『はいっ、こちら林業普及スタッフです!』

島根県庁林業課林業普及スタッフからのお知らせ

求む!林業人

2011年01月14日 | エトセトラ
 現在、多くの林業事業体が積極的に取り組んでいるのが、
 伐倒した間伐木を林内に放置せず
 材を搬出して利用する利用間伐です。

 利用間伐を行うには、
 壊れない道づくりと林業機械を効率的に稼動させるシステムが重要となります。
 10,11月に道づくりと林業機械のオペレーター研修を開催したところ、
 県内各地から20,30代を中心とした
 20名以上の林業技術者の参加がありました。

 
 作業道研修

 
 このように出来上がりました

 
 高性能林業機械研修

 

 

 研修生にとっては技術を身につけるだけでなく、
 参加者と意見交換ができることも研修の良さであり、
 こちらとしても、
 参加者の森林・林業に対する熱い想いを知ることができ、
 とても有意義な研修となりました。

 「夕方に仕事の跡を振り返るとその日の仕事の成果が残っていて、
  達成感が得られるし、
  所有者さんから山がきれいになったと感謝されることもあります」

 「どんな仕事でもきついのは当たり前で、
  人間にはこれくらい体を動かすことが
  本来は良いんじゃないかな~」

 「こんなにも大切な職業は他にはないのに、
  3Kのイメージが強いことが悔しいです。
  林業は誇りを持てる仕事ですよ!」

 自らの仕事に誇りを持ち、
 島根の林業そして事業体を背負っているという自負心があるからこそ
 言える言葉なのだと感じました。

 そして、嬉しかったのは、
 このように、本音で語り合った研修生の中に
 県立農業大学校森林管理科の卒業生の姿もあったことです。

 飯南町の県中山間地域研究センター内にある森林管理科では
 植林から育成、木材生産までの
 森林管理に必要な専門知識と技術を習得できるような
 実践的カリキュラムを組んでおり
 現場で必要な林業機械の資格を取得できることが特徴です。
 (森林管理科ブログhttp://blog.goo.ne.jp/f-nodai
 このため、西日本で唯一の林業専門短期大学でもある農大森林管理科は
 県内の事業体から
 林業の担い手育成機関として期待されているのです。

 農大時代の思い出について聞いたところ、
 「親に薦められて入学したけど、仲間と出会って、
  林業に進むきっかけになりました。
  今となっては農大を薦めてくれた親に感謝しています」
 と照れくさそうに話してくれました。

 彼のように林業事業体に就職する前に農大森林管理科に進学し、
 森林・林業のエキスパートを目指して、
 知識と技術を身につけることも選択肢の1つだと思います。

 農業大学校では
 昨年度に「地域推薦・自己推薦」の入学試験区分が新設され、
 社会人の推薦入学も可能となりました。
 
 一般試験後期の願書受付は1月17日から2月1日まで
 地域・自己推薦試験については既に受付を開始しており、
 2月1日を締め切りとして願書受付中です。
 詳細は次のサイトからご確認ください。
 http://www.pref.shimane.lg.jp/admin/license/shikaku/nodai_exam/

 森林・林業に興味がある方は
 ぜひ、農大森林管理科へ!


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