平成30年度 雲南地域の水田農業の維持・発展プロジェクト(鳥獣対策プロジェクト)の一環として、7月27日(金)JA雲南地区本部にて【現場向け実践的鳥獣被害対策研修会】を開催しました。この研修会は、鳥獣害の被害防止技術を現場へ普及していくために、農家と接することが多いJA営農指導員や農業普及員を対象に実施しました。 . . . 本文を読む
飯南町門地区では近年イノシシが出没しはじめており、今後の水稲への被害が予想されるため、対策として電気柵を今年から新たに設置することになりました。
そこで門営農組合からの依頼を受け、電気柵の設置指導を行いました。
電気柵は設置はじめが最も重要です。
適切に設置しないと、イノシシの侵入を許してしまうことがあります。
電気柵は、物理的に侵入を防ぐものではなく、イノ . . . 本文を読む
5月13日(日)、飯南町の長谷地区で電気柵研修会を実施しました。
長谷地区では、イノシシ対策として電気柵を5月中旬から設置し始めます。イノシシに対して効果的な設置ができるよう、電気柵研修会を2016年から毎年実施しており、今年で3回目の研修となりました。
今年は、電気柵を扱っているメーカー「株式会社ファーム鳥取」から講師を招き、電気柵の扱い方に関して説明をしていただきました。
当日はあいにく . . . 本文を読む
GWが終わり、ツキノワグマが本格的に冬眠から目覚め活発になりはじめています。
雲南管内では毎年5月から7月にかけて、クマの目撃が増えてきます。
特に、比較的体の小さなクマの目撃が増えます。
↑ 道路に残っていたクマの足跡
ツキノワグマは冬眠中に出産し、生まれた子グマは、1年半母グマと共に生活し、5~7月ごろ親離れ . . . 本文を読む
ある畑で大根を抜いてみると…
大根が何かに食べられていました……いったい誰の仕業でしょうか
この畑の周辺ではよくモグラが出没しています。現場では、農家さんと話しているとよく「野菜をモグラに食べられた!!」という話を聞きます。
この大根の被害もモグラと思われがちですが、
モグラは100%肉食なので野菜を食べることはあり . . . 本文を読む
鳥獣被害対策に関しての正しい知識を普及していくために雲南事務所では様々な機会をとらえ農家向けに研修会を開催しています。
4月10日(火)、木次町野菜加工品出荷組合の通常総会が開催されました。この総会は今年で33回目となり、①安全で安心のできる農産物、手作り加工品の生産・販売②地域密着・顔の見える直売所づくりを目指しています。
しかし、野菜を育てていると野生鳥獣による被害が出てし . . . 本文を読む
平成30年3月11日(日)、島根県猟友会の主催により、仁多郡奥出雲町の妙楽寺において関係者28名が参列し「島根県東部地区鳥獣慰霊祭」が開催されました。
野生鳥獣は、自然環境を構成する重要な一員であると共に、学術、文化の両面からも人間にとって必要不可欠な存在です。
狩猟は、野生鳥獣を捕獲する行為ですが、生物の営みに対する深い敬意と感謝の念があってこそ成り立つも . . . 本文を読む
今回は、島根県中山間地域研究センターが小寺祐二氏(現宇都宮大学農学部付属里山科学センター)と共同で開発したイノシシ捕獲用の低コスト簡易型箱わなの紹介をします。
ワイヤーメッシュやワイヤークリップ、L字アングルなどホームセンターで販売されているものを利用して作成する捕獲檻で、2人でも作成することができます。
私が作成したときは2万円前後で作ることができました。
今回古くなった檻を解体しま . . . 本文を読む
2月17日(土)、大東町の金成下地区で17名が出席し、イノシシ対策についての研修会を行いました。
この地区では、毎年冬に研修会を実施しており、今年で5年目となりました。
内容としては、イノシシ被害マップを作成して、昨年1年の被害状況を見ながら今年の対策について提案して協議しました。
こうした研修会を実施することは、地区内で情報共有ができるため非常に重要です。また、今年の対策へのモチベーション . . . 本文を読む
ガンカモ類の生息調査は、渡り鳥としてやってくるガン、カモ、ハクチョウ類の生息状況の調査を各都道府県が主体となって1月中旬頃に全国各地で実施する調査であり、今年で49回目となりました。島根県では宍道湖や中海などの大きな湖はホシザキグリーン財団に委託して調査を実施し、そのほかの小さな湖や河川などは各地域事務所で調査を実施することとしています。 ということで、雲南事務所では、管内の鳥獣保護管理員8名と協力し、斐伊川や赤川、三刀屋川などの河川や来島ダムや志津見ダムなどのダム湖、合計31地点で今年も調査を実施しました。 雲南管内の調査結果については、総数はカワウを除き、1142羽(前年比▲70羽)で例年より少なめでした。内訳は多い順にマガモ333羽、キンククロハジロ150羽、コガモ147羽、オシドリ130羽、カルガモ114羽、ホシハジロ68羽、コハクチョウ61羽、カワアイサ53羽、種類不明のカモ46羽、オナガガモ20羽、ツクシガモ12羽、ヨシガモ8羽でした。 本調査のなかで雲南管内では4年ぶりにツクシガモが観測できました。ツクシガモは国の絶滅危惧種(1B類)に指定されており、九州・有明海以外での飛来はまれです。島根県では絶滅危惧種にこそ指定されていませんが、飛来数は多くないので今後も注意して調査していきたいです。 ※写真は調査地点の稗原ダムで、マガモ4羽、カルガモ10羽、ホシハジロ22羽、キンクロハジロ19羽が見られました。 . . . 本文を読む
11月28日(火)、飯南町長谷地区で、今年度のイノシシ対策の検討会を実施しました。
長谷地区は、H27年度は甚大な被害が発生しましたが、3年かけて対策を行い、今年度は見事に被害ゼロに抑えることができました。
これは本当に素晴らしい結果です。
ただし、被害がなくなると、被害対策への意識が低くなり、防護柵の管理を怠ってしまい、再び被害が発生してしまう事例があります。
対策検討会では、今年の . . . 本文を読む
11月19日、飯南町の寺沢地区の収穫祭に呼んでいただいたので、鳥獣の被害対策研修会を行ってきました。
収穫祭では、桜のチップを使ったイノシシの燻製肉、地元で取れたコンニャクが入ったおでん、香茸のおにぎりなど、とても美味しい料理をいただきました。
写真:収穫祭の様子
鳥獣被害対策研修会として主にイノシシ、クマの生態と被害対策について話をしました。料理に舌鼓を打ちながら、皆さん真 . . . 本文を読む