深夜ノ特急

感じるままに・・・想いのままに・・・
言の葉を乗せて、送ります。
by takako

読書微熱

2008年05月27日 | 


村上さん
何年か越しで
ねじ巻き鳥と海辺のカフカ
完読

ノルウェーの森で初体験したのは
遥か昔の出来事で

今また村上さん

彼の著作は
書棚にいくつも
並んでいるけれど

今やっとまた
知りたいと思った

肌が合う合わないって
あるのかもね

どちらも初め辛かった
どういうわけか
進まない

いつでも読めるようにと
持ち歩くけど
出したり入れたり
読めないうちに
ボロボロになり

そのうち
興味が逸れたり
他の人で
浮気してみたり

それでもいつも
気になるから
手の届く見える場所に
置いていた

やっと進み始めて
馴染んでくると
もっともっと知りたくて
一気読み
だから後の巻はきれいなままで




今だから寄り添える
今だからわかる
時間がとっても
かかったけれど

今がその時
時 
熟したのは





彼を知るともっと知りたいことが増える
好奇心のくすぐり具合がいいのだろう

というわけで



カラマーゾフ
ドフトエスキー
行きますぞ

人々がホームタウンに帰って
静かになるという
アブダビの暑い夏

私の読書微熱は
一気に上昇しそう










着々と工事進むパブリックビーチ
椰子の木も配置され
いよいよ形が見えてくる

「どんどん土地が広がるね
 そのうちつながっちゃうかもね」
と向けた話に
「どんどん海が切り刻まれるね
 そのうち海なくなっちゃうね」
と返す人

土地が広がる
海が切られる

表現として
痛いのは海の側

ごく自然に
あちら側痛い側の目線で話せる彼女に

かなわないなぁと
ビーチの埋め立てが始まった頃の
静かに圧倒された日のことを
思い出した



写真を撮ろうと出した
隙間窓からの腕
瞬時にピリッと焼けた感じがした
6時半ごろ








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FROM RAGS TO RICHES

2008年04月14日 | 


From RAGS TO RECHES
A STORY OF ABU DHABI
MOHAMMED AL-FAHIM 著


日本語版
『ボロをまとった暮らしから一世代で裕福に
 アブダビの奇跡物語』
井上信一訳


今さらだけど
やっぱり読んでおきたいと
今読み進めている一冊

文字通りのアブダビ奇跡物語



近くまで行ったので
Sheikh Zayed Mosqueに
寄らせてもらう

神聖な場所は
空気が澄んでいるような気がして
好きだ


祈りをささげる人々の横では
黙々と仕事する人
磨き揚げられた柱から
光っていた



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日本が迫る

2007年12月14日 | 


夕刻のごくわずかな時間
あっと息を呑む瞬間がある

天の映像
その美しい自然美に立ち会えたときの喜びは
今日一日よかったぁと文句なしに思えるほどだ

あるときは
今日一日を照らしてきた
最後の力を振り絞らんばかりの強い陽に
照らされるままに真正面から向き合ってみたり

あるときは
少し寂しげな繊細な陽に目を細めてみたり

この日のそれは
日本の夕暮れにワープした

オレンジ色に染まる夕暮れにくっきり浮かび上がる
少し向こう側に見える連なる山々の稜線として
あるいは都会の灯の向こうに
すっくと浮かび上がる富士山のそれを伴って
今日は私に迫ってきた







新しい書道の先生は
私の名前を知ると
さらさらっと
これを書いてくださった

文字通りさらさらっである

この方
只今日本ご訪問中

日本書道の吉川寿一氏との二人展

京都天龍寺にて12月20日まで
開催中




やっと見つけた開催案内は吉川氏のブログの中でした


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シャヒード、100の命

2006年08月23日 | 

ある出会いによって
この本を手にすることができた
ここに来て
中東とりわけパレスチナが
ぐっと近くなった
物理的にも精神的にも
その矢先にこの本に出会う

日本でも展覧会があったけれど
残念ながら
知らなかった

ある日突然
普通に暮らしている人の命がなくなる
それも
何の脈略もなく鋭利なナイフで
紙の端を切り落とすように
いとも簡単に・・・

後でね

明日ね

ないのである

概念として
今日のことは今日やろうよ
そうありたいと思うし
そうありたいと努力することだってあるだろう
それでも
何時間か後に
自分がいないかもしれない
という緊迫感などは全くないに等しい

