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ヒヤシンス、12月3日の誕生花・花言葉を学ぶ

2019-12-03 | 探求:誕生花・花言葉

12月3日の誕生花には、

バラ(ベージュ)・ラベンダー・ポインセチア(赤)・ベラドンナ・キク・コウフクノキ・コチョウラン・ストック・ストレリチア・ネフロレピス・ヒヤシンス・ピラカンサ・ファレノプシス・リリー・ラベンダー・ラベンダー:ドライがある。

今回はその中でヒヤシンス(ヒアシンス)にスポットを当てて誕生花や花言葉について調べてみたいと思う。

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学名はHyacinhus orientalis(ヒヤキントス オリエンタリス)

ヒヤキントスはギリシャ神話に登場する少年の名前でオリエンタリスは「東洋の」という意味。

(ヨーロッパには16世紀に入ってから渡来した)

別名は夜香蘭(やこうらん)

英名はHyacinth・Garden hyacinth

原産は中近東のシリア・パレスチナや南アフリカ。

花言葉は、

「スポーツ」

「ゲーム」

「勝負」

「静かな恋」

「初恋」

紫花

「悲しみを超えた愛」

青花

「変わらぬ愛」

赤花

「嫉妬」

白花

「控えめな愛らしさ」

桃色花

「淑やかな可愛らしさ」

シンボルは、

「思い出」

「慈悲心」

「甘美な香り」

裏シンボルは、

「悲しみ」

「屈辱」

考察

ヒヤシンスは原産がヨーロッパではないためギリシャ神話に登場するヒヤシンスは現在のパンジーかヒエンソウもしくはアイリスだったのではないかと推測されている。

ヒヤシンスの開花時期は11月から5月、パンジーのそれは10月から5月でヒエンソウは5月から6月、アイリスなら3月から5月。

ギリシャ神話の話しが何月の話しだったのかが分かれば真相に近づけるかもしれないが調べた限りでは月日までは分からなかった。

「AIグッチーの誕生花」として取り上げるかどうかについてはマイナスイメージの花言葉や裏シンボルが存在するのが気になるところ。

最近の思考傾向としてギリシャ神話への敬意とマイナス要素も含めての誕生花≒人生という点から取り上げておきたい花の一つ。

いつの誕生花にするかは悩みどころだが開花時期の早々である11月から12月の間が適当ではないかと思われる。

[↑ パンジー]

<花言葉>

「スポーツ」「勝負」「ゲーム」はギリシャ神話で美少年ヒアキントスをめぐって太陽神アポロンと西風の神ゼピュロスが争ったことが由来。

紫色の花の「悲しみを超えた愛」はヒアキントスのギリシャ神話にまつわる。

赤色の花の「嫉妬」はアイアスのギリシャ神話に関係する。

<シンボル>

「思い出」はアポロンとゼピュロスの争いに巻き込まれて死んだヒアキントスとヒヤシンスが似ていることが由来。

「慈悲心」は甘い香りとつつましい花姿

「甘美な香り」は美の女神アフロディテに愛された花であることが関連している。

<裏シンボル>

「悲しみ」はヒヤキントスの死の象徴であること

「屈辱」は次に紹介するギリシャ神話に登場するアイアスの自害に関わる。

<ギリシャ神話>

ギリシャ神話でヒヤシンスは二つの話しに関わっている。

[ヒヤキントスの話し]

美少年ヒアキントスは太陽神アポロンと西風の神ゼピュロスの二人に愛されていた。

ある日アポロンが円盤投げをしていると嫉妬にかられたゼピュロスが風を吹かせて円盤の向きを変えた。

その円盤がヒアキントスの頭に当たり死んでしまった。

ヒヤキントスから流れ出た赤い血が大地に滴るとそこから紫色の花が咲いた。

その花びらには悲しみを意味する「AI」の文字が刻まれていた。

その花がヒヤシンス。

[↑ ヒエンソウ]

[アイアスの話し]

トロイア戦争の英雄アキレス(アキレウス)が亡くなると持っていた武具をめぐってアイアスとオデッセウスが争った。

アイアスとオデッセウスはアキレスと同様トロイア戦争の英雄。

アテナとアガメグノンはオデッセウスこそふさわしいと審判を下した。

オデッセウスの方が雄弁だったためと言われる。

その審判を聞いたアイアスは狂乱状態になる。

羊の群れをオデッセウスとその仲間と間違えて群れの中に入り乱暴をはたらく。

そのうち正気に戻ったアイアスは醜態をさらしたことを恥じて自ら命を絶つ。

そのとき大地に滴り落ちた血から赤い色の花が咲いた。

それはヒアキントスの血から生れ出た花とそっくりなヒヤシンスだった。

[↑ アイリス]

