京都しゃらら日記

長年住み慣れた香港から帰国。
新しい住処は、KYOTO!
京都でのしゃらら♪な生活をご紹介します。

世界一幸せな国ブータン(2日目)

2007-04-23 18:52:41 | trip


ホテルには暗くなってから着いたので、
周りがどんな所か分からなかったけど、朝が来て部屋から外に出てみると
すごく環境のいい谷にホテルがありました。
思わず、深呼吸。気持ちいい~♪

今日もいい天気に恵まれて、朝食後、いざ出発。
今日は、ブータンの中央に位置するジャッカルにあるブムタン谷に向かいます。

ずっと気になっていたのが、どんなに高い山間を走っても
必ず放牧の牛がいる事。
下の写真のように牛追いの人が着いているのは、めったになく
牛が好きな所を、好きな時に歩いているような気がします。


ガイドさんに聞いてみると、草を求めてみんな移動しているらしく
牛は帰ってきたら塩を与えているので、必ず帰ってくるそうな。
牛も賢いなあ...

途中、典型的なチョルテン(仏塔)を見学したりしながら、早めのランチ。



午後からは、トンサ ゾンを見学。



ちょっと余談ですが、ブータン政府は一日USD200ドルを外国人旅行者に
公定料金として支払う事を義務づけています。(25才以下は学割がきくらしい..)
え--っ!高い!と思うなかれ。
ホテル、ガイドさんの日当、ドライバーさんの日当、ガソリン代、食事代
食事の時に頼んだ飲み物代など、すべて込みの値段です。
そう考えると、それほどではないと思うんですが。。。
こういう風に義務づけないと、あまりにも簡単に入国でき
犯罪のないブータンが、侵されてしまうから!?(予想)


話は戻って、ブータンの山を走っているとこんなものを良く目にします。

これは山水が流れている所に、小屋を建てて
中は水車になっており、水の流れを利用して
筒状のモノがまわる用な仕組みになっています。
その筒には、経典が書かれていて、筒がまわる事によって経典が読まれ
水が聖水に変わると言うもの。
しかし、この水の美味しさは格別で、途中で水が無くなると
みんな止まって、水を確保していました。

その後、朝からトータルで約6時間のドライブで、
今日の目的地ジャッカルに到着しました。

このたびの中で、一番楽しみにしていた農家ホームステイ。
まるで、ウルルン滞在記のようなお家。
一回は、農機具などの納屋になっていて、2階が居住エリア。


夕方位に着いたら、バター茶で歓迎してくれる。
バター茶とは、その名の通りバターと紅茶、塩が入った
ブータンではポピュラーな飲み物。
そうしているうちに日が暮れて、お母さんが一言。
ごめんね昨日電気が来たから、今日はきっと電気が来ないわ。

そう言って、ロウソクの下、ご飯の準備にかかる。
私も野菜を切ったり少しはお手伝い。


ブータンでは、学校での授業がすべて英語で行われているので
若い世代は、みんな英語が流暢。
お母さん世代は、あまりできないけど、子供達がみんなで通訳してくれる。

おうちに行ってびっくりしたのは、子供達が両親のお手伝いを、ものすごくすると言う事。
2階の居住エリアには、流し台がないので
水はすべて1階の水通から運んでこないといけない。
水汲みから始まって、食器洗い、薪割り、などなど。。。
子供達は学校から帰ってきたら、
イヤな顔ひとつせず、お母さんのお手伝い。
実家に帰ったら何もしない自分の事が、少し恥ずかしくなった。。。

今日の晩ご飯は、いつものジャガイモのチーズ煮付け、
カリフラワーやメインの野菜炒めとご飯。
質素ながら、お母さんの作る料理はおいしく感じました。
ブータンの人は、手で食べる習慣があるので、ここでは私もその習慣にのっとる事に。
ご飯がぽろぽろこぼれて,食べにくい。
ソノ(一番下の女の子4才)はご飯のときは、いつもお父さんの膝の上に乗って
お父さんが、ご飯を手で団子状に握ってくれたものを食べます。
ソノは、いつもご飯の後すぐにお父さんの膝の上で寝てしまいます。

ご飯が終わったら、ブータンはすぐ寝るのが習慣。
じゃあ、おねえちゃん行こうかと子供達に連れられて外へ。
寝る前には怖いから、みんなでトイレ。
ブータンの農家は、家から少し離れた所にトイレがあって
真っ暗でちょっと怖い。

