浄空法師説法研究

浄空法師の説法に学びながら、日本語に翻訳して紹介しています。

仁義礼智信と身体の関係

2011-12-13 | 【伝統文化の復興】


仁義理智信與身體的關係 / 仁義礼智信と身体の関係
文摘恭錄—大方廣佛華嚴經(第二O九八)2010/2/3

我們老祖宗知道,我們身心的健康與行有關係。所以《左傳》裡頭有一句話說:「人棄常則妖興。」常是什麼?常就是,五常是五種性,人必須要遵守的。為什麼?你身心健康­。古人所講的「修身齊家治國平天下」,這個行是修身,身心健康,你家就齊了,這個齊是你家就興旺了,修身齊家治國平天下與品的修養成正比例。
私たちのご先祖様は、心身の健康は徳行と関係があることを知っていました。ですから『左伝』の中には「人棄常則妖興」(人常を棄つれば則ち妖興る)注1とあります。常とは何でしょうか?常とは徳のことです。五常は五つの性徳であり、人が必ず遵守しなければならないものです。なぜでしょう?あなたの心身が健康になるからです。古人が言うところの「修身(しゅうしん)齊家(せいか)治國(ちこく)平天下(へいてんか)注2です。この徳行は修身です。心身が健康であれば、あなたの家は整います。整うというのは、あなたの家が盛んになることです。修身・斉家・治国・平天下と人の品性・道徳の修養は正比例するものです。
--------------------------------------------------------------------------
 【注1】 人棄常則妖興・・・・(人常を棄つれば則ち妖興る)人が常識を失えば妖怪が栄える。(『春秋左氏伝』)
 【注2】 修身斉家治国平天下・・・・身を修め、家を斉(ととの)え、国を治め、天下を平らかにす。(『礼記』大学の言葉) 天下を治めるには、まず第一に自分の行いを正しくし、次に家庭をととのえ、次に国家を治め、そして天下を平和にすべきである。
--------------------------------------------------------------------------

  五常,這基本的道觀念,五個字:仁、義、理、智、信。仁者愛人,我們有沒有用真心去愛過別人?愛人,是你的天性,是你的性。不愛人,這個就沒有了;不是沒有,是你疏­忽了。
五常注3、これは基本の道徳観念であり、仁、義、礼、智、信の五文字です。仁者は人を愛します。私たちは真心で人を愛したことがあるでしょうか?人を愛することはあなたの天性であり、性徳です。人を愛さなければ、この徳はなくなってしまいます。本当になくなるのではなく、自分で疎かにしているのです。
--------------------------------------------------------------------------
 【注3】 五常(ごじょう)・・・・仁・義・礼・智・信の五つの道徳。(『漢書』)
  仁(慈愛、優しさ)、義(道義、義侠心)、礼(礼儀、礼節)、智(善悪を見極める智慧)、信(信義、信頼)の五つの徳のこと。
--------------------------------------------------------------------------

仁在我們身體內臟裡面的對應,是肝臟。不知道愛人的人,自私自利的人,肝臟就有毛病,就不健康。
仁は私たちの内臓の肝臓と関連があります。人を愛することを知らない人は、自分勝手な人であり、肝臓に問題が生じて健康ではなくなります。

義,義是循禮。起心動念,言語造作,要合情合理合法,這就叫義。不義­的人,就是他起心動念、言語造作與情理法是相違背的,那不義的人。義對應內臟,是肺;換句話說,你肺一定出毛病。
義。義とは礼に従うことです。心の使い方や言葉や行為は、情に適い、理に適い、法に適っていなければなりません。これが義です。不義の人は、心の使い方や言葉や動作が道義に反しています。それが不義の人です。義に関連する内臓は肺です。言い換えれば、(義に反している人は)肺に必ず問題が生じます。

禮,禮是謙虛恭敬,無論是對人對事對物。如狂妄自大,傲慢­,這是無禮,無禮的人,心臟一定有毛病。
礼。礼とは人や物事に対する分け隔てのない謙虚、恭敬(きょうけい)の心です。もし尊大で傲慢ならそれは無礼であり、無礼な人は心臓に問題が生じます。

五常第四個是智,智慧,智者不惑,不迷惑。迷惑顛倒的人沒智慧,他腎臟就有問題。
五常の四番目は智、智慧です。智者は惑わず、迷いません。迷ってうろたえる人に智慧はなく、その人は腎臓に問題が生じます。

末後一個字是信,誠信,對人要真誠,要講信用。如­果沒有誠信,沒有誠信是欺騙別人,他的脾胃就有毛病。
最後の一字は信です。誠実さ、人に対して誠実で、信用を重んじることです。もし誠実でなければ人を騙すことになり、そのような人の脾・胃には問題が生じるものです。

所以,我們內臟一身要是出毛病的話,你就好好的去修這五個字,這五,認真的去修仁義禮智信。怎麼個修法呢?給諸位說­,全在《弟子規》裡頭。真正把《弟子規》學好了,統統落實了,你身體裡頭本來有疾病的,自然會好。
ですからもし内臓に問題が生じたのであれば、この五文字、この五徳をしっかり修めなければなりません。真摯に仁義礼智信を修めなければなりません。どのように修めればよいのでしょう?皆さんに言っておきますが、すべて『弟子規』注4の中にあります。本当に『弟子規』を学び、すべて実行すれば、あなたの体に疾病があったとしても、自然によくなります。
--------------------------------------------------------------------------
 【注4】 『弟子規』(でしき)・・・・儒教の生活規範をまとめたもの。
 『弟子規』日本語訳:
 http://blog.goo.ne.jp/fayuan/e/d877ee1397e2bbee90443cda029b6679
--------------------------------------------------------------------------

這個好,真正好的中醫,他懂這個道理,藥物對你的幫助只有三分,七分是你­覺悟了,你心態轉變了,我知道無條件的愛人愛物,仁民愛物。我懂得道義,我知道謙虛,我知道尊敬別人,我不再迷惑了,我不再欺騙人了,你的內臟裡面的問題統統會恢復正常。
これは良いものです。本当に優れた中医(漢方医学)は、この道理を知っています。薬の助けは三分に過ぎず、残りの七分はあなたの自覚によります。あなたの心が変われば、無条件に人や物を愛することを知り、人々に仁慈を施し、物を大切にします。道義を知り、謙虚な心を知り、人を尊敬することを知り、二度と迷うことなく、二度と人を騙すことがなければ、あなたの内蔵の問題はすべて正常に回復します。

<参考>
こちらのサイトで『黄帝内経』の理論を整理した相関図が見られます。ご参考まで。
http://douin.jp/kenkouhou.html
 五常: 仁 礼 信 義 智
      ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 五臓: 肝 心 脾 肺 腎

第一回更新 2011-12-13
第一回訂正 2014-09-20


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 佛や菩薩に起心動念はあるか | トップ | 三顧の礼 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。