私たちの結婚記念に、うちの母が親戚や我々に贈ってくれた「錦松梅」の鉢。
その後は、明太子やタラコ、数の子わさび、中華クラゲなど、ごはんのお供を入れるようになった。
子供たちが最近これを
「玉手箱」
と呼ぶようになった。
「玉手箱ちょーだい。」
新しく、中身を入れ替えると
「何が入っているのかな?」
と、いただきますをしてすぐに中身を確認している。
玉手箱が食卓に出ていないと、自分で冷蔵庫を開けて取ってくるくらい気になっている。
珍味はあってもなくてもいいものだし、節約したいときは買わないでいたけど
「玉手箱」と呼ばれちゃ、お財布の紐も緩んでしまう。