読みながら
そして
読んだ後もずっと
悲しいけれど
パレスチナに生きる人々を
近くにそして
彼らの生に対する躍動を感じた
それでも
理不尽だし
何と悲惨なことだと
ページをめくる手は
なかなか進まない

ふいに
生きている奇跡と
生かされている意味を
考える

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去るものは追わず、来るものは選んで

2006年05月24日 | 

夕刻7時前
水平線と漣とかすかな赤焼け


最近心にグッときた言葉
『前田義子の強運に生きるワザ』より

20代の頃 
来るもの拒んで去るもの追った
若さと勢いだけで突っ走った
10代の頃 
そんなこと考えなかった
日々一生懸命のスクールデイズ
30代になって 
来るもの拒まず去るもの追わず
の境地がなんとなくわかるようになった
歳を重ねるってこういうことかな
必要なことしかやってこないよね
全開

そして今
「去るものは追わず、来るものは選んで」

そうか
そうだったのか・・・
何でも受け入れればいい
という訳ではないんですね
強運に生きていると自覚している人は
ちゃんと意志を持って選んでいるんだ
自分に必要なことを

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ヘビ的人生のすすめ

2006年05月12日 | 


『巳歳生まれは 福を呼ぶ人』
爬虫類研究家・歌人 
高田榮一さん ヘビ博士の著書 より

出過ぎた人間になれ
嫌われる人間になれ
しつっこくなれ
手足がないと思え
脱皮せよ
二枚舌の意識を持て
毒を持て
とぐろを巻いて冬眠せよ

これがヘビ博士が世に問われた
絶対人生秘訣の八訓だそうだ

幼少の頃
近くのドブ川(今はもう埋められて道になっている)で
青大将を見たのを思い出す
子供ながらに
とても大きく悠々と泳いでいる姿が
なんともかっこいいと映り
ずっとそこを離れず見入っていたことも


巳歳生まれではない私が
なぜこの本を読むことになったのか?
お引越しを機に
「欲しい本、持って行ってね!」に
「はーい!いただきまーす!」と
全く遠慮なくいただいてきた中の1冊
なんだか気になった

読み進むうちに
その方が巳歳生まれだと気づき
ははぁ~なるほどね~と納得しきり
とっても魅力満載の女性なんです

博士の人生哲学から・・・
コトを成した人物は例外なく「大好き」を伸ばしたのである
「大好きは才能」なのだ
「嫌いなことの多い人生より好きなことの多い人生の方が幸せだ」
好きではダメ 
「大好き」というのが条件だ


そういえば
NHK連続テレビ小説
純情きらりのテーマも「大好き」だなぁ
桜子ちゃんがピアノにいい意味で執着するのは
「大好き!」だから・・・
桜子ちゃんももしかしたら巳歳生まれかな?

今からでも遅くないかな?
「大好き!」にフォーカスするのって・・・
そう思うと居ても立ってもいられなくなった


今日の空

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『彼らの流儀』

2006年05月09日 | 


沢木耕太郎さんの著書

アラビア書道への道を加速させた1冊
もう何年も前に読んで
書棚に鎮座していたこの1冊に
再びスポットが当たったのは
友の「これ読んでみたら?」
『砂漠の雪』は今まさに読むべき作品だった

かれこれ10年の時を経て
すべてが熟成されて
今だから
わかることがある

改めて熟読する機会を
くれた友に感謝

気になったことはやってみる
これが私の流儀


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