Family Flumのひとこま

たわいもないこと。それでも忘れたくないこと、大事なことを書き留めていきます。

日本での夏 2011

2011-08-16 10:24:40 | 日々

暑い暑いと言われて覚悟していったにも関わらず、私たちが日本についてからというもの、最高気温も28度以上は上がらずお天気も不安定で、過ごしやすい毎日を送りました。

平日は両親は仕事のため、私たちはもっぱら近くの公園を散歩したり、夫やタータ、スイスにいるお友達に日本の絵葉書を書いて郵便局に届けに行ったり、子供たちも退屈せずに過ごしました。

フルムスコは朝の教育番組を見たくて見たくて、毎朝6時半に起きては自分でリモコン操作をして一人で見ていました。

いつもならば、朝からテレビなんて、、と言いたい所ですが、日本語の勉強にもなるしね、、と特別に。

2男坊も3男坊も次々と起きてはみんなで教育番組を見て、3男坊はすっかり「いないいないばぁ」のファンになってしまいました。

近くに住む上の姉も休みの日にはいつも顔を出してくれては、子供たちを児童館に連れて行ってくれたり子供たちや私の喜ぶのものを買ってきてくれたり、本当にお世話になりっぱなしでした。

じいじは仕事から帰ってくると、疲れているのに、フルムスコと2男坊とサイクリングに行ってくれたり、子供たちが飽きないようにとプールも用意してくれたり、毎晩のように花火もしました。

ばあばも忙しい仕事の中頑張って早く帰ってきてくれて、くたくたの中おいしいものをたくさん作ってくれて、子供たちもいろんな日本の味を知ることができました。

夫が日本に着てからは、それはそれは忙しい毎日。

とにかく、毎日のように予定を入れてでかけました。

これが日本の夏!というような夏が、夫の到着と共に始まりました。

高校時代の友達も何人も結婚して子供もできて、高校時代とは違った状況なのに、集まるたびに当時に戻ってしまいます。

日本に帰るときには、友達の誰かが必ずみなに声をかけてくれてこうやって集まってくれます。本当にありがたい大事な友達です。

全員そろえなくて残念な気持ちもありますが、また次回会えるときの楽しみにとっておきましょう。

そして、真ん中の姉家族も一緒に、姉家族が住む近くの温泉へと出向きました。

なんせの大人数ですから、じいじも頑張って大きな車をレンタカーしてくれました。

富士山が目の前に見える旅館のなんとすばらしいこと。

今まで泊まったことのある旅館の中ではナンバー1です。

とにかく、富士山の眺めもよいうえに、庭園の広く美しいこと。

京都とかに行かなくても、ここで十分日本の美しさを満喫できるぐらい。

入道雲ももくもくと、ゲリラ豪雨とよばれる突然の大雨もあったり。

やっとせみも鳴き始めました。

早朝5時ぐらいから鳴かれたときはびっくりしましたが、子供たちも、初めて見るせみのぬけがらにちょっと恐がりつつも興味津々。

夫もせみという昆虫をしりませんでしたし、せみの抜け殻を初めてみながらせみの一生を説明すると、こちらも興味津々でした。

暑い日中を避けるため夜のディズニーランドへ行ったり、お台場へ行って思いっきり遊んだり、大好きなカーズ2に出てくる東京タワーに上ったり、水族館へ行ってたくさんの魚を見たり、電車にもたくさん乗って、児童館へもたくさんいって遊んで、フルムスコの七五三の写真も撮ったり、同い年のいとこたちと遊んで、それはそれは忙しくも楽しい毎日を過ごしました。

あっという間に帰国の日になってしまい、残念な思いでいっぱいでした。

いつもはスイスでの生活を思い出しては寂しく思うこともありましたが、今回はもっともっと日本にとどまっていたい気持ちでいっぱいでした。

フルムスコも、スイスへ帰りたくなーい、というほどで、日本が大好きでそういってくれる気持ちをありがたく思いながらも日本を後にしました。

最後の最後で、また両親と一悶着してしまったのがなんとも後味の悪いものでしたが、どうか元気で、また近いうちに会えることを楽しみにしています。

両親や姉たち家族が元気でいてくれるからこそ、私たちが少しでも快適に日本を楽しめるようにと面倒を見てくれるからこそ楽しめた日本滞在であったことを、しっかりと心にとめて感謝の気持ちを忘れてはいけないと改めて思います。

暑くて暑くて快適とはいえない日本の夏でしたが、日本の夏をめいいっぱい満喫してきました。

スイスでの生活が始まっても、なかなか日本での思い出にふけると調子があがらない毎日で、すぐさま、次の日本行きの航空券なんて見だしてしまうぐらいですが、また元気で日本に帰れることを目標に頑張らないといけません。

お母さん、お父さん、お姉ちゃん、時間を割いて会いに来てくれたお友達、みんなありがとう。

お世話になりました。みんな元気で、またね。

お姉ちゃん、お母さんとお父さんの面倒をよろしくお願いします。