タカ君2

2006-03-20 21:52:49 | ひとりごと

【タカ君2】2006・3・20


 


毎週月曜日に“タカ君”のスイミングがある。


 


まずは今週のタカ君から


彼、英語に興味があるんです。以前にもプールの時計を指差して「クロック!クロック!」と叫んでいたことがあった。


今日も来るなり僕のところへ来て肩を指差し、


「ショルダー!」と言っていた。どこかで習うんだろうか?


 


今、タカ君はみんなと一緒に面かぶりキックを練習している。上手くバタ足をする時もあれば、他に興味がいってしまう時もある。しかし、必ず自分の順番の時になるとちゃんと待ってるようになっている。


ここに至るまでには時間がかかったけど、周りのスタッフはもちろんのこと、一緒にやっている子ども達の協力があってのこと。


みんなと一緒に並べるようになってから1年半くらいになるかな。それまでは縦横無尽にプール内を好き勝手に泳ぎ回っていた。


うちのプールには“ターザンロープ”なるものや“ブランコ”と呼ばれる変わった遊具がある。


それを下で泳いでいる子がいるのにやるのだ。この時はさすがにヒヤヒヤもん。「いけません」と言ってもやりたいものはやりたい、だから止めさせるのではなく、やってもいいタイミングを教えた。


僕は離れているところから「まだいけません!」「いいです!」と叫んだ。毎回は上手くいかなかったけど、半分はそのタイミングを守れた。


しばらくするとその遊具への興味は遠のいていき、泳ぐことに興味を持つようになり今日に至る。


彼、結構上手に泳ぎますよ。


もう少ししたら手をつけてクロールにチャレンジできたらいいなと思っています。


でも、彼からたくさんのことを学んだ。小さなことでもみんなと同じようにできた時の喜びはたまらない。


自閉症って病気じゃないので一生治ることはありません。でも訓練によっては改善される。自閉症の子ってすごく純粋なんですよ。よく癒されることがあるんです。


 


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