ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

Zazueira performed by Meta Roos & Nippe Sylwens Band

2015-02-15 20:00:00 | Zazueira
スタンダートと呼ばれる曲は時代を超えて存在感を誇示し続ける。

ジョルジ・ベンJorge Benのマシュ・ケ・ナダMas Que Nadaが時代ごとに、アーティストごとに解釈を変えて歌い継がれるように、彼のザズエイラZazueiraも半世紀に渡って世界中のアーティストから高い評価を受け続けており、今日も地球のどこかで演奏されているはずだ。

私がZazueiraを初めて聴いたのはエリス・レジーナElis Reginaのアルバム"In London"(1969)に収録されたカバーだった。リズミックなエレクトリック・ピアノに導かれて昂まっていくエリスの歌声は瑞々しく生気に満ち溢れていて、一聴して魅了された。

1972年には少しだけジャズタッチのアレンジが施されたZazueiraがBossa Rioによって歌われており、エリスの作品とは違う味わいを楽しめた。

そして1978年、スウェーデンのジャズ・フュージョンバンドMeta Roos & Nippe Sylwens BandによってZazueiraがレコーディングされたのだが、このバンドのカバーがリアルタイムでヒットした訳ではなく、90年代以降クラブDJによって発掘され爆発的に広まったと記憶している。

このZazueiraが収録されているアルバムには他にビリー・ジョエルのJust The Way You Are、ロバータ・フラックがヒットさせたFeel Like Making Love、キャロル・キングのYou've Got A Friendなど時代を代表する名曲の数々が洗練されたアレンジで歌われており、私の愛聴盤の一枚になっている。





作品の詳細はこちらから。





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