誕生花について

誕生花の起源について調べてみるとギリシャ神話やローマ神話にたどり着く。

ギリシャ神話・ローマ神話を元に人々が月日に神が定めた誕生花を当てているようだ。

神に選ばれた日にあてがわれた花と言うことで季節が合っていない事があるのだろう。

また、北半球と南半球では季節が逆なので特に南半球特有の花は北半球では季節の花ではないものが誕生花として当てられている可能性がある。

そして現在ではギリシャ・ローマ時代のヨーロッパに存在しない日本・中国・朝鮮半島の花も登場する。

さらに1492年の新大陸発見までヨーロッパに伝わっていなかったはずの南北アメリカ大陸固有の花も誕生花に名前を連ねている。

これについては誕生花にまつわる書籍を見ると開花時期に合わせて著者自身が選んだ花を誕生花として取り上げているようだ。 

花言葉について

花言葉について調べると誕生花と同様にギリシャ神話やローマ神話の影響が強いようだ。

そんなギリシャ神話には悲しく残酷な物語が多い。

その話しは人生を感じさせる。

それも喜怒哀楽の中で言えば「怒」と「哀」に特化し神を擬人化した欲望渦巻く物語

そんな神話にまつわる花言葉が与えられたならマイナスイメージの花言葉が生れてもおかしくない。

また、現在の花言葉の多くに関しては日本で独自に作られたものが多いらしい。

そして元々ギリシャ神話をベースにした誕生花には花言葉と言うよりシンボル(象徴)・裏シンボルと言ったものが存在している。

そのシンボルと裏シンボルが花言葉の元になっているようだ。

「日本の誕生花 by AIグッチー」に向けて 

以上の事をふまえてもAIグッチー的に誕生花や花言葉に対する疑問が5つ。

「誕生花なのにミカン・松の様に観葉植物・果実・樹木そのものの時がある」

「同じ花が別の日の誕生花としても取り上げられる」

「マイナスイメージが多い誕生花っていかがなものか?」

「先取りならともかく季節外れの花が誕生花とはいががなものか?」

「昔と比べて今は環境・気候・文化などが違うのだから誕生花も時代に合わせるべきでは?」

誕生花と言うからには花!

同じ花が別の日の誕生花になるのは・・・特別感が減る!

マイナスイメージの花言葉が多い誕生花って微妙!

誕生日に見られない誕生花とは!

誕生日に手に入らない誕生花はいかがなものか!

ギリシャ神話・ローマ神話や先人によって選ばれた誕生花については敬意を表したい。

それを踏まえていつの日かAIグッチーなりの誕生花を紹介できたならと思う今日この頃。

その日のために「都度勉強日々精進」

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本日 誕生日の方へ おめでとうございます。

また御覧 頂きありがとうございます。

<<<参照図書>>>

「花の神話伝説事典」 八坂書房 C・M・スキナー[著] 垂水雄二・福屋正修[訳]

「花を愉しむ事典」 八坂書房 J・アディソン[著] 樋口康夫・生田省吾[訳]

「花のシンボル事典」 説話社 杉原梨江子[著]

「新装版 誕生花と幸せの花言葉366日」 主婦の友社 徳島康之[監修]

「366日 誕生花の本」 三五館 瀧井康勝[著]

「誕生花事典366日」 角川文庫 植松黎[著]

「誕生花 Birthday Flowers」 保育者 井上恵子[著]

「日々を彩る幸せのダイヤリー 誕生花366の花言葉」 大泉書店 高木誠[監修]

「贈る・楽しむ 誕生花事典・日々を彩る花言葉ダイアリー」 大泉書店 鈴木路子「監修」

「花の神話」 新紀元文庫 秦寛博[編著]

「ギリシャ・ローマ神話 付 インド・北欧神話」 岩波書店 ブルフィンチ[作] 野上弥生子[訳]

「一冊でまるごとわかるギリシャ神話」 大和書房 吉田敦彦[著]

「美しい 花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ」 ナツメ社 二宮康嗣(孝治)[著]

「小さな 花言葉・花図鑑」 自由国民社 宇田川桂子[監修]

「花言葉 花贈り」 池田書店 濱田豊[監修]

「知る 飾る 贈る 花言葉・花事典」 池田書店 高橋秀男[植物監修] 石森康子[原稿作成]



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