ミステリアスなタイ料理屋さん

先日、連れて行ってもらったタイ料理屋さん。お誘いを受けたときからミステリアス。

当日キャンセルNG、遅刻NG、一年前に完全予約制。でも安くて美味しい。
タイ料理は大好きなので、二つ返事です。
でもあんまり辛いと食べられないかも。とちょっと情けない要望つき。


当日もミステリアス。というのも、取材お断りのおばちゃんが一人でやってる小さいお店。なので都内某所、お店の名前も秘密。
一日マックス12～5人くらい？どうやら入れ替えなし。
料理は2500と3000円のコースのみ。おばちゃん一人で手が回らないので、飲み物は冷蔵庫からセルフ。お皿や水もセルフ。

話を聞いて、あまりにビビったのがわかったのか、連れて行ってくれた友人に笑われてしました。
おばちゃんは一人で大変だから、協力してね、でも美味しいって食べてもらえるかのが一番なんだよって。
それを聞いてちょっと安心。

お店に入って、小柄ながらも取っ付きにくそうなおばちゃんを見て再びビビり。


写真は生春巻き。連れて行ってくれた友人の超おすすめ。とても美味しかった。ほんのちょっとピリ辛のソースがまた旨い。

えびせんも美味しかったのですが、たくさん出てくるからこれでお腹いっぱいにしないほうがよいよ～というアドバイスを受けて味見程度。
これだけでビール3杯くらい行けそうでした(ビール飲まないけど)

お料理は決まっているので、ばんばんでてきます。おばちゃん、ホントに一人？っていうくらい早い。たぶん手際がすごくよいのでしょう。

写真には撮れませんでしたが、春雨のサラダも美味しかった。
あさりの酒蒸しも美味しかった～。あさりの味が出たつゆが最高。



最後のカレー用ご飯を入れて食べたら美味しかった。


魚のソテー・タイ風ソース(正式名称不明)



ぴりっと辛いソースが絶妙なアクセント。

他にもひき肉のレタス巻、タイさつまあげ、トムヤムクン。

ひき肉のレタス巻もほのかな辛さ。食べ続けるとちょっと辛いものの、とても美味しい。連れて行ってくれた友人いわく、「いつもの料理の中では辛くなくてホッとする味」だそうです。
タイのさつまあげは、大好き。なんであんなに美味しいんだろ？ここのは小ぶりでしたが、その分、何枚でも食べちゃうよ！という気になりました。

トムヤムクン。実はちょっと苦手。苦手な匂いがちょこちょこするので、頼んでもたいてい一口で満足しちゃいます。
ここのはすごい美味しかった。美味しい味しかしなかった。
ほとんど辛さもなく、美味しかった。


ちなみに、この日のお料理は多少辛いものの、そんなにいうほど辛くはない。
少なくとも、「辛いの大丈夫？」と聞かれる辛さではありません。
「好きなんだけど、あんまり辛いのは食べられない」にちょうどぴったりです。

実は、友人が予約の確認(これもお店必須のルール)時に、「初心者向けで」と頼んでくれたそうです。もう一人、連れて行ってもらった友人もあんまり辛いのは…だったそうで、おばちゃんはちゃんと調節してくれました。お料理のラインアップもちょっと違っていたようです。
トムヤムクンなんて、いつもは「辛くて喉痛い、辛い、でも美味しい～、辛い、やめられない～」といいながら飲むそうですが、「今日のは辛くない！」と驚いてました。
友人の素敵な配慮のおかげで、二人して美味しいを連発。ただし連れて行ってくれた友人には、かつてない「辛くなさ」だったようです。ごめんね。


鶏とカシューナッツの炒め、〆には野菜カレー。



鶏とカシューナッツの炒めは、私一番のお気に入り。すっごい美味しかった！
まったく辛くないこのお料理は、いつものラインアップにはないものらしいです。
出してくれてちう嬉しい。この一品とご飯だけで、ランチ行けます。でもこの頃になるとお腹いっぱいで、あんまり食べられなかった…


さて〆の野菜カレー。野菜しか入ってません。
大根、マッシュルーム、ヤングコーンなど。日本の一般的なカレーの具のじゃがいもや人参は入ってません。
味はやっぱりマイルド、でもほのかでもちゃんと辛味もあるココナッツ風味。
一緒に連れて行ってもらった友人は、このカレーがいたくお気に召した模様。

デザートはかぼちゃ味のケーキ？とココナッツ味のケーキ？
どちらも甘さが柔らかくてうまい！
お腹ははち切れそうでしたが、頑張って食べました。

終始黙々とお料理を作っていて話かけにくい感じのおばちゃんでしたが、帰るときには外までお見送りをしてくれたり(毎回だそうです)、実はとてもシャイなんだそうです。

また是非行きたいのですが、この注文の多いレストラン。
来年一年の予約は既に〆切。抽選待ち状態。
行けるのは早くて再来年。わお！
それでも行きたい気持ちになるくらい美味しかった！
連れて行ってくれた友人に感謝。