2025年3月30日、大阪青山大学北摂キャンパスにて、桜祭りがあると聞いて行ってきました。
お祭りのポスターです、何だか楽しそう。
国宝土佐日記公開ですって!!これは行かなきゃ。
場所はこんなトコ。
JR川西池田駅に出て、ここから阪急線ではなく能勢電鉄に乗換えます。ほぼ隣接の川西能勢口駅です。
能勢電鉄と言えば、前回妙見の森に行っています。
それよりかは大分手前の大阪寄りでした。
7駅15分くらいで目指す一の鳥居駅。特に鳥居が見当たりません。
全開訪問した妙見の森、妙見山への一番目の鳥居がかつてあったそうなんですが、阪神淡路大震災で倒壊してしまったんですって。
鳥居自体は再建され、別の場所に移築されたそうです、良かった良かった。
駅を降りて大学キャンパスへ向かい……
え?
なぬ?
もう一度お祭りの緑のポスターを見てみましょう。
背後にうっすら、何やら天守みたいな……
いかんいかん、現実と向き合わなきゃ。
どうもお疲れ気味です、私。現実と……向き合わなきゃ。
逃げちゃダメだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃ駄目だ。
もう一回視線を上げてみましょう。
天守だ~清州城かな、安土城かな!?
錯覚ではないと思うのです。
これは何ちゃって城のカテゴリーかな、とか無粋なことを考えて歩きます。
どうやら場所は間違っていない様です、丘陵地帯で登る感じですが入って行きましょう。
本当にお城ですよ、物凄い規模です。
おや。
戦国三将の像とあります。信長、秀吉、家康と思ったらNGでした(´・ω・`)
鷹を持つのが信長、ひざまづいているのが森蘭丸、左の少し偉そうなのが摂津の国侍、塩川長満さん。
塩川長満は三好の配下でしたが、信長上洛時に信長陣営に所属したそうです。
そして摂津の暴れん坊荒木村重の配下となって、村重の反乱に組しますが……高山右近らが降伏すると同調したそうです。
私も初めて知ったのですが、信長は伊丹城攻略時に北摂の箕面大滝を見物したり、鷹狩をしてるんですって。
滝はこんなトコ。
このキャンパスからかなり近いですね。
伊丹からは……結構遠い感じ(´・ω・`)
肝心の桜はどこかいな。
お城の右手に咲いていました(*´▽`*)
この桜が一番キレイに咲いていましたよ。
桜越しに城を望む。
まだ肌寒いせいか他の桜はまだ待機中です。
ソフトボールのグラウンド内では食事の提供をしたり、お子様向けにゲームを楽しむことができます。
どれ、私も何か食べたいな、花より団子を実践中(笑)
川西源氏うどんをいただきました、600円です。
……実はここだけの話、うどんを作る時私見ちゃったんです、ハイ。
係の方がうどんを袋から出していたのですが、その袋に讃岐うどんって書いてあったんですよねえ(´・ω・`)
でも美味しいかったので問題なしです。
お城の中に入れそうですので行ってみます。
ここが入口、きちんと作ってありますねえ。
見て下さいよ、この石垣。高石垣とは言いませんがそれなりに作ってますよ。
鏡石(笑)もあって、黒鉄門もあります。上の櫓から狙い撃ちすることもできます。このご時世、本当に撃っちゃダメですが。
虎口だってあります。ちゃんと曲がるのです。
実はここは大学の歴史文学博物館なのです。
源氏の笹竜胆が刻まれております。
中はポスターの通り、紀貫之の土佐日記写本が展示されていました。
土佐日記は原本は当に失われていて、鎌倉時代の藤原為家の写本が国宝で展示されているのです。
また藤原定家の日記、明月記も公開されているのですよ。皆さん、真剣に見学されていました。
4階が展望台になっているのですが、写真撮影が禁止でして、城内の写真はございませんのことよ(´・ω・`)
14時。お城そばの桜のところまで戻ってきました。
大体見学したので、次の所に行きましょうか。
東京は桜が満開、と聞きましたが、昨日の滋賀、洛南、今日の北摂はまだですねえ。
一の鳥居駅に行くと、新たなポスターの掲示が出ていました。
来週は清和源氏祭りなんですって。武将だけではなく、巴御前や静御前も参戦の模様(笑)
能勢電が入ってきました、このまま次の目的地へ参ります、でわ。