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真の健康は、精神的、情緒的、社会的な健康状態を言います。そんな健康を目指す生活行動の決め手に太極功があります。

王宗岳の太極拳論

2005-11-08 | Weblog
太極拳の原点と決め付けられないが、1795年「陰符槍譜」という槍術の書物を出しています。文武両立の学者ではなかったかな?この槍術の書き出しが「太極から両儀を生み、この陰陽両儀を以って名とする」とあるが、内容は周敦頤(1017~)の
「周子全書」を読んで引用したらしい。以後の武術家達の鍛錬法のチャートとして成っただろうと思われるが、しかし、あくまでも僕の推測で検証にもと基くものではない事を書き添えておきます。

 武術の鍛錬精進を重ねていく過程で大切な精神の有り方は、宇宙の運用に従事して姿勢と動作を常に正しく矯正して剄力の法則を身に付けなければならない。
動と静が陰陽をなし変化を敏感に覚り身のこなしを熟練する、相対するものの動きをいち早く感知するセンサーで制御、これが太極拳の妙技なのです。

 太極は無極より生ずる、陰陽の母なり、動すれば分かれ、静で合する、互いに過不足なく、曲伸自在に、人が剛ならば、我は柔でこれをかわす、人、逆らえば、我
従ってまといつく、動き急なればそれに応じ、動き緩ければそれに従う。
千変万化なれども 道理は一貫したものなり、老練により相手の動きを悟り、悟事
に依って、自己の練達の自信を深め力まず、うなじを伸ばし 精神集中冷静にして
気は丹田に沈める。

かたむき揺るがず、自在に動ける鍛錬の成果を会得しても、人に我を知らさず 我
のみ人を知る、英雄向うところ敵なく、これ以上優れたるものなし、(一部割愛)
これすべて先天自然の本領であり天からの授かりもの、力のみで勝にあらず、歳を
かさねても人の模範とされいかようにも快速にこなす、動きをかわせない者は自ら人に制せられる、虚実の道理 いまだ悟れぬゆえんである、この欠点を改めようとするならば陰陽を知るべし。

(専門語の部分割愛)真に己を捨て、人に従うことが出来る、あせって近道をすれば誤り多く1ミリの差が千里の誤りとなる、学ぶ者は不明瞭のままであってはならない、これを論とする。

 斯様な教えが、4000ねんの東洋哲学の真髄なのですが、とてもや学習が追いつきません、しかし、僕は思う高邁なる論理で具現されてある、今、此処の自分が正しく太極拳の道を歩む限り、何時かは自己の具現体にオーラーが陰陽の宇宙に煌く日
もあるだろう、夢はいらない真摯に鍛錬あるのみ。

途中、文章を僕なりに、作者の意を勘案しながら変えました、このブログの主旨が
武術の人間性を眼目としてありますので、深い御深慮希います。

セロトニンを増やす太極拳

2005-11-02 | Weblog
タントウーとは何だろう、今から8年前太極拳教室で疑問に思ったことがある。
誰も知らない?広島まで出て参考書を買ってきた、大きな書店だが太極拳の本は
見当たらない、定員さんが見つけ出して「この様なのがありました」と手渡してくれた本を見て「太極拳椿歩」?訳が解らないが、太極拳とあるから参考になるだろうと買って帰り、ぺーじを捲って今教室で習っている太極拳とは似ていない、後で
気付いたのだが「古い中国武術の内容だった」しかし、タントウーと言う基本姿勢が太極拳を習う最初に訓練せねば、武術太極拳の道程は長くなることを知った。

 站椿(タントウー)の型は一つではないので、勝手に「立禅」として綴って行きます事をお許しください(ウエルネス太極拳と題目を決めて有りますので)。

 立禅は人体の内臓を鍛える(練る)基本功夫(身型)で昔の武術家は何年もこの技芸に没頭してから、武術の身法を鍛錬していたらしい、柔軟な姿勢を維持する為には必携の技でもあるのですね。

 今、ブームの渦中にある、「簡化24式太極拳」は中国の古武術太極拳、楊式の
真髄を優しく抜粋して、誰でも習得出来る様中国体育運動委員会が1956年に、国家制定拳として、人民の体位向上の為普及させたのです、1990年9月北京で開催された、第11回アジア競技大会開幕式で1400人の集団演武がテレビでアピールされ、日本のサントリーがCMに使った。

 太極拳というスポーツ、ラジオ体操とぜんぜん波長が違う、当時魅せられましたね、仕事に追われ其の儘忘れられていましたが、1993年10月10日「体育の日」から日本でも正式活動種目となり300人の愛好者が集って披露されました。

 さて、「立禅」の準備をしましょう、壁に背を付け直立します。
両足は肩幅に開き、踵は壁から5センチぐらい前に出す、次に膝を足先に垂直まで曲げます。御尻(尾てい骨)と腰そして背中が壁に軽く沿うようにします。
出来ましたら、次に後頭部を壁に付け、顎を引き降ろします。
手はバスケットボールを抱えるイメージで胸のまえに上げます、下に垂らして指先を重ねてもよいです。其の儘膝がと言うより大腿筋が痛くなる寸前まで立ちます。

 このポーズが困難なお方は、腰椎5番(骨盤のゆがみ)などに問題がありますので整形外科を訪れてくださいね。また、上半身が弱い(胃弱、心臓、頭痛)自信の無いお方は、両手を掌を上にして、大きなボール(直径1メートルぐらい)を支える様にポーズをとればよいでしょう。5分ぐらいにしてくださいね。

 座禅は6世紀頃、達磨大師が嵩山で面壁9年の沈黙の行で禅定に入った話しにはとても及びませんが、「遊戯三昧」と言って物事に没頭すると、脳内伝達物質が調整作用を自動的に起こして平均値を定めてくれる。
「立禅」の訓練は、抑制ホルモン、セロトンを増殖しておおらかな人生の道を広げてくれましょう。

 ご存知のように、興奮を導く、ノルアドレチリンに対して、快感や欲望を促進する、ドーパミン両ホルモンの中庸を掌るセロトニンはある一種のリズム感(呼吸、歩行、咀嚼、笑い、血流)などで分泌を促すがしいです。

 今後の人類が平和を維持する為には、セロトニンサブリメントが効果をだすかもしれませんね、しかし、人体の精神力でも可能なる内気功太極拳站椿は気軽に出来る元気源でもありますね。世界に一つだけの素敵なあなたさまご自愛くださいね。