ファミリー メンタル クリニック

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要するにひとりごと・・・

心の課題 白石潔 読み終えました

2014年04月21日 | 精神保健・医療行政
心の課題
読み終えました。

難解なラカン派と云われる臨床を、平易な言葉でつづっています。
特に後半 思春期の課題の項目は臨床家でも、最近の心理教育・認知行動療法主体だと見落としてしまいがちなことが書かれています。
(認知行動療法の背景としては、そういう子どもの心の葛藤を認めた上で、治療を進めていくはずですが、マニュアル式に行うとスポイルされてしまう子たちがいます。)

服従型ということ
この章は著者がフランスから日本に帰国してからの臨床で考えてきたことが、短いながらも深い考察がなされています。
今週は、この著書についてメモを兼ねてブログにしていくことにします。

ただ、残念なのはAmazonのみで販売と云う事。
大手出版社じゃないので仕方ないかも知れません。

児童思春期の現在の書籍では異色を放つ。

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