深夜ノ特急

感じるままに・・・想いのままに・・・
言の葉を乗せて、送ります。
by takako

クリスタルレインボー

2017年08月09日 | F_History



月てらす
いとなみの空舞うクリスタルレインボー天使の笑い声



クリスタルレインボー天使の照らす道
真っ直ぐ真っ白未来明るき























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それから

2017年08月06日 | F_History

Family History に続きを書けなくなって
約一年たってしまったみたい

いつも頭の隅にはあったと思う
それでも形にできなければ何も伝わらない

何かの縁で手にしたことを、表現すること
そして新たに生まれることを、表現すること
そうすることで誰かがどこかで微笑むことができるのならば
それをしてみようと思う

2017年の夏はそんなことを決意した夏

またもや奇しくも8月6日の直前でした




夏の夜に響くリンリン幼子の願い事には皆笑い泣く





繋げてくれてありがとう

繋げてみますね
何かできれば・・・・



































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広島そしてカープ

2016年09月10日 | F_History


赤! 25年ぶり7回目の優勝



赤! あの日のこと、まるで昨日のことのように思い出せる



赤! まだ、ゆるやかにいろいろなことを皆が楽しんでいた時代に思う



緑! 名残りの夏を求めて



緑! 何もしないという選択



だけど前へ  前へだけ!





