三日坊主日記

思い出した頃に書く日記。記憶が頼りな割に記憶力がなかったり。

RENT2

2007-12-28 08:34:31 | 舞台・音楽・映画など
さて、かなり記憶が怪しくなってます。
物語が3つに別れ統合し、また互いに絡んでいるので、前回はすぐ書いたものもすでに間違ってる。たぶん

2幕は出演者が並んでこのミュージカルのテーマソング?を歌うところから始まります。

SEASONS OF LOVE

きっとRENTを知らなくても聞いたことある方もいるんじゃないかな。
私は聞いたことがありました。52万5600秒-という歌い出しのゴスペル風の、とてもとても綺麗な歌です。

コーラスも素晴らしかったのですが、ソロの女性の声が特にすごくて、鳥肌が立ちました。
その人、主要メンバー7人のうちではないんですよ?層の厚さというか、底力というか、本当にすごい。アメリカって。


そんな余韻に浸っていたら、いつの間にか怪しい雰囲気のダンスになってた。
エンジェルは7人でいるときも横たわり、エンジェルを守るように寄り添うコリンズ。
ジョアンヌとモーリーンは喧嘩をし、昔のダンサーのときに客として来ていて、なにやら関係のあったらしいベニーも、打ち上げの店で再会したミミにちょっかいを出してます。
7人+αの群舞が怪しい感じ。照明・音楽・振り付けすべてが怪しい。そんな中、着ていた白い服のイメージもあってか、消えそうな感じで踊るエンジェル。
光を浴びながらの退場に、うわー、死んだっぽい演出。とか思ってたら、本当に死んでたですよ…
横たわっていたのは具合が悪かったのか!うっかりラブラブなのかと…確かにテンション高いエンジェルにはありえない状況でした。気付かなかった自分にがっかりですよ。

エンジェルが亡くなったときのコリンズの歌が、これまたよかったです。
なんかもう、感動しました。涙も出ました。観に来てよかったとすごい思いましたよ。(その前の酷すぎる勘違いにへこみつつですが)

エンジェルが幸せの元だったかのように、その頃色んな不幸が 押し寄せます。本格的にみんなお金がなく…エンジェルのお葬式が出せないとか、ミミのエイズが進んじゃったとか。ミミは麻薬がやめれてなくて、打ち上げ辺りでも買っちゃってたし、2幕ではロジャーと喧嘩別れのようになり、昔の関係を迫られているのかベニーに連れてかれてたり。
ロジャーはイマイチふっきれなくて?一人もんもんとしてるし…
ここら辺はばんばん時が流れているらしいのですが、時間の経過は、台詞で「あれから○ヶ月」「今は○月」と言ってくれないとわからなかったよ。

お金のなさにとうとう、マークは暴動のビデオを見て声をかけてきた、ずっと粉をかけてきている三流テレビ番組?のプロデューサーに、電話します。
まあこのプロデューサーは女性なんですが、最初の電話からテンション高くて笑った。
会社の電話、自分の自宅の電話、自分の携帯電話、ファックスの番号まで言ってた?しかもすごい早口で。
そんな、みんなが八方ふさがりの中、コリンズは「エンジェルなら?」とみんなに歌いかけます。
道に迷った観光客に、ドラァグクィーンの格好のエンジェルが偏見の目で見られても、自由の女神に案内してあげて最後は仲良くなって…というエピソードには涙がじわり。エンジェルらしいな。
コリンズがまた、感動する歌・声だったんで涙倍増ですよ。今回の舞台を通して、コリンズの歌が一番感動したかもしれない。


コリンズは感動、SEASONS OF LOVEの女性のソロ(役者さんの名前すらわからない)は感激でした。

モーリーンとジョアンヌはエンジェルなら?と仲直り、マークも金のために自分を曲げない誇りを取り戻します。
一年間撮り貯めたフィルムを上映。一年前のロジャーの姿(物語の冒頭)から始まる記録です。ってすぐに電気が落ちてしまうのは、もうお約束。相変わらず貧乏な彼ら
そこへ公園で行き倒れていたミミが運びこまれます。
高熱で、すごく痩せてしまっていたミミはもうやばい状態。
みんな懸命にミミを呼びますが、ミミは息を引き取り…

みんながショックを受けていると、奇跡のようにミミが息を吹き返します。
「夢の中でエンジェルがいて、ロジャーの声を聞けって」
「私は月を飛び越えたの(モーリーンのホームレス排斥反対集会で、モーリーンが月を飛び越えようという歌?を歌っていた)」
熱も下がり、ミミはこちら側に戻ってきた

うーん、ここら辺は話の救いとか、目指すところを考えれば仕方ないかもしれませんが、ご都合主義に見えてしまいました。他の部分でかなりシビアな描写もあったので、ちょっと消化不良。
この話は、そういう話なんだと思うしかないかな。

なーんて考えてても、エンディングへなだれ込むときにコリンズが誰かを呼んで、エンジェルが出てきたので、もうそれどころじゃない。みんな、エンジェルーっ!って拍手の嵐。

カーテンコールにはSEASONS OF LOVEを歌ってくれました!嬉しい~~
スタンディングオベーションは何がいいって、聞きながら体動かしてもいいところ!って間違ってる?
一緒に歌ってる人もいたな。私も歌詞がわかるなら一緒に歌いたかった~くちずさんでましたけどね!ばっちりなのは最後の「about love?」ってとこくらいでしたけどね。
マークがソロパートを歌ってくれたのもすