Flower Crown

生花店「Flowers Company」店員が綴る日記。

XmasWreath lesson

2013-11-26 16:40:44 | リース

 今年もこの季節がやってきました。

 毎年、生徒さん達がたくさんのリースを作ります。

 今日も素敵な作品が出来上がりました!

 

 

 きちんと正面にアイテムが入っていて、均等に丸く組み上がっています。

 今年は、Indianconeを使ってちょっとワイルドなリースになりました。

 

 フラワーズでは、きちんとワイヤーで花材を組んでリースを作るlessonをしています。

 オーナメントもなるべく人工なものではなく、自然な素材を使ってナチュラルを心がけています。

 このリース、作るの大変なのですが、一度作り方を覚えてしまうと、やみつきになります。

 そして、クリスマスだけでなく、選定した庭木や、庭に咲いたお花なんかでも自作できるようになるので、とっても楽しいんですよ。

 今年は5個作る!というやる気まんまんな生徒さんもいるくらい、クリスマスリース作りは心躍る楽しいイベントのひとつです。


Victorian rose Bouquet

2013-11-21 17:33:30 | ウエディング関係

 たまに、この日までにウエディングブーケを作ってもらいたいのですが・・・という、ご注文を受けます。

 あちこちのショップを断られている事が多く、その理由が、納品までに日数がないという事情です。

 遠く四国の方からも電話が来る事があり、やはりどこのショップでも断られて、というせっぱ詰まった状態だったりする事も。

 ウエディングブーケは特別な花を使う事もあり、一週間を切ると作成する事は困難です。

 でも、様々な理由で急に必要になってしまった場合、式場に置いてある、ドレス合わせの間に合わせのブーケで挙式や披露宴をあげるのは、新婦さんにとっても残念で悲しいだろうなぁという思いがあり、私は可能であればお引き受けする事にしています。

 日数がない事もあり、どうしても手に入らない花材や資材はありますが、なるべく希望に添ったブーケを作るよう、できる限りの努力をします。

 今回も、一週間を切ったご注文でしたが、新婦さんのお母様が作成してくれるショップをあちこち探されてフラワーズにいらしてくれたので、スケジュールはいっぱいいっぱいでしたが、何とか時間を捻出して仕入れ、作成しました。

 

 

 新婦さんのご希望は、パープルのビクトリアンローズ!

 生花だと一日持たないという事と、プリザーブドだと高額になってしまうという事で、アーティフィシャルフラワーで作成しました。

 メリアブーケは、花びらを一枚一枚かさねたゴージャスなブーケなのですが、とにかく手間がかかります。

 しかも、ただ重ねていけばいいというものではなく、かたちが崩れにくく、美しく見せるための技術も必要なので、結構難しいブーケでもあります。

 葉物で動きをだして欲しいという新婦さんのご希望だったので、細いツルものをからませてみました。

 ベルベット素材の花びらも入っていて、重ねるだけの単調さはなく、表情豊かなビクトリアンローズブーケになったと思います。

 

 このブーケが、新婦さんを引き立ててくれたらいいな~と思います。


レッドラウンドブーケ

2013-11-20 12:46:38 | ウエディング関係

 毎日毎日忙しく、気がついてみればもう11月後半・・・年末まであっという間ですね。

 そう思うと、やらなければならない事が山積みで、ゆっくり座っているヒマもありません。

 休みもなかなかとれず、家の中はかろうじて掃除はしているものの、庭がジャングルに!

 あんなにお花でいっぱいのお庭だったのに、手入れをしないとこんなにも凄い事になっちゃうんだ・・・と、あらためて雑草の繁殖力にビックリです。

 

 さて!ブライダルのトップシーズンなので、ブーケ作りに励んでおります。

 今回はアーティフィシャルフラワーで、こんなブーケを作成しました。

 

 

 以前作成したブーケに似ていますが、今回は紫を入れずに、グリーンと実物を入れています。

 赤いドレスに合わせていただくのですが、やっぱり寒い時期は暖色系のカラードレスが多いように思います。

 冬物の服に、ブラウンやボルドー色が多いのも、心理的にウォームカラーを求めているからかもしれません。

 

 さて!今日は娘の誕生日。

 誕生日プレゼントは用意したし、ケーキは予約したし、今日の夕食は何にしようかな~と考え中です。

 帰りも遅くなりそうだし・・・娘も喜んで私もラクな、ピザにでもしようかな!そしてビール♪

 (ピザ生地買って、野菜いっぱい乗せて焼きます!)


