君へ15

2006-11-29 00:09:58 | 君へ

 


 


“こころ”を開き、そして“こころ”を開いてくれていた


私が『とも』と呼んだ仲間達


そのDNAを引き継いでくれた最後の一人になってしまったかもしれないね


 


進んでしまった時計の針はもう戻せない


どこかで少し歯車がずれてしまったようだ


それは私の想いに陰りが見え始めた頃なのだろうか


 


君は言っていたね


「あの頃の私の方が好きだ」と・・・


私もあの頃の自分の方が好きなんだ


君や私が好きだったあの頃の自分・・・


君はいつまでも変わらないでいてくれるね


 


君の変わらないひたむきな想いが


切れかけていた私の“こころ”の糸を繋ぎ始めてくれている


 


溢れ出すほどの情熱を持って戻れないかもしれない


君や私が好きだったあの頃のような私ではないかもしれない


戻ってくるのは新しい私なのかもしれない


 


君のそのひたむきさがそこにある限り


私は立ち止まっているわけにはいかないね


私は動かないわけにはいかないね


 


私にはそのひたむきさを裏切るだけの勇気はない


『とも』と呼べる者を裏切ることだけは絶対にしたくないから・・・


 


あとほんの少しだけでいい


もう少しだけ時計の針を止めておかせてくれないか


すぐに動き始めるよ、約束する


 


ひたむきな君の“こころ”を感じられるだけの“こころ”が残っていて本当に良かった


“こころ”の糸を繋ぎ直してくれてありがとう


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