ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

77年 ブラザーズ・ジョンソン "Strawberry Letter #23"

2020-11-30 22:00:00 | Jazz Funk
Strawberry Letter #23 performed by Brothers Johnson



ブラザーズ・ジョンソンの音楽性を考えるときにクインシー・ジョーンズを切り離して考えることはできないだろう。ブラザース・ジョンソンはクインシーの75年のアルバム『メロウ・マッドネス』への参加を経て、クインシーのプロデュースで1976年にアルバム『ルック・アウト・フォー・No.1』でデビューしている。時はディスコ全盛期、当時は珍しかったチョッパーベース奏法(今のスラップ)とダイナミックな演奏スタイルが時代にマッチしてヒット曲を連発した。

本日取り上げたStrawberry Letter #23の作曲者シュギ―・オーティスのバージョンも当然オリジナルでしか味わえない仕上げになっているのだが、個人的にはブラザース・ジョンソンの(というかクインシー・ジョーンズの)アレンジが一枚上で、筆者は数十年に渡ってこちらのバージョンを愛聴している。

クインシーと言えば、70年代から80年代にかけて彼がプロデュースを手掛けるアーティストのアルバムレコーディングには必ずと言って良いほど弟のルイス・ジョンソンがベースで呼ばれていたのが面白い。クインシーが考えていた「当時のグルーヴ」にはルイスのベースが不可欠だったのだろう。世界で一番売れたアルバムで言えば、マイケル・ジャクソンのアルバム『オフ・ザ・ウォール』、『スリラー』、『デンジャラス』そしてヒット曲「ビリー・ジーン」と「今夜はドント・ストップ」等でルイスが「クインシー風味」のベースを演奏しており、何時まで経っても古くならないグルーブを作り上げている。

コメント
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