さて、本日はあのPANAMです。ボーイング727-200.
ボーイング顔
同じ機種、同じ塗装で、2機以上並べると少し説得力が出て来ます。胴体の帯は塗装です。同じ航空会社ならまとめて作り、まとめて塗装した方が色のバラつきが無くなりますので、なるべくそうするうようにしています。
機首のコックピット回りはまさしくボーイング顔ですね。707から727、737MAXまで、ここだけ同じ顔。特にMAXはこれから生産を開始するので30年位作り続けるとすれば、ほぼ100年近く同じ顔の飛行機が飛んでいる事になりますね。車ではヴィンテージですね。ヴィンテージの新鋭機。
ダグラスでもDC8とDC9は機首のコックピットまわりは全く同じデザイン。模型でここだけは忠実に再現してやると、全体がとても締まった感じになります。印象が全然ちがいます。キャラを引き立たせます。ここにUPした機体はいずれもコクピットを塗装で決めるようにしています。その後全体の塗装をします。
で、この後、実はこのPANAM、ボーイング747-100、DC10、L1011などを考えていましたら、湾岸戦争が始まり、途端にこの会社が倒産、消滅してしまいました。ですが「この番組の制作に当たっては、世界で最も経験のある航空会社パンナムの協力を得ました。」のフレーズでテレビの画面に見入っていたあのシーンが、今も頭に残っています。ボーイングに世界で初めて747ジャンボジェットを25機注文を出してこの飛行機の開発が始まったということで、キックオフカスタマーとなりました。が、そのうち年月を経て、他社が新型の747を導入して行くのに、いつまでもー100型のまま飛んでいるのをみて、何となく怪しい雰囲気にこの会社が引き込まれて、結局最初の25機のキックオフで足を引っ張られることになるんですね。でもそのうちこのPANMA747,作りたいと思います。これカラースキムが3つ位パターンがあるんですよね。チートライン、ビルボードタイプ等。
昨日も取り上げたコンチネンタルとPSAも含めて、キャビンの窓ですが、ハセガワのキットはただ穴が開いているだけなので、パテで埋めてデカールで再現するか、あるいは、ハンブロールのクロームシルバーをつまようじの先につけて窓一個ずつなぞっていき、クリスタルクリアーを充填して(木工ボンドみたいな物です)乾くと透明になります。今日のパンナム727は一機はデカール、もう一機はクリスタルクリアーで仕上げています。あと、無塗装の金属、アルミの部分はアルミホイールを張り付けています。金属の表現には色々好みもあるでしょうが、私は太陽に反射したあの「ギラッ」が好きで、カラースキムとのコントラストが気に入っています。
今,主に1980年代の物を中心に取り上げていますが、今後、色々なエピソードと共にお伝えします。本当に色々な出来事がありました。私の模型製作はこれ以降しばらく途絶えていましたので、そろそろ復活か?
航空機の模型ではヨゴシがはやっていますが、私の場合工場ロールアウトの状態で作ることにしています。車の新車といっしょネ。テカテカ、ピカピカ。