goo blog サービス終了のお知らせ 

南魚沼~わが故郷から~

四季折々姿を変える豊かな自然を次世代に
活き活きとした顔が溢れる元気なまちをつくろう

天地人 第3回 「殿の初恋」

2009年01月19日 | 天地人
先週の景勝・兼続主従に引き続いて上田衆、そしてお船の方など本格的に登場となった第3回、
登場人物それぞれのキャラクターを強く印象づけた展開、楽しく観ることができた。
不安なのは機転は利くし優秀なのはわかるが、空回りばかりの兼続。

武田信玄はこの物語には登場しないが、この時代、いかに強大な存在だったのかが、その死を
知るときの信長や謙信から伺える。
武田信玄の死を知りながら京を目指そうとしない謙信に、若い兼続は疑問を感じるだろうが、
それが上杉流「義の道」か。
原作にはない信長が必ず毎回登場してくるが、何の伏線だろう?
「天・地・人」の意味を語るのも信長、これから信長絡みで何を出してくるのか、興味が湧い
てくる。

さて今回のMVP・・・「お船の方」でいきたい。
馬も上手に扱えるし、隙のない気丈さ。湖畔で母の手紙を読みながら涙を流す兼続に言った「泣き虫」
というセリフとは裏腹の優しい表情の対比がとても良い。

№ 2 樋口兼続
 少年時代の兼続、おおらかで生真面目で涙もろくて、頭の回転が速く、ついつい突っ走って失敗。 
 母親思い、主君思いの明るい性格。
 暴れ馬の前に飛び出して幼子を救う無鉄砲な勇敢さも併せ持つ、これはみんなに好かれるキャラクター。
 妻夫木さん楽しそうに演じているように見える。「これはしたり」が多すぎか。

№ 3 上杉景勝
 何となく損な役回りの今回、寡黙さと生真面目さ、兼続には遠慮しない兄のような無邪気さ、
 北村・景勝さんのコミカルな演技もとてもおもしろかった。
 出陣のとき、兼続の初陣が叶わぬ無念さと主君の武運を願うことばに、「わしは まだ死んではおらん。
 これではまるで通夜のようじゃ。」と冗談で周囲を笑わせ、兼続にしっかりと「留守を頼む。」
 と声をかける。・・良い大将・兄貴ぶり。

 上杉景虎
 美男。舞も素晴らしいし、評定での「我らは、御屋方様の言うとおり越中へ向かうべきでございます。
 西へ(京へ)向かう戦には義がございませぬ。」
 これも予想プラスαの初登場か。

 上田庄の父母
 兼続を語るシーン、親らしい息子への心配と期待が、ほのぼのと伝わってくるシーン。 
 母お藤の兼続に会いに春日山に行きたい気持ちが、なんとも・・。

 上田衆
 あのこども達がこんなに成長したのかと感慨。チームワーク抜群、景勝代役での田舎踊りの盛り上がり、
 出陣シーンでのパパイヤ・登坂の兼続へのガッツ・ポーズもいい。

3回目になると、大体のシナリオや演出、それぞれの役者さんの演技やBGMといったドラマの
基本構成が見えてきて、以降続けて観るか、ほとんど観なくなるのが、自分の大河視聴パターンなのだが、
今年は南魚沼が生んだ英雄というプラス要素はもちろんあるが、面白くなりそうに思っている。
もう少し骨太なところが多くあってもいいが・・。

さて次回は 第4回 「年上の女」 期待!