---------------追記 : リューマチとMiz 整体------------
・・・・・前ブログ、「リュウマチが治った?」の続きです。
Tさんの関節リューマチに対する、Miz 整体の取り組みをお話します。
関節リューマチ (一般常識)
関節の周りは、骨膜という組織で覆われていますが、
何らかの原因で骨膜が炎症を起こし、炎症が慢性化すると、
骨膜が増殖し、関節の破壊や変形が起こり、関節リューマチが発症します。
尚、関節リューマチは、膠原病の一つで、自己免疫疾患と言われています。
関節リュウマチ へのアプローチ1(Miz の考え)
骨膜は、関節の周りを覆う薄い膜組織です。
この骨膜に、多くの筋肉が根を張り、筋肉運動時に骨を動かしています。
イメージ的には・・・骨の周りの袋を、筋肉があっちに引っ張ったり、こっちに引っ張ったりして、骨を動かしているのです。
骨の袋は、バランスよく各筋肉が引っ張り合えば、問題は起こりません。
しかし、強引に引っ張ったり、変な方向に引っ張ったり、長時間引っ張り続けたら、骨の袋(骨膜)は悲鳴を上げるでしょう。
骨の袋の悲鳴。それが、骨膜の炎症ではないかと想うのです。
骨膜は、壊されないように頑張ります。それが骨膜の増殖や変形です。
Miz は、以上のようなイメージで関節リューマチを考えてみました。
関節リュウマチへのアプローチ2(Miz 整体の取り組み)
さて、アプローチ1に基づいて、Miz が行うべきことは、
まず、骨の袋の悲鳴(炎症)をなだめることでしょう。
つまり、筋肉がバランスよく働くようにすることが、Miz 整体の目標になります。
・・・強引に働く筋肉を制限し、弱い筋肉を活性化する、
・・・筋肉の強気をくじき、弱きを助ける、という仕事ですが、
現実的には、炎症の起きている関節の部分だけでは済まない実態、に直面します。
関節リュウマチ3/筋肉連鎖の問題(Miz の施術)
現実問題の第一は、筋肉連鎖のシステムです。
例えば、Tさんの手首の炎症は・・、
・・手首の骨膜と筋肉の問題だけではないのです。
手首の曲げ伸ばしには、腕の筋肉も、肩の筋肉も、胸の筋肉も使います。
なので、肘、肩、肋骨、脊柱の筋肉も連鎖して動きます。
手首の変性は、それらの関節や骨膜にも及び、必ず変形している現実があるのです。
従って、Miz の施術は、Tさんの手首への施術にとどまらず、肘、肩、肋骨、脊柱への施術へと向かいます。
もし、筋肉連鎖のシステムを含めて施術しなかった場合は、Tさんのリュウマチはその場的な対症療法にとどまるでしょう。
その結果、再発する可能性は多分にあります。
おそらく、リュウマチが治りにくい原因には、
この筋肉連鎖のシステムが把握しにくく、そこまでの治療が難しい、
という理由があるのでは、とMiz は考えています。
関節リュウマチ4/Miz の施術の限界を上げてみます・・、
1 筋肉は、伸縮や強弱という要素のほかに、
方向性(走行)という要素を持って、骨格を動かしています。
筋肉の方向性とは、筋肉がどの方向に向かって走行し働くかという要素です。
関節リューマチでは、この筋肉の3つの要素、伸縮、強弱、方向性の異常を正す必要があります。
Tさんの場合はうまく行きましたが、他の関節リューマチに対して、必ずしもうまく行くとは限りません。限界があることを痛感しています。
2 時間の問題
関節の変性や変形は、発生直後は流動的で、治りやすいのですが、
時間が経つほと、変性・変形は固定化して、治りにくくなります。
また、若い人ほど治りやすく、加齢によって治りにくくなる、という、
時間や年齢的な限界を感じます。
3 体質の問題
生まれつきとか、体質という要因は、手に負えませんね。
例えば、
女性は、手指の関節リューマチを発症しやすいという特徴がありますが、
それは、手指の筋力が弱い女性が、夢中で特定の手作業をすることに、多くの原因があるように想われます。・・筋力があれば、問題は起こらなかったでしょうに。
4 感染症や化学反応の問題
リューマチが進行すると、炎症のため、感染症を引き起こす例があります。
感染症(細菌)に対しては、施術は無力です。
また、炎症による体内の化学反応による変化には、薬の対応が必要でしょう。
整体施術は、自己の免疫力を高めることによる治癒効果だということを、
Miz 整体の限界として、しっかり認識すべきと考えています。
5 環境の問題
体を取り囲む、環境の問題。
住まいの問題、職場の問題、体のシステムの問題、重力や自然の力の問題、etc.
~~~整体の限界は、挙げていくと、キリがないので、
・・・この辺で、失礼しまぁ~す。
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