flagburner's blog(仮)

マイナーな話題を扱うことが多いかもしれません。

ルポルタージュ・コミックの・・・

2007-08-05 20:53:10 | 本の感想
『パレスチナ(原題:Palestine)』、ジョー・サッコ著・小野耕世訳(いそっぷ社)を読んだ感想。
・パレスチナ(amazon.co.jp)

とにかく、絵が気持ち悪い。
名誉のために書くと、サッコ氏の絵は別に下手じゃないのよ。
ただ、サッコ氏の絵柄が日本人にとって受け入れやすいかというと怪しいが。

サッコ氏は、自分がパレスチナ・イスラエルへ取材に行ったときの体験を通じて、パレスチナ・イスラエルで何が起きてるのかを伝えている。
また、パレスチナ・イスラエルの歴史や事件の背景についても(少々)記している。
ただ、原版(注)が出てからこの作品が出るまでに相当時間が経ってるので、内容が古くなってるのは勘弁。
後、伝えてる内容についてはちと浅め(?)なので、もっと知りたい場合は某広河隆一氏の『パレスチナ・新版』あたりを・・・(宣伝)。

個人的には、小学校高学年の教室にあるかもしれない本棚に、こっそり置いて欲しいものだ。
そして、この作品を読んだクソガキ共子供たちの反応が気になるところだ。


評価:7.5/10点
某ゴーマニズムよりか、ずっと人に勧められるのは確か。


注:
翻訳版は2004年に発行された作品集が元ネタ。
作品集に収録されてる作品が、1992年から1996年までのものだから。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。