今年2月、地下鉄の車内で交際女性が痴漢の被害に遭ったとうその申告をしたとして、虚偽告訴などの罪に問われた元大学生蒔田文幸被告(24)の初公判が29日、大阪地裁で開かれ、同被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。弁護側は、自白による刑の減免を主張した。
検察側冒頭陳述によると、蒔田被告は示談金目当てで痴漢でっち上げを計画。交際していた女(31)を被害者役にし、「(自分が)目撃者の好青年をやる」「気の弱そうな中年の男を狙え」などと指示した。
起訴状などによると、蒔田被告は女と共謀。2月1日夜、大阪市営地下鉄の車内で男性会社員の腕をつかんで駅長室に突き出し、警察官に「近くにいた男が下腹部を触った」などとうその申告をした。
会社員は現行犯逮捕されたが、翌日釈放。7日夜、女が「痴漢はうそです」と警察に自首し、でっち上げが発覚した。女は虚偽告訴などの容疑で書類送検されている。
検察側冒頭陳述によると、蒔田被告は示談金目当てで痴漢でっち上げを計画。交際していた女(31)を被害者役にし、「(自分が)目撃者の好青年をやる」「気の弱そうな中年の男を狙え」などと指示した。
起訴状などによると、蒔田被告は女と共謀。2月1日夜、大阪市営地下鉄の車内で男性会社員の腕をつかんで駅長室に突き出し、警察官に「近くにいた男が下腹部を触った」などとうその申告をした。
会社員は現行犯逮捕されたが、翌日釈放。7日夜、女が「痴漢はうそです」と警察に自首し、でっち上げが発覚した。女は虚偽告訴などの容疑で書類送検されている。