ファミリー メンタル クリニック

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要するにひとりごと・・・

職員は賛成?郵政民営化

2005年10月01日 | 精神保健・医療行政
最近は内部告発が各部署で増えてきて、官僚もこれまでの慣行でおいしい思いをしてきたのがそうはいかなくなってきているようで、頼もしい限りです。
ところどころで見聞きするのが、郵政民営化ですが、当事者の郵便公社職員は実は民営化した方がいいんだ!と当然のことを言う人が少なくありません。
このままでは自分たちが悪者にさせられてしまう。
実際には仕事もしない上司の存在が問題で、選挙には・・・・誰に入れたとは言いませんが・・・という感じだ。

実はこのままでは自分たちで自分の首を絞めてしまう危機感を持つくらいには、常識を持ち合わせる公務員も大勢います。
要するに自分かわいさから起きた公務員の厚遇ですが、状況が厳しいのにこのまま続けることは無理なわけです。分かり切った話です。

旅限夢さんのblogにあるように、本来問題となるのは、政策を立案するエリート官僚が問題なのでしょう。
自分が事務次官になれないことが分かると、定年まで在職せずに天下りをする、変なプライドがつぶれるくらいなら、金をとる・・・

税金だから湯水のごとく使っても痛くもかゆくもない。きっとエリート官僚の子どもは皆私立校で東大に入学し,官僚は世襲制となっていくのでしょうから,自分の子どもは大船に乗ったつもりで育てていきます。

僕ら零細クリニックでも、内科で検査を受けた人にはコピー持参できてもらいます。だぶっていても検査をし,確かに自分のクリニックの収入にはなるかもしれませんが、本人の負担が増えます。採血でも針を刺すわけだからリスクが全くないわけではありません。省略できる検査はパスします。そのため紹介状をもらってきてもらうのですが。
また、マクロで見ると医療費抑制になるわけだし。
自分で自分の首を絞める程マゾヒスティックにはなれんとです。ヒロシデス・・・

そんな当たり前のことを考えると民間で出来ることは民間では正解でしょう。
しかし,国民に負担を押しつけ,無駄な国庫支出をなんともしようとしない政策が大きな問題です。
また,郵政民営化で出てくる巨額な費用がどこに流れてくのかも不明瞭なままですから。
次元の異なることを一緒くたにするのが コイズミ的言辞です。
「私と仕事とどっちが大切なの!」明らかにこれは違う話を比べているのですが,心理的にどちらかを選択しないといけないような気持ちにさせられてしまいます。
改革に反対するのか賛成するのか・・・このレトリックは中身が伴わないのです。

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