3?才にもなって、こんな事をと思うなかれ
みんなトイレでは用を足さず、好きな所で(はっきり言うとその辺で)
空を眺めながら、用を足します。私も、習慣にのっとって。。
用が終わって、空を眺めるとなんとすごい空!
こんなに空に星があったのかと言う位に、星が散らばっている。

あ~、こんな所に住みたい...。ホントに黒い所が狭い空でした。
そうして、私の2日目のブータンが終わりました。


ホームステイした農家のファミリー


農家のお家 上の写真の赤いものはマニ
(家族が通るたびにマニをまわします。まわす事で経典を読む事に)

世界一幸せな国 ブータン王国(1日目)

2007-04-16 19:11:50 | trip
以前から気になっていて、どうしても行きたかったブータンへ行ってきました。

結構ブータンを知らない人がいて、みんなにどこにあるの?って聞かれる。
ちなみに場所はここ
インドとすごく親密で、九州の1.1倍の大きさ、国土の70パーセントが森林。
ブータンを訪れる旅行者は、日本がアメリカに次ぐ第2位。
日本と良く似た気候で、四季折々の自然がとても楽しめる所。

何よりも何よりも、国民一人一人が幸せで、それは今回の旅行で
本当に感じたブータンの人のすばらしさ。
自分が幸せだから、人にも優しく幸せにできる人たち。。。

3月17日、朝6:50発Druk Air /KB121便は
定刻通り新しいバンコク新空港スワンナプーム空港を出発。
民族衣装のキラを着たクルーがお出迎え。
離陸後すぐに食事のサービスが始まり
ベジタリアン、ノンベジタリアンのチョイスで
私はもちろんベジタリアン。
朝から豆カレー(!?)でも美味しかったよ♪

朝早かったので、食後にぐっすり寝てしまい
機長のアナウンスで起きる。
機長によると、もうすぐすると左手にヒマラヤが見えるそうな...

じゃ~~ん!!(奥のピンクががっているのがヒマラヤ山脈)



いきなり感動!ヒマラヤなんて見れると思っていなかった!

その後、エアバス319は、ホント尾根に翼が引っかかるんじゃないかと思うくらい
深い谷をアクロバティックに、着陸寸前に大きく右旋回して無事着陸。
香港のカイタック空港時代を、ちょっと思い出した。

着いてみると、何てのどかなパロ国際空港!




滑走路脇の道

その後、ガイドさんドライバーさんと合流して
空港近くのブータン最古の寺院キチュラカン参拝。
ブータンの人たちは敬けんな仏教徒で、仏教は生活の一部で
ブータン王国の仏教を守る為に、
家庭から一人はお寺に僧侶に出すそうです。
上のお寺にも、下は7~8才位、上は10代後半と思われる子供が
僧侶として修行していました。

その後、お昼になったので近くのレストランで昼食をとる事に。
顔はアジア人なのに、結構インドの影響を受けていて
カレーは一日に必ず食べるそうです。
                         
ブッフェ形式のランチ。
菜の花の炒め物、豆の炒め物、豚肉、
左奥はブータンの食卓に欠かせない唐辛子にチーズをまぶしたエマダツイ。

その後、舗装されていない山道をドチェラ峠をめざしてドライブ開始。
途中、工事のため山道で1時間道が封鎖。



なんやかんやで、ドチェラ峠に到着。
またもやヒマラヤが奇麗に見える。ガイドさんいわく、
いつもいつもヒマラヤが見える訳ではなく、
You are lucky!!と言われる♪


その後、また山道を下がっていき
かつての首都プナカ ゾンを見学。

このお寺は、男川、女川の中須に立っていて
川と山に囲まれたステキな環境にあるお寺。
                    
つり橋を渡ってお寺の中へ。


日も落ちてきて、急いで今日泊まるガイドさんの出身地、
ウォンディフォルダンのホテルに。。。
チェックイン後、シャワーを浴びて夕食の時間に。

食堂におりていくと、お昼とほとんど同じメニューに加えて
薄味の焼きそばチックなものが加わる。
質素な仏教国ならではの食事。
それなら、今日から完全ベジタリアンで通す事を決心。

ブータンでは、殺生を嫌って肉類はすべてインドで加工されて輸入される。
なので、新鮮なお肉はほとんどなく、乾燥肉がほとんどだとか...
食後は、お部屋で本を読んだり、音楽を聴いたりして
ゆっくりと過ごす。。。といきたかったけど。。。

近所で犬が30匹位、一斉にずっと吠えてて
うるさくて、ゆっくりできないよ....(涙)
殺生を嫌うブータンだから、犬達もその辺にごろごろいる。
ブータンの犬は幸せ者だね。



宿泊したウォンディフォルタン ドラゴンネストリゾート