子供が熱を出すことはよくあるし、熱がでたとしても、機嫌がよかったり水分がしっかりとれいたら、病院につれいていくということはしませんが、高熱がでるたびに、いつも「熱性けいれん」が起こったら嫌だな、、ということは頭にありました。
お医者さんによっても、解熱剤の使用についての意見もまちまちだし、もちろん、こどもの特性にもよると思うのですが、なかなか使うタイミングを判断するのが難しいのです。
そんなことを常日頃思っているときに、3男坊が熱性けいれんを起こしました。
子供にはそうまれではないものですが、初めてけいれんを目の当たりにして、本当に怖い思いをしました。
朝発熱していたものの、よく遊びまわっていたし、機嫌もよく普段となんらかわらなかったのですが、昼になるとかなり熱も高くなり、抱っこしても何してもなかなか泣き止まなかったので、解熱剤を使ったほうがいいかな、、と抱えていたときに突然起こりました。
がくがくと体全身が震え、目は白目を向いて、みるみるうちに顔も唇も青くなっていき、このままこの子を失うのではないか、、と思いました。
熱性けいれんだ、とわかっていたものの、この恐怖を目の当たりにして、どうしていいのかわからず、とにかく、3男坊を抱えて上の階に住むおばさんに助けを求めにいきました。ちょうど抱えて行った時に、おでこにひえぴたをした3男坊が、歯茎を自分で噛んで出血したところだったので、おばさんは、どこかから落ちて血を吐いたと思ったらしく、急いで車を出してくれてかかりつけのお医者さんに連れて行きました。
2,3分ぐらいけいれんは続いたのでしょうか。そのあと、ぐぅぐぅと寝息を立てて寝こけてしまいました。
とりあえず、解熱剤で熱を下げ、全身のチェックをしたのみで、特別な治療はありません。
見た目はとっても怖いけいれんですが、深刻ではないので、たとえ起こったとしても、とにかく静かに横にさせてけいれんがおさまるのを待つのみなのです。
意識を戻そうと刺激すると、かえってけいれんを長引かせたりするそうです。
お医者さんには、3分待っておさまらなければ特別な薬を使うようにと座薬をもらいました。どんどんと青くなっていく子供を3分も見守るのもとっても怖いものです。
まだまだ未熟な脳が発熱のストレスに弱いので起こる熱性けいれん。遺伝が強く影響しているのですが、私も夫もフルムスコも2男坊もけいれんの既往がなかったので、どこかで軽視していたのかもしれませんが、一度かかった子の3人に1人は、4,5歳ぐらいまで、この熱性けいれんを繰り返します。そして、熱の出始めに起こるのが一般的だそうです。
大人だって38度の熱がでればぐったり。
こんなに小さな子がちょっとでも熱を出せば、未熟な体への影響は大きいものです。
3男坊の発熱時には、特に慎重にならないといけません。
次の日には、熱もひき、けろりといつものニコニコ笑顔の3男坊に戻ったのが救いでした。
そして、3日後。
外遊びをしていた2男坊が泣きながら家に入ってきて、どうしたのかと思ったら、片目から流血。
その現場を見ていなかったのですが、フルムスコいわく、2男坊が小枝をぶんぶんと振っていたら、自分にあたったらしいのです。
毎日のように、枝で遊ぶのは危ないよ!目に刺さりますよ!と言ってきたのにも関わらず、起こってしまいました。
本人はすぐに泣き止み、私たちの表情や物が見えていたのですが、白目の部分が出血していたので、念のためにかかりつけのお医者さんに連れて行き、抗生剤の目薬をもらいました。
大事には至らず、感染も防ぐことができて、1週間でもとのように戻りましたが、痛い目にもあったにも関わらず、痛い目薬をいやいやつけたにも関わらず、いまだに小枝で遊ぶ2男坊。
遊ぶなと言っても聞かないのはわかっていますが、とにかく、少しでもこの痛い思いを忘れないで欲しいと思い、当時を思い出させるのですが。。難しいものです。。
1週間に2度も病院にかけつけた怖い思いをした1週間でした。
本当に、元気で健康が一番です。