11日の地震が起きたとき、両親はそれぞれの勤め先でした。
職場ではお客さんの安全の確保に努めていましたが、
「お子さんたち、大丈夫ですか?」と聞いてくれる人もいました。
私

の職場では大きなゆれが収まった後、職場では設備の点検をしたり
今後の予定を確認して5時には帰宅できるようになりました。
車で来ていたので、気をつけながら帰宅する中、
大勢の人が徒歩で帰宅するのを見ました。
自宅近くでは道路が盛り上がって
亀裂が走り、土砂が路上に流れているところが
2箇所くらいありました。
保育園に6時ごろお迎えに行くと、キリンはランチルームで遊んでいました。
二人ともまだ幼いので地震の影響で精神的に不安定になってしまったのでは
と心配していました。
どちらかといえば、キリンを。

キリンは普段と変わりない様子で落ち着いていました。
先生の話では子供たちは泣き叫ぶより固まっていたそうです。
時々、子供番組の録画を見ながら地震のニュースも見ていました。
パパが帰ってきません。

「電車が止まってみんな帰れないから、歩いて帰ったり
会社で寝たりするのよ。」

「パパも?帰ってこない?」

「パパは自転車だから遅いけど帰ってくるよ。」
また、火事や津波の映像も繰り返し流れています。

「ママ。」

「なに?」

「ママ、好き。」
チューをたくさんしてくれました。マウスtoマウスで

「ママも好きよ。」
と抱きしめても、たくさんチューしてくれました。
次の日も、自転車に乗りながら、テレビ見ながら、
ふいに

「ママ、好き。」と何度も言っていました。
そんなこと言われたら不安になるじゃないですか。

でもねえ・・・
いざというとき一緒にいられないってことが
わかってしまったんです。
てんちゃん?
てんちゃんはまだあまりわかってないようです(笑)。
元気まんまんです。