先ずは桜です。松江市の千住院というお寺の枝垂れ桜です。もう何日かすると見ごろになるでしょう。
どこもこれから満開を迎えるようになって来たら、またレポートします。
では、きょうのプラモはこちら。旅客機を作り始めた頃の作品で、デカールもない写真もなかなか無い、でもどうしても下手でもいいから作りたいと思いました。
1976年ごろから、アメリカでは規制緩和がスタートして真っ先に出てきたのが、MIDWAY という航空会社。DC-9-10という飛行機で確か3機位で運行を始めたとおもいます。ハセガワのキット、胴体の前後を切断して短縮、-10型に改造してあります。塗装は限られた写真だけを頼りに再現。
次がSOUTHWEST(サウスウエスト)この会社とにかくボーイング737だけを運行している会社で、今でも最新の737に切り替わっても、使い続けています。本当はボーイングとしては新しい旅客機の生産に切り替えたかったのだけど、サウスウエストがあまりに大量の注文をだしたために、ボーイングは開発をあきらめたという話があるらしいです。
これはカナダのCP Air カナダ太平洋航空。当時このオレンジ色と赤の大胆なデザインでかなりインパクトをもたらしています。
さて、本日はあのPANAMです。ボーイング727-200.
ボーイング顔
同じ機種、同じ塗装で、2機以上並べると少し説得力が出て来ます。胴体の帯は塗装です。同じ航空会社ならまとめて作り、まとめて塗装した方が色のバラつきが無くなりますので、なるべくそうするうようにしています。
機首のコックピット回りはまさしくボーイング顔ですね。707から727、737MAXまで、ここだけ同じ顔。特にMAXはこれから生産を開始するので30年位作り続けるとすれば、ほぼ100年近く同じ顔の飛行機が飛んでいる事になりますね。車ではヴィンテージですね。ヴィンテージの新鋭機。
ダグラスでもDC8とDC9は機首のコックピットまわりは全く同じデザイン。模型でここだけは忠実に再現してやると、全体がとても締まった感じになります。印象が全然ちがいます。キャラを引き立たせます。ここにUPした機体はいずれもコクピットを塗装で決めるようにしています。その後全体の塗装をします。
で、この後、実はこのPANAM、ボーイング747-100、DC10、L1011などを考えていましたら、湾岸戦争が始まり、途端にこの会社が倒産、消滅してしまいました。ですが「この番組の制作に当たっては、世界で最も経験のある航空会社パンナムの協力を得ました。」のフレーズでテレビの画面に見入っていたあのシーンが、今も頭に残っています。ボーイングに世界で初めて747ジャンボジェットを25機注文を出してこの飛行機の開発が始まったということで、キックオフカスタマーとなりました。が、そのうち年月を経て、他社が新型の747を導入して行くのに、いつまでもー100型のまま飛んでいるのをみて、何となく怪しい雰囲気にこの会社が引き込まれて、結局最初の25機のキックオフで足を引っ張られることになるんですね。でもそのうちこのPANMA747,作りたいと思います。これカラースキムが3つ位パターンがあるんですよね。チートライン、ビルボードタイプ等。
昨日も取り上げたコンチネンタルとPSAも含めて、キャビンの窓ですが、ハセガワのキットはただ穴が開いているだけなので、パテで埋めてデカールで再現するか、あるいは、ハンブロールのクロームシルバーをつまようじの先につけて窓一個ずつなぞっていき、クリスタルクリアーを充填して(木工ボンドみたいな物です)乾くと透明になります。今日のパンナム727は一機はデカール、もう一機はクリスタルクリアーで仕上げています。あと、無塗装の金属、アルミの部分はアルミホイールを張り付けています。金属の表現には色々好みもあるでしょうが、私は太陽に反射したあの「ギラッ」が好きで、カラースキムとのコントラストが気に入っています。
今,主に1980年代の物を中心に取り上げていますが、今後、色々なエピソードと共にお伝えします。本当に色々な出来事がありました。私の模型製作はこれ以降しばらく途絶えていましたので、そろそろ復活か?
航空機の模型ではヨゴシがはやっていますが、私の場合工場ロールアウトの状態で作ることにしています。車の新車といっしょネ。テカテカ、ピカピカ。