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浄空法師説法研究

浄空法師の説法に学びながら、日本語に翻訳して紹介しています。

孫悟空の七十二変化は少なすぎる

2012-03-17 | 【仏陀の教育】


孫悟空七十二變太少了 / 孫悟空の七十二変化は少なすぎる
文摘恭錄—大方廣佛華嚴經(第二O九八)2010/2/3

在《華嚴經》裡面說叫大小不二,沒有大小。這裡廣就是大,廣大,狹就是小,自在了。大中現小,容易,我們容易理解。小中現大,我們就不容易理解了。可是我們在《華嚴經》上­看到,微塵裡面有世界,有什麼世界?跟我們現前這個世界一樣大,在微塵裡頭,好像它縮小的縮影在微塵裡頭,微塵沒有放大,世界沒有縮小,微塵裡頭有世界,那個世界裡頭還有­微塵,那微塵裡頭又有世界。有沒有盡頭?沒有盡頭。
『華厳経』の中には「大小不二(脚注1)と説かれています。大小はありません。この中の「広」とは大きい事、広大なことです。「狭」とは小さい事、自在であることです。「大」の中に「小」が現れるのは、容易に理解することができます。「小」の中に「大」が現れるというのは、理解し難いものです。しかし私たちはそれを『華厳経』の中に見ることができます。微塵(みじん)(脚注2)の中に世界があると説かれています。どんな世界でしょう?私たちの目の前にある世界と同じ大きさの世界が、微塵の中にあります。それは縮小された縮図が微塵の中にあるようなものですが、微塵は拡大せず、世界は縮小することなく、微塵の中にそのまま世界があります。その世界の中に更に微塵があり、その微塵の中に更に世界があります。その果て(極点)はあるのでしょうか?果てはありません。

佛給我們講這個境界,叫不思議境界,你沒有法子去想像,你決定想像不到,這是真的不是假的,這是諸法實相。這個境界有誰­進去?多!多得很!普賢菩薩常常入微塵世界。而且還不可思議,一入一切入,普賢菩薩入這一粒微塵的時候,每一粒微塵境界裡都看到普賢菩薩,就像《華嚴經》末後所講的彌勒樓­閣一樣,真的是無比的殊勝莊嚴!
仏陀は私たちにこの境界を説き、不思議の境界と言いました。あなたは想像しようがありませんし、想像することはできません。これは真実であり、偽りではありません。これが諸法実相です。この境界には誰が入れるのでしょう?たくさんいます!普賢菩薩はいつも微塵の世界に入っています。しかも更に不可思議なことに、この境界に入れば一切ありとあらゆるところに入ります。普賢菩薩が一粒の微塵の中に入ると、すべての微塵の中に普賢菩薩が見られます。『華厳経』の最後に説かれている弥勒楼閣と同じように、これは真に類のないほど殊勝で荘厳なことです!

  所以我們每天拜佛,現在加上,後頭加上一句,要拜什麼?要拜十方剎土微塵法界,微塵裡頭有法界,是一不是二。你說入這個境界,絕對不是四聖法界裡面的三乘,聲聞、緣覺、菩­薩所能夠理解的。這一段跟你講廣狹,你入這個境界之後,你現身,絕對不止孫悟空七十二變,那個是太小了,你能夠現無量無邊無數的身相。而且怎麼樣?應以什麼身相,你就現什­麼身相,不是自己的意思,自己沒有起心動念,每一粒微塵都有!這是什麼?自性法爾如是,不思議的境界,這在佛法裡頭真正可以稱得上叫得大自在。
ですから私たちは毎日仏様を拝みますが、今は最後に一言加えています。何を拝むのでしょう?十方刹土微塵法界を拝みます。微塵の中に法界があります。これらは一つであって二つではありません。この境地に入ることは、絶対に四聖法界(脚注3)の中の三乗(脚注4)、声聞、縁覚、菩薩が理解できるものではありません。(『華厳経』の)この一段は「」「」について説かれていますが、あなたがこの境地に入れば、あなたの現身(現世に現れる身)は、孫悟空の七十二変化どころではありません。それは非常に小さいもので、あなたは果てしなく無数の身相(しんそう/仏のこの世に現じたときの姿)を現すことができます。そのうえ、どの身相で(救済に)応じるかによって身相を現します。それは自分の意思ではなく、起心動念(心の起こり、念の動き)はありません。一粒一粒の微塵にすべて現れるのです!これは何でしょう?自性法爾如是、不思議な境地です。(この境地に達したら)仏法の中では、真に大自在(脚注5)を得たと言うことがでます。

<脚注>
1.「大小不二」・・・・大小の区別がなく、実際は一つであること。(筆者)
2.微塵(みじん)・・・・物質の最小単位である極微(ごくみ)を中心に、上下四方の六方から極微が結合してできた極めて小さい単位。
3.四聖法界
(ししょうほっかい)・・・・四つの悟りの世界。さらに迷いの世界(六道)を合わせて、十界という。
十界(じっかい)・・・・悟りの世界を四つ(四聖法界)、迷いの世界を六つ(六道)に分けた世界観。
  【悟界】(四聖法界)
   ・仏界、菩薩界、縁覚(えんがく)界、声聞(しょうもん)界。
  【迷界】(六道輪廻)
   ・天上界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界。

4.三乗(さんじょう)・・・・声聞乗、縁覚乗、菩薩乗。「乗」とは乗り物のことで、衆生を悟りに導く三種の教法を乗り物にたとえたもの。
5.大自在(だいじざい)・・・・思いのままに自利他利の行を行うことができる、一切の障害を受けない自在の境地。

<参考>
孫悟空・・・・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E6%82%9F%E7%A9%BA
ちなみに中国で孫悟空といえば、役者の六小齢童(リュウシャオリントン)さんです。ご参考まで。
<六小齢童の『西遊記』人生>:
http://www.peoplechina.com.cn/wenhua/2009-09/23/content_218501.htm
<六齢童公式サイト>:http://xiyouji.gozaru.jp/


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