






ベランダの君たち
おかえりなさい
いのちかがやく宇宙
激しく割れた御湯呑みだけど
手放す選択肢はなかった
なんとしても復活させたくて
金継ぎを
近所の骨董屋さんに相談したら
こんなに繊細に直してくれて
安堵と期待と感謝に包まれて
再びお茶をゆっくりいただく時間が訪れる
15年の歳月を刻んできた御湯呑みだから
これからも変わらず日々のお茶を豊かに味わおう
もし、また・・・があるとすれば
金継ぎセットなるものもあるようなので
その時は手元で直してみようかな
金の筋柄だらけになったとしてもむしろ格好いい!
なんても悪くない 金継ぎの向こうにあったもの
古くからの日本の技術への賞賛と感謝と期待
古いものを大切に使い続けることに
当たり前だけどわくわくする日々なのだ
日本古来の技術・麻糸績みのいろいろは
『麻倶楽部からの便り』よりご覧いただけます