![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/8d/a2716d84edb713cfe5269ee3af58a1aa.jpg)
ある出会いによって
この本を手にすることができた
ここに来て
中東とりわけパレスチナが
ぐっと近くなった
物理的にも精神的にも
その矢先にこの本に出会う
日本でも展覧会があったけれど
残念ながら
知らなかった
ある日突然
普通に暮らしている人の命がなくなる
それも
何の脈略もなく鋭利なナイフで
紙の端を切り落とすように
いとも簡単に・・・
後でね
や
明日ね
は
ないのである
概念として
今日のことは今日やろうよ
そうありたいと思うし
そうありたいと努力することだってあるだろう
それでも
何時間か後に
自分がいないかもしれない
という緊迫感などは全くないに等しい
読みながら
そして
読んだ後もずっと
悲しいけれど
パレスチナに生きる人々を
近くにそして
彼らの生に対する躍動を感じた
それでも
理不尽だし
何と悲惨なことだと
ページをめくる手は
なかなか進まない
ふいに
生きている奇跡と
生かされている意味を
考える
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/f6/3b9df3154e073efeeb9b47235bc17469.jpg)