今年は広島の年だったな。
オバマ大統領が訪れた歴史的な年
カープが優勝
まだまだ続く・・・・

この1か月半後、日本一は次回への挑戦となったけれど
やっぱり今年は広島の年

幼馴染みとの会話
「なんか泣けるわ~」

そうなのだ
同じ景色を見た者たちの絆は尋常でないほどに固いのだ
だからそれを底の力に前へ進む
そこへ帰っていけるという安心のもとに







徒然の歌
     升田芳水

38. 二ヶ月の上陸記念の二十三 ぬり子餅して祝いにけり

39. 我々の汗と油で作りたる〇〇基地にあらわし向えり

40. 空爆の跡をながめてしみじみと明日に永らう我の命を

41. 大空の要塞来たり我々の頭上かすめて六〇キロ落せり

41. いつ帰るその日わからぬ日をよみて 共になぐさむ戦友諸人かな

42. 黒潮を越えて母国の〇〇より援軍来るのうわさ耳にす

43. 援軍の来りて我等意気揚がり相互扶助して共に築かん

44. 敵軍の押し寄せ来る騒ぎにて竹槍作りや非常監視に

45. プロペラの音する度に胸さわぐ 敵か味方か聞き分けるまで

46. なつかしき母国よりの便り来ず昨日も来らず今日も来たらず

47. 竹槍に大和魂打ち込めし いざやいざやいざ来たれ

48. 幾千里異郷の野辺に草枕 想うまいとて浮かぶいとし子

49. 一線で万歳唄う度ごとに君のご稜威の高さにむせぶ

50. はたはたとひらめく御旗仰ぎ見て運ぶ手足に力こもりぬ

51. らえよ生永らえよ諸人よ焼けた五体を土産に帰らん

52. 明日あるか無きかわからぬこの命 久遠のことまで思い楽しむ

53. 無事の身で働く程に幸あれ病の床にいるのかなしさ


1942.08.23
上陸2カ月を「ぬり子餅」で祝う







想像するしかないあの年の8月下旬
南の島は熱暑だったはずだ



あの日その日に思いを馳せながら
でも
私は今を生きる
繋げていただいた生だから






赤! や 緑! を体感しながら 前へ!
を満喫しています

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マジックアワー

2016年09月01日 | F_History


一日を終えようとするとき、こんな空に出会うと
おぉ!!となる

ふと窓の外から誘われる眼差しに振り返った証に
いただくご褒美のようなもの

空を見上げるときにアクセスするのは
今の私達がある先達のことだ

どうしてもそちらと繋がりたいと
静かに熱望している何かが私のなかにいる




徒然の歌
     升田芳水


長々の旅路を越えて六・二三 目的地たるカビエンに上陸

被弾の跡を眺めてしみじみと思うや 被害のあれやこれやを

今日は来る明日は来るかとなつかしき故郷よりの手紙待つなり

初便り見たその夜は眠られず いとし妻子が胸にたわむる

成せばなる成さねばならぬ諺の如くやりせば成らぬものなし

霧島や東亜は南下鹿野丸は一人寂しく北に帰りぬ

カビエンはさぞかし好いと思いしに あてがはずれて黒子なくなり

敵爆の初の犠牲に傷つける四名の戦友の経過如何にと

バザールやトラックよりの応援隊 工事完成の馬力かけたり

長々の天幕生活今慣れて 郷土節にて戦友たわむる

南国の第一線で盆向う 去年のこの月如何に過ごさん

幾千里離れた異郷に暮すともいつに変わらぬ野辺の小草は

国を出て早三月は過ぎたれど 後の九ヶ月如何に過ごさん

異人の語る口葉(ことのは)つくろへば暴徒英兵の数々わかりぬ

カビエンはさぞかし好いと思いしに あてがはずれて戦友泣くなり



1942.6.23 目的地カビエン上陸





この詩を目にした私の気持ちを知ってか知らずか

東京上空には

羽ばたく平和の鳥

少なくとも私にはそう見えた

大丈夫だよ
見守ってるよって・・・




そしてそのずっと後には
名残の羽・・・・♪





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天使の梯子

2016年08月14日 | F_History


空を眺めると
あそこへ行けそうな気がしただろうか

日々戦闘機が飛び交う空をどんな気持ちで眺めていただろうか




徒然の歌
     升田芳水


鹿島立つ5月18日晴れていとし妻子と別れかわしぬ

ミッドウェイに向かう手前の空爆に無念の涙のんで退却

西見ても東を見ても北見ても南を見ても青き海原

初めての船の旅路も早はれて波を枕で夢に明け暮れ

着いたるは夢の南国サイパン島我が南洋の生命線

空爆を受けて味わう基地なきを早く不滅の基地を造らむ

国を出て早や一月の日は過ぎて第二の基地のトラック上陸


コバルトの海に浮かぶトラツ島今海軍の基地と雄々しく

国を出て初めて踏んだ黒土を夢にも忘れぬトラック島

設営の送上に無念戦死せる嗚十一柱の霊をとむらう

南国のコバルト色の海静か波間に映る異国風景

我々の造り上げたる飛行場に荒鷲飛来た時のうれしさ






そもそも空を眺める心時間があっただろうか
それでも
あそことは妻子の待つところ


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受け月の願い

2016年08月06日 | F_History

8月6日
今年はまた格別にこの日がじんじんと迫ってくる

このファイルを手にしたからに他ならず
私の手元にだけ留めておくより
誰かと分かち合いたい気持ちが日に日に強くなる

    :
    :
    :



森羅万象、心身、心理とと感謝、感激したこと、また見聞したこと、
過去の記憶、異国情緒等を幾千里離れた異郷の地、然も
第一線にありて×××建設に従事する時、従事する自分が
拙い短歌ながら詩する時、母国に待つ家族への笑土産になるか
反対に離別の歌になるか其の日、其の時まで徒然の暇に歌とせん

昭和17年8月15日
升田芳水




1942(昭和17).5.4
若葉薫る 5月4日徴庸の命を奉じて我はいでゆく

今日よりは我が身にありて我が身なし 君の御言葉奉じいでゆく

なつかしき母国を後に征につく 弱きこの身で任務如何にと



かすみ行く母国の山を眺めて しばしの別れに幸あれかしと

はなれゆく母国の空を眺めては 久遠に変わらぬ月に星かな

海原を重任帯びて堂々と 我が船団は南下して行く



太平洋世界一と思へども 我が船団で黒潮あふる

いつは立つ 立つ日は違う度どとにうれしくもありかなしくもあり



近親やいと妻子に見送られ 港立つ際我が胸は張る

大東亜久遠の平和確立の戦士となりて我は出で行く



   :
   :
   :





空を眺めるのはこの季節だと夕刻が圧倒的に多い
日中のギラギラと照りつける青空に白い雲の空も好きだけど
ふっと静かに空を眺めるのはこの時間だ

そっと手を合わせ願うことは毎月同じ

皆が穏やかで平和な日々を元気に暮しています
ありがとうございます

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南の島で

2016年07月11日 | F_History


南の島のパンフレットが表紙のファイルを父から預かった
南太平洋のパラダイスとうたわれたその表紙が切ない



ページをめくると
昭和17年5月1日に記された
それは会うことのなかった祖父の筆の跡

続いて
昭和17年5月4日の記録

この時
20代の若者に何が起こっていたのか

70年以上の時を経て
この手帳の筆跡が語りかけてくることを

今一度改めてきちんと受け止める時なのだ


奇しくもこのファイルが私の手元に届いたのが
米国オバマ大統領が広島を訪れた歴史的な日の直前

それからずっと静かに受け止めていたけれど

何かせずにはいられない時期に
きてしまったみたいな気がする

そんな気が思い過ごしでありますように





こんな時こそ

いらいらせぬように
くよくよせぬように
徒に神経を患わせぬように
流言蜚語に迷わぬように
大国民の襟度と余裕を見せて
時にはじっと静かに落ち着いて
自然の美しさを見つめよう

野辺に咲くやさしい草花を愛そう そして
静かに慰安と明日の希望と自然が語る
大なる愛の言葉の数々を
味わいませう
せめてはこれくらいのゆとりが
なければ堅忍持久
大東亜永遠平和確立を成就することは出来ないだろう

昭和十七年五月一日 記
徴僱に際して書室にて





宣誓書

一、忠節ヲ盡シ、勤務ニ励ムコト。
二、規律ヲ守リ、長上ヲ敬ウコト。
三、信義ヲ重ジ、礼儀ヲ正ウスルコト。
四、言行ヲ慎ミ、質素ヲ旨トスルコト。
五、軍属タルノ本分ヲ自覚シ、官ノ機密ヲ厳守スルコト。

右ノ諸号ヲ恪守シ、海軍ニ服スルコトヲ誓ウ

昭和一七年五月四日





若葉薫る五月四日 徴庸の命を奉じて 我はいでゆく






この後
1942年5月18日
鹿屋から南下してゆくのである

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