エレガントブーケ

2013-11-10 16:25:05 | ウエディング関係

 今日の天気はハラハラしましたが、何とか雨は落ちてこなくてほっとしました。

 せっかくのガーデンウエディング、雨だと台無しになってしまいます。

 慌ただしい一週間をやっと乗り切りましたが、明日からまた忙しいスケジュールに追われそうです。

 

 今日お嫁入りしていった、アーティフィシャルフラワーブーケです。

 

 

 クォーター咲きのバラに、ライラック、ポリアンサ、ハイドランジア等々で作成した、ラウンドブーケです。

 ソフトパープルのバラをメインに、渋色ブルーのハイドラや赤紫のライラックで色を足して、盛りだくさんの大人シックなブーケになりました。

 

 ソフトやペールトーンの柔らかトーンの紫は、エレガントなイメージを表現するのにぴったりな色です。

 そこに、ダークやディープの紫を差し色に加えると、モードさや都会的な雰囲気がプラスされるので、大人女性なイメージになりますし、類似色のブルーでなじませ、紫の補色に近いライムグリーンを入れると、ソフトパープルのぼんやり感がなくなります。

 

 最近は、アーティフィシャルフラワーの質の向上に伴って、ブーケもアーティフィシャルなオーダーが増えてきました。

 その美しさは生花の方が圧倒しますが、インテリアのひとつとして、いつまでも想い出が残るアーティフィシャルは、ブーケの選択肢のひとつになってきましたね。


シック色ブーケ

2013-11-05 11:42:55 | ウエディング関係

 12月に挙式される新婦様からの、アーティフィシャルフラワーのオーダーブーケです。

 シックな赤いドレスに合わせるという事で、赤をメインに(写真はだいぶ明るく写っちゃってますが実物はディープレッドです)、パープルを加えてエレガントさと、パープルをティープトーンにした事でアダルトさもプラスしてみました。

 実物を加える事で秋&冬の雰囲気も出してみました。

 

 

 赤は、哺乳動物にとって特別な色だと思います。

 私たちの祖先が樹上生活をしていた頃に復活した、赤を見る遺伝子。

 緑色と赤色の区別がついたことによって、秋に熟れた果実を見つけるのに、非常に役立ったことでしょう。

 人間の進化にとって、青系の色を見分けるよりも、黄色~赤の色を見分ける事の方が重要だったはずです。

 鳥類は4種類の錐体を持っています。4つの色を原色として見る事ができるので、人間よりはるかにカラフルな世界を見ています。

 人間には見ることのできない紫外線域の色・・・どんな色なんでしょうね。


pinkのRoundBouquet

2013-11-03 15:41:31 | ウエディング関係

 昨日今日と、深谷市で産業祭がありました。

 夏祭りや七夕祭りと違って、よくあるずらっとテキ屋さんが並ぶ祭りではなく、街の様々なお店が出店したり、サンバカーニバルや小さなライブイベントなどもあり、地元密着のとっても楽しいお祭りです。

 小さな子をもつ親として、やっぱり素性のわかる街のお店が出店している食べ物は安心しますし、何より美味しいです。

 人気のふっかちゃんも登場し、ダースベイダーや戦国武将も歩いてたりします。

 Flowersでも、鉢や苗の安売りをして、たくさんのお客さんに来店していただきました。

 

 そんな中、明日の結婚式のブーケをせっせと作成しましたよ。

 

 

 淡いピンクのかわいらしいカラードレスに合わせて、二種類のソフトピンクのバラと、ビビッドなピンクのミニバラを合わせました。

 パールを入れて、上品さをプラス。異素材を使うのも楽しいです。

 特に、最近お気に入りのアイスピンク色のバラ、リメンブランスの、ドミナントグラデーションが美しい!

 私はどちらかというと、青みの感じられるピンクが好きです。

 暖色系よりも、寒色系を見分ける方が得意なのかもしれませんね。