ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

レビー小体型認知症の画像診断

2009年05月01日 | 精神保健・医療行政
レビー小体型認知症の画像診断 の講義に参加してきました。
医師会会員ではありませんが、中部地区医師会 第59回中部合同カンファレンス( 中部病院 中頭病院 中部徳州会病院 ハートライフ病院共同開催)に出席。

認知症で幻覚が出たり、パーキンソン症状が出たり、特徴的な所見もあり、中頭病院比嘉先生に何人か紹介して診察をお願いしました。スライドには紹介したと思われるケースも報告されていました。

認知症(痴呆)症状とパーキンソン症状+幻覚 を症状の基本と単純に考えていました。
他にも意識の動揺・・・・昼によく寝ている、夜寝ない
REM睡眠行動異常・・・・夢か現実か分からない 寝言 寝ぼける
痴呆症状の目立たないタイプ・・・・痴呆とはあくまでも記憶障害を中心として考えると厳密にはそれ以外の失行失認などが出ていることもある

・・・・で画像診断については専門的な話しでしたが、かなりその診断技法で鑑別が出来るとの印象でした。

さらに、大切なのは レビー小体型認知症の患者さんに幻視などの症状があるからと 闇雲に抗精神病薬を処方すると重篤な副作用が出る可能性がある。
これについては正直勉強不足でした。
参加して良かったと正直思いました。
でもボクよりももっと現場で認知症の患者さんを診ている一般内科、精神科医はそこんところきちんと把握しているのだろうか?
折角このような勉強会があっても県内の精神科医は集まりが悪い。ふ~


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