(4人乗り、9台)》
について車軸の探傷試験を行わなかったのに、
横浜市に『問題なし』と報告していたことが分かったそうです。
探傷試験は日本工業規格《JIS規格》）で年1回以上の実施が
求められており、日本建築設備・昇降機センターは
『不適格な検査』と問題視しているとのことです。

スリル感を求めるばかりに、安全面への意識と徹底されていない
ということが、今回のエキスポランドで起きたジェットコースター
脱線事故のあとに浮き彫りになっていましたが、そんな中で、
5月10日(木)の
『相模原市相模湖町の「さがみ湖ピクニックランド」のジェットコースターの緊急点検を指示!!』
などで取りあげてきているように、緊急点検と通常点検を
キチンと行っている相模原市相模湖町の『さがみ湖ピクニックランド』、
東京都稲城市と川崎市多摩区をまたがっている『よみうりランド』では、
安全面の意識と徹底はしっかりとされているという印象を受けていますが、
このときに同じようにしていると報告があった『よこはまコスモワールド』は、
虚偽の報告をしていたといわれてもおかしくないですね。
『毎年行うと思っていなかった』という釈明はかなり苦しい言い訳です。
安全面での意識と徹底がしっかり従業員に浸透していれば、
こういった問題も起きなかったはずです。
あとで2005年にコースターで男の子の骨折事故が明らかになった
横浜市金沢区の八景島シーパラダイスもそうですが、
安全面での意識と徹底が全然足りません。日本社会の象徴である隠ぺい体質といい、
命にかかわる問題だけに、今回の問題の重みというのをしっかりと
理解して欲しいです。こういうのが明るみになると、
命が軽く扱われているという印象が拭えないですし、
安心してそのレジャー施設を利用することが出来なくなりますから・・・。