【ありのままでいいでしょ】2006・3・6
・・・土曜日のこと
以前に書いた提出課題を結局、待てども待てども3名が出しませんでした。
「出さないんだからほっとけば...」という人もいるでしょうが、自分の性格的にはなかなかそれができません。補強終了後、20分くらい、いろいろと話をした。
「君たちにそれが必要だと思ったからそうしているんだ」
「練習でも同じだ。無駄だと思うことをさせてるつもりはない」
「今日の4時まで待とう」
結局、更に待ったにもかかわらず、誰も出さなかった。
・・・日曜日のこと
この日は大会なのだが、未公認大会なので通常通りの練習を行なってから会場へ移動する。
5000Mを越す練習を終了したあと、また20分くらい話をした。
「俺はお前達を信じてやっている」
「だからずっと待っていたけど、結局出さなかった人もいたな」
「今日の練習もそう。時間前に来ているのに“お友達”が来なきゃ行動できないために遅刻する、“ハード”となっているメニューでもタイム計ってなきゃしっかりやれない」
「お前達にいろいろな話をしてきたつもりだが、どれだけが理解して、どれだけが実行しようとしているのか分からないよ」
「もっと言ったら、お前達が本当に俺を信じてやる気があるのか、不安だらけだよ」
「そんなコーチがこれからもお前達の指導をしていていいのか考えさせられるよ」
「コーチなんて大変なだけだからやめたいと思うことだってあるよ」
「でも辞めない、辞めれない。自分には夢がある。カンタンには諦めたくないし、捨てられない。だから続けている」
子ども達の前で弱音を吐く。
コーチの人からすれば、
『バカかこのコーチ』と思われてしまうかもしれないが、これまでも何度かある。
「コーチだから偉いとは思わない。コーチだから絶対に正しいとも思わない。コーチだから頭が良いとも思わない。ただ、君達より年を取っている分、いろいろな経験をしているだけだ」
よく子ども達に言っている。
自分は子ども達(選手、学童、幼児全てのクラスの子)に対して
ありのままの自分で接したいと思っているから。
会場への移動直前
「遅くなってごめんなさい」
一人の選手が提出物を持ってきた。