2024年2月21日歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力に行ってきました。
前に古代メキシコ展を見た国立国際美術館のお隣の大阪中之島美術館です。
古代メキシコ展の探訪記はこちら。
前にはあべのハルカス、和泉市久保惣記念美術館で安藤広重展を見てきましたが、今回は歌川国芳展です。
場所はこんなトコ。
前と同じJR新福島駅から参ります。
徒歩10分くらいで到着。
SHIP’S CAT (Muse)がお迎えしてくれます。
大航海時代の船の食糧を荒らすねずみ退治用のハンターの猫をモチーフにしたとか何とか。
楽しみですねえ、ワクワクです。1,700円の入場料でした。
一部撮影可でした、それでは参ります。
中に入ると結構な人がいるのです、金曜日の午後ですが凄いです。
風の谷のナウシカの巨神兵ならぬ巨大骸骨で有名な相馬の古内裏。
平将門の娘瀧夜叉姫が妖術で巨大な骸骨を召喚したところです。
坂田金時(公時)が金太郎という子供のころに大きな鯉を捕まえた図です。
怪童丸とは金太郎さんの別名なんですね。
それにしても鯉が大きすぎる件について(笑)
これは初めて見たのですが、忠臣蔵十一段目夜討之図。
この間私が行った吉良邸、じゃない高師直邸を襲うならず者塩冶浪士の集団の図。
西洋の絵画っぽい構図が斬新ですが、やはり国芳さんは西洋の書物を持っていた様で遠近法を会得したみたいです。
そっくりの構図のものがありました。
流行り猫の変化。
歌川国芳は無類の猫マニア、猫フェチです。
私などは、美人画よりも猫の擬人化の絵の方に見惚れてしまいましたよ(笑)
ざっと200枚の絵が飾ってありました。大阪ではもう2月24日に終わってしまうのですよ、残念。
お後がよろしいニャウで。家紋も肉球なんです。
私のお気に入りは、猫が袋を被る姿。
たとゑ尽(つくし)の内の一画です。
ここでも触れた通り、馬琴翁が猫を袋に被せる話を書いているのですが、歌川国芳は絵に描いておりました。
前に進めず、後ろに下がるんでしょうねえ。可愛過ぎます(*´▽`*)
倉敷にも国芳のギャラリーがあるそうですので、機会があれば見に行ってきます、でわ。
すごい絵師ですね。
と言っては、終わってしまいますが…
遠近法がすばらしい、、こういう技法は他に居なかったんじゃないですかね?
と思えば、猫の変化…なんというセンス!
切り抜いて合わせてみたくなりますね
ねこ…袋に入りたがりますよね~(笑)
遠近法というかパースというのかモノにされていますね。
本当に浮世絵画家は猫好きな人が多いみたいです。
行って来られたんですね~(^^♪
私は10年前から楽しみにして待っていたので
大阪で開催されると知って嬉しかったです。
忠臣蔵十一段目夜討之図
参考画にそっくりなんですが、、こういう描き方で城を描き残して欲しかったです。
城の古図って遠近も天地もなく、時々、滑稽にさえ思えてきます。
広重とはまた違う感じを味わうことが出来ました。
今年の大河もあって、浮世絵はまた熱くなりそうですね。
瀧夜叉姫は物語上の人物ですが、面白いですよ。
確かに城の描写がもっとあると良いですね、忖度もなく描かれていると嬉しいです(笑)