みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

触診では分からないことがある/細菌・ウィルス感染

2014-03-13 | Mizの整体法

常日頃、Miz はお客様に言っていることがあります。

「細菌やウィルス感染には、Miz の整体は全く無効ですよ」と。

~~抗生物質が行う作用を、Miz 整体は阻止出来ません。

 

そのことをMiz はよく知っていながら、

Miz は大、大、大失敗をしてしまいました。~~その 大失敗談。

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月曜日に、Nさんが、杖をついて来室しました。

「今朝、突然、腰が痛くなって、歩けないんです」と。

 

真夜中にトイレに起きて、その時、

「腰が変だなあ」と思ったものの、眠ってしまい、

朝、起きようとしたら、腰が痛くて体が伸びない、歩けない。

「こんなに痛いのは、滅多に無い」ほどの痛さだと言います。

 

Nさんは数年前に、股関節の手術を2回ほどしていて、

股関節の痛みは無くなったものの、

杖なしでは歩けない状態で、Miz 整体室に来室したのでした。

Nさんの体には、不調や痛みがあちこちにあって・・・

1年くらいかかって、やっと杖なしで歩けるようになったNさんで。

 

そんなNさんの骨格特性を知っていたので、、

「腰が伸びない、痛い」という訴えを聞いたとき、

Miz は「一種のぎっくり腰で、正中ラインに歪みが出たのだろう」

と安易に判断してしまいました。

 

ぎっくり腰は、背骨だけの問題ではなく、

腹筋や骨盤底を含む、正中ライン歪み(ねじれ)が関与します。

   カテゴリー「正中ライン」を参照)

なので、Miz は、Nさんの体を触診し、

正中ラインを修正する幾つかの手技を行いました。

 

「うん、これで、ほぼ、良し」・・そう思って、

Nさんに、ベッドから立ち上がってもらったのですが、

「イタタタッ。 イタタッ。 痛いです!」とNさん。

~~ええっ?・・そんなはずは無いんだけど・・とMiz は思いました。

 

ぎっくり腰の整体は、その翌日になってから効き目を見せることが、よくあります。

それを期待して、その日は帰っていただきました。

 

なぜか、Nさんの痛みの様子が心配で、翌日電話をかけてみました。

電話に出ない。・・・痛みでベッドから起き上がれないのかしら?

 

翌々日の水曜日、(この日は元々の予約日でした)

Nさんが、杖なしで来室しました

 

「あの時は、病院に行ってたんです。

自分のおしっこを見たら、濁っているのに気がついて、

それと、「寒気がする」のがおかしいかな、と思って、

病院に行ったんです。

そうしたら、膀胱炎から腎盂炎になりかかっていたそうで、

抗生物質をいただいて、、、、。

抗生物質って、効きますねえ。

みるみるうちに、痛みが薄らいでいって・・・。

今日は、腰が伸びるんですよ。・・まだ、少しは痛いけど・・」

 

Nさんの一部始終をお聞きして、

Miz はNさんに平謝りに謝りました。

「申し訳ありません。私の不覚の至りです!」と。

 

そして、Nさんに大、大、大感謝しました。

もし、Nさんんが、別の病気=尿の異常=に気付かなかったら、

Miz はその日も、同じように腰痛の整体をしていたことでしょう。

そして事態に気付いたときには、手遅れで、

Nさんの腎臓に細菌が蔓延し、腎盂腎炎を起こしていたことでしょう

・・取り返しがつかない事態。

Nさんにどんなにお詫びしても、取り返しの出来ない事態が想像されます。

 

Nさんには、お詫びと感謝を申し上げ、

その日は予約日でしたが、整体はせずに帰っていただきました。

・・・Nさんと私を守って下さった萬の神様にも、感謝しました。

~~~Miz は、最近、自分の整体に自惚れがあったかな、と大反省。

 

それにしても、

抗生物質の、細菌に対する効力はスゴイ!、と再認識しましたよ。

Miz の体験談「抗生物質とらせん」もよろしければ見て下さい。


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追記:

今日は定休日で、午後から外出予定がありますが、

今朝、緊急の連絡が入って、お客様のお子さんを見ることになりました。

・・・お子さんの状況は、ほぼ想像できるけど、

「先入観にとらわれず、仕事をしよう」== Nさんの教訓です。

 


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