カテリーナ・バレンテCaterina Valenteは1960年代において世界各国のテレビ番組にゲスト出演しているのだが、自分の看板番組も多数持っていた。調べてみると、イタリアだけでもBonsoir Caterina(12回放送)、Nata per la Musica (12回放送)、Bentornata Caterina(3回放送)、そしてUn'orainsieme (特別番組) という数多くの番組でイタリアの視聴者を魅了していたことが分かった。
彼女がパーソナリティをつとめる番組のひとつ、Bentornata Caterina! (直訳すると「おかえりなさい、カテリーナ!」)でブラジル音楽を取り上げていた映像があった。曲は1967年にリリースされたEdu LoboのUpa Neguinhoなのだが、ゲストでお洒落にアレンジされた伴奏を披露するのが、なんとSergio Mendes & Brasil '66だ。この時代から音楽ビジネスはグローバルだったのだなぁと感心する。