アメリカ流の民主主義では沖縄基地問題はどうなるのだろうか

先日ボクの住む隣町の宜野湾市長が普天間飛行場はアメリカの基準だと不適格だと主張したことを取り上げた。今回は、アメリカの住民が自国軍隊の受け入れを拒否したとニュースがある。
海軍機移転受け入れを拒否　米フロリダで住民投票 [ 11月16日 17時03分 ]
共同通信

【ワシントン１６日共同】米フロリダ州のジャクソンビルで先週、約２５０機超の米海軍のＦ１８戦闘機
などを新たに受け入れる計画の是非を問う住民投票が行われ、投票者の６割が反対、計画は白紙に戻る見
通しになった。１５日付のＵＳＡトゥデー紙が伝えた。
　１９日投開票の沖縄県知事選では、米軍普天間飛行場（同県宜野湾市）のキャンプ・シュワブ（同県名
護市）沿岸部への移設の是非が最大の争点。米国で地元住民の声が移転計画を左右したことで、知事選後
の普天間移設の行方にも、あらためて注目が集まりそうだ。
　昨年、１０年ぶりに行われた大規模な米国内基地再編では、バージニア州のオセアナ海軍飛行場を縮小
し、Ｆ１８などをジャクソンビルに移転する計画を決定。オセアナ周辺では騒音のほか、事故を懸念する
声が出ていたという。

そもそも名護市長選前の住民投票で基地移設反対が多数だった。アメリカならアウトかな。
また、太田県知事の頃も県民投票で基地反対が多数だった。
直接民主主義のコストなどの問題で、議会制民主主義を選択しているのだと、ゆとりのない教育時代に習った気がする。
自民党幹部はそれでも住民投票など議会制民主主義の我が国では無意味だと岩国での選挙後にコメントしていた。

現在の沖縄担当大臣はあまりにも露骨に、基地移設状況で北部振興を出来高払いにするなんて発言しているようだ。
政治家の皆さん。安保の大切さは良く分かったから、米軍基地が必要なら自分の選挙区の市民を説得し基地を移設して欲しい。

文部大臣も、

　弱い立場の沖縄だけに基地をおしつけるようないじめは、恥ずかしいこと。
　国会議員全員で沖縄をいじめるのは、卑怯なこと。
　君たち国会議員もいじめられるたちばになることもあるんだよ。
　後になって、なぜ沖縄県民にあんなはずかしいことをしたのだろう、ばかだったなあと思うより、今、やっている沖縄への基地押しつけといういじめをすぐにやめよう。
　いじめられてくるしんでいる沖縄県民は、けっして一人ぼっちじゃないんだよ。
　お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、有権者、市会議員、県議会、だれにでもいいから、はずかしがらず、一人でくるしまず、基地を押しつけられているることを話す勇気を持とう。１票入れると楽になるからね。きっとみんなが助けてくれる。

　これと似たようなことを言っているじゃないか。