教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

未来の先生展2018「デザイン思考などを活用した21世紀型能力開発プログラム」

2018-09-20 | 研修・セミナー・講演など
9月15-16日に行われた未来の先生展のレポート第2弾

今回は、参加セッションの中から、「デザイン思考などを活用した21世紀型能力開発プログラム」(学校法人角川ドワンゴ学園)についてお伝えします。

通信制高校として華々しくデビューを飾った角川ドワンゴのN高等学校。
先日は、来春の中学校の開設も発表して話題になっていました。

今回の未来の先生展でも、N高校関係のブースや発表は多くの人が集って話題をさらっていました。

さて、私が参加した、上記セッションは、主に通信制の課程の中で組まれている特別活動についてでした。
牧場体験やイカ釣り漁船での5日間のアクティビティ、高野山に籠って僧と生活をともにするなど・・・

通信制高校なので、普段の活動はほとんどがネット上でということなのですが、
こうしたアクティビティにも力を入れているようです。

さまざまなアクティビティを用意するというのでしたら他の通信制高校なども行っている普通のお話しなのですが、ここで話題にしておきたいのは、こうした活動に2つの大きな特徴があるということです。

1.デザイン思考や、21世紀型スキルなどを加味し、活動によって生徒がどう変わったかなどのエビデンスも客観的にとろうとしていること

2.いまは特別活動をテストケースとして行っているけれど、これを普段の部活動にも応用させていく、すなわち、21世紀スキルなどと関連させ意識付けさせた活動として扱っていく

というところでした。

特別活動をやって、単に「いい経験になったね」という生徒の感想で終わらせないという姿勢が評価できると感じました。その背後には、キャリア教育としての位置づけ、大学教員などのアドバイスを受けながら戦略的に進めているなぁという印象を持ちました。

N高校が参考にしているスキルは、以下になります。
WHOライフスキル
ACT21sが提供する21世紀型プログラム

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