児童相談所への児童精神科医の常勤配置、進まず
AFCPさんの記事ですが、児童相談所に児童精神科医を配置しようと厚生省が計画しているけど6%程度にとどまっているようです。
ぼくらが認可を受ける際には厳しくしているお役所ですが、自分の身内には甘いと言うよりも非常識。児童相談所所長の第一要件は精神科医であること、次が福祉の分野か、心理学を専攻した者とかそんなことだったと記憶してます。
全くおかしな話です。世間の人々はえー知らなかったと思うのだろうし、児相の所長が精神科医であることは当然だと思うでしょう。
ボクも1995年頃に児相の嘱託医になろうかと思いました。でも3分で辞めました。
行きたくもない、保健所長に左遷されたり、なりたくもない福祉保健部長にされたり、県副知事に担ぎ出されて自分の人生を棒に振るのはばからしいと思ったので(笑)
さて、2010年までに児童相談所全てに、児童精神科医を配置することを目標 としていますが、この中間報告書案によると、2005年時点で5.9%にとどまっているようです。目標が策定された2000年には3.3%だったということですから、増加傾向であるのは間違いないのですが、目標の100%にはほど遠い数字です。(ただしこの数字はウェブ上では2001年時点で3.3%とされています。どちらが正しいのでしょうか。)
これは所長でなくあくまでも常勤医ですよ。
とんでもないインチキです。
児童相談所を責めているのではありませんよ。
児相の仕事は大変なんすよ。
ぼくら精神科医が関わらないと、結構難しいケースに、複雑な親子関係、精神科医が得意とするネットワーク思考などが求められます。
場合によっては、診断ではないにしても、この親が精神症状を有していて違う問題だと判断しないといけないことも多い。
大変なんすよ。でも精神科医は週に1度しか来ない。最近は虐待する親へのカウンセリングで嘱託医がひとり増えたけど。
大変なんすよ。下手な訳の分からない精神科医に来られても。
ちなみにボクは人気がなくなり、(任期3年)新しく児相に配置されることは、もうありません。
ボクが主張しているのは、県立精神病院が多くの県に設置されているし、精神保健センターは思春期の相談業務もあるのだから、児相と兼務にすれば良いのにと常々主張してきた。児相長にも訴えたことは何度もある。
兼務だと嘱託費用も少なくて済むので、税の無駄使いも少しは減るだろうし。
子どものメンタルケアとか、虐待防止とか叫んでいる割にはマスコミもこんな当たり前のことを報道しないのが、理解できない。
もしかして、小さな政府政策で児相職員(公務員)削減、カネのかかる専門職である医師を入れないようにT総務大臣が命令しているのかと勘ぐってしまう。
AFCPさんの記事ですが、児童相談所に児童精神科医を配置しようと厚生省が計画しているけど6%程度にとどまっているようです。
ぼくらが認可を受ける際には厳しくしているお役所ですが、自分の身内には甘いと言うよりも非常識。児童相談所所長の第一要件は精神科医であること、次が福祉の分野か、心理学を専攻した者とかそんなことだったと記憶してます。
全くおかしな話です。世間の人々はえー知らなかったと思うのだろうし、児相の所長が精神科医であることは当然だと思うでしょう。
ボクも1995年頃に児相の嘱託医になろうかと思いました。でも3分で辞めました。
行きたくもない、保健所長に左遷されたり、なりたくもない福祉保健部長にされたり、県副知事に担ぎ出されて自分の人生を棒に振るのはばからしいと思ったので(笑)
さて、2010年までに児童相談所全てに、児童精神科医を配置することを目標 としていますが、この中間報告書案によると、2005年時点で5.9%にとどまっているようです。目標が策定された2000年には3.3%だったということですから、増加傾向であるのは間違いないのですが、目標の100%にはほど遠い数字です。(ただしこの数字はウェブ上では2001年時点で3.3%とされています。どちらが正しいのでしょうか。)
これは所長でなくあくまでも常勤医ですよ。
とんでもないインチキです。
児童相談所を責めているのではありませんよ。
児相の仕事は大変なんすよ。
ぼくら精神科医が関わらないと、結構難しいケースに、複雑な親子関係、精神科医が得意とするネットワーク思考などが求められます。
場合によっては、診断ではないにしても、この親が精神症状を有していて違う問題だと判断しないといけないことも多い。
大変なんすよ。でも精神科医は週に1度しか来ない。最近は虐待する親へのカウンセリングで嘱託医がひとり増えたけど。
大変なんすよ。下手な訳の分からない精神科医に来られても。
ちなみにボクは人気がなくなり、(任期3年)新しく児相に配置されることは、もうありません。
ボクが主張しているのは、県立精神病院が多くの県に設置されているし、精神保健センターは思春期の相談業務もあるのだから、児相と兼務にすれば良いのにと常々主張してきた。児相長にも訴えたことは何度もある。
兼務だと嘱託費用も少なくて済むので、税の無駄使いも少しは減るだろうし。
子どものメンタルケアとか、虐待防止とか叫んでいる割にはマスコミもこんな当たり前のことを報道しないのが、理解できない。
もしかして、小さな政府政策で児相職員(公務員)削減、カネのかかる専門職である医師を入れないようにT総務大臣が命令しているのかと勘ぐってしまう。
こういうのって許せると思いますか?
その担当者にとってはたった1度かもしれないけれど、相談に訪れるものにとっては一生の問題っていうこと多いでしょう。
そんなこと、人事の方では何にも考えていないんですよね。
心理職は、公務員の中でもお給料が違うのかもしれませんよね。(県がスクールカウンセラーに支払う日当って4万円なのよ~)
経費を節約するということで、相談員として職員が対応するのかな。
被害をこうむるのはいつもリスクを持って生まれてきたこどもたち。
やっぱりおかしいよ。
でも実際は児童福祉士と同じ様な業務だったようです。
ボクの案では、消防や警察同じように、県福祉職として自らやりたい人を募集するのが良いのではと思います。
児相に着任したその日からあと365×3日を計算を始める人もいるようです。変な国です。