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「吉兆の味。鹿児島牛で売る必要ない」前社長の指示で但馬牛と偽る 船場吉兆

2008-05-29 10:12:02 | 事件
吉兆よ!いい加減にひっそりと暮らせ

料理の使い回しなど相次ぐ不祥事で廃業が決定した高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)の牛肉産地の偽装表示事件で、湯木正徳前社長(74)が昨年初め、九州産牛肉で作ったみそ漬けのサンプルを試食した際、「吉兆の味。鹿児島牛で売る必要はない」と話していたことが28日、わかった。大阪府警は、前社長が長男の喜久郎前取締役(45)に九州産を但馬牛と偽装するよう指示したとみて、不正競争防止法違反(原産地偽装)容疑で書類送検する方針を固めており、立件の時期などについて大阪地検と協議している。

府警はこれまでに前社長の妻で女将の佐知子社長(71)からも事情聴取。「表示の違いに気づいていた」と話したものの、職務権限が経理と接客に限られ、仕入れには関与していなかったとみている。
 調べや関係者によると、正徳前社長らは共謀し昨年3~10月ごろ、九州産牛肉を原料にした贈答用のみそ漬け商品約100個を但馬牛や三田牛と虚偽表示し、百貨店などを通じて販売した疑いが持たれている。
 偽装表示のきっかけは昨年1月ごろとみられ、本店で正徳前社長と喜久郎前取締役が鹿児島産牛肉で作ったみそ漬けのサンプルを試食。この際に、正徳前社長が「吉兆の味になっている」と、但馬牛のみそ漬けと遜色(そんしょく)ないと判断し、産地表示も「鹿児島牛で売る必要はない」などと但馬牛ブランドのまま販売するよう指示したとされる。
 同社は兵庫県内の業者から但馬牛や三田牛を仕入れる一方、平成15年秋ごろから福岡県の業者と九州産の取引を開始。昨年3月以降、九州産ロース肉を増やしていた。しかし産地表示は変更されず、昨年夏に複数の調理人が指摘したが、聞き入れなかったという。
 正徳前社長は聴取の際、九州産牛肉の仕入れを喜久郎前取締役に指示したことを認めたうえで、「肉の品質に差がなかったので従業員に産地偽装を指摘されても何てことないやろと思い、そのままにしておくよう指示した」と説明。
 喜久郎前取締役も「ラベルの張り替えに金がかかるのでそのままにしていた」と話しているという。


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