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南魚沼~わが故郷から~

四季折々姿を変える豊かな自然を次世代に
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手のひらの幸せ

2010年09月16日 | Weblog
手のひらの幸せ

全編新潟県で撮影された映画。ようやく観ました。
「日本に生まれ、日本人であることだけで幸せ」そんなことを感じさせてくれる1本の映画。

高度成長の時代が始まろうとする昭和33年、二人の兄弟は祖父の死とともに、出稼ぎに行き行方不明の父以外の家族をすべて失った。
里子になる弟、兄は里子を拒否し、一人で生きる。
そして父を捜す、しかし父は昭和33年最後の現金書留を家族に送った直後に事故死していた。

兄の弟を思う優しさ、兄を慕う弟、二人の兄弟の人々との出会いはとても純粋で、賢明に生きる姿が、まぶしいほど美しい。
兄弟がたどる人との一期一会が、これほど人とは優しい存在であるのかと教えてくれる。
兄の突然の死、父と同じ運命だったのか、ひとり残された弟は、ささやかだが、家族の絆を大切に生きる人生を選択し、生きる。

時代を越えた「人とはこうなんだよ」と、何の誇張もなく自然に流れるストーリー、一部の隙もないシナリオ、映像、
そして演技、素直に感動させてもらいました。

新潟が舞台であることもうれしい、懐かしく美しい風景に見とれてしまいました。

監督 : 加藤雄大
原作 : 布施明
出演 : 浅利陽介 、 河合龍之介 、 村田雄浩 、 生稲晃子 、 角替和枝 、 六平直政 、
    永島敏行 、 仲間由紀恵 、 西田敏行

関連→ 森民夫の「ほっと一息」 

     手のひらの幸せ  レビュー

 評価はいろいろですね。