みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

切迫流産の妊婦さんが来室しました

2012-12-06 | Mizの整体法

妊婦さんのNさんが、

切迫流産のため、お母さんに伴われての来室しました。

「ちょっと黒っぽいおりものがあって、お腹が張るので、産婦人科に行ったら、切迫流産という診断で・・」

「入院はしなくてもいいんですか」

「入院施設がないので、家で安静にするようにと言われて・・」

 

「今、妊娠何ヶ月ですか?」

「2ヶ月です。妊娠したのは10月・・。

不妊症だったので、体外受精で妊娠しました」とNさん。

 

切迫流産については、Miz は過去に数回の事例があって、

短時間の手技施術で、切迫流産の回避に成功しています。

「こんな簡単な方法で、切迫流産に対処できるのなら、

妊婦さんや、産婦人科の関係者に教えて上げたい!」と思ったのですが、、、

「自分の専門分野ではないし・・臨床例が数回では少なすぎるし・・」

という思いもあって、今日に至っています・・・。

 

これまで扱った妊婦さんは、妊娠6ヶ月以上で、

お腹も大きく膨らみ「胎児さんが落っこちそう」な感じでした。

しかし、今回のNさんは、妊娠2ヶ月。しかも体外受精。

Nさんの切迫流産には、これまでとは別の原因があるかもしれません。

(注:妊娠2ヶ月の切迫流産は、胎児に問題があるケースもあるとのこと)

「今まで通りの方法で、切迫流産に対処できるかしら・・・」

と、ちょっと疑問に思いながら・・・、

 

Nさんの体とお腹を触診してみると、

今までの妊婦さんの切迫流産と、同じ原因が認められました。

胎児の位置が、お腹の前下方(前方+下方)に下がっていたのです。

前下方に膨らんだお腹(胎児)を、妊婦さんの腹筋が支えきれず、

お腹が張って辛い状況、胎児が落ちそうな状況になっていたのでした。

 

しかも、Nさんの胎児の位置に問題があって、

胎児は、お腹の中央ではなく、やや左に位置しているようです。

これは、Nさんのお腹に捻れが生じている状況でしょう。

Nさんに胎児の位置をお尋ねすると、

 「ええ、超音波で見たところでは、左の方でした」と。

 

「どうして分かるんですか?」とNさん。

「お腹を触ると『あ、ここに赤ちゃんが居る』って分かることがあるんですよ。ちょっと不思議なんだけど『あ、逆子だ』って分かって、治したことがあったわ」とMiz 。

「・・・・・・」

多分、こんなこと、信じられないよね。・・Miz だって自分の触感を信じていいのかなって思うもの。

 

Nさんの切迫流産のお腹には、

これまでの妊婦さんとは異なる異常が沢山あったので、

それを修整するのに、たっぷり40分はかかりました。

~~今回は、今までのように簡単ではなかった!~~

でも、最後にNさんのお腹を触診したところでは、

胎児の位置は、お腹のやや奥の方に引っ込んでいましたよ。・・よかったね。

 

整体が終わり、服を着替えたNさんは、

小さな待合室で待っていたお母さんに、

「お腹がね、楽になった。・・すごーく張ってて辛かったんだけど」

と言ってました。

~~その顔には、なんともホッとしたような表情があって・・、

きっと、自分の体の辛さへの思いは、胎児の命への思いでもあったのでしょうね。

それを見たら、Miz は、「この仕事、もう少し続けよう」って思いました。

 

       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次回は、切迫流産についてのMiz の考えや、

切迫流産を回避するにはどうしたら良いか、などについて、

説明図を描いて、説明したいと思います。

~~説明図、うまく描けるといいけど・・・。

  説明図って、作るのに時間がかかるんです。待ってて下さい~~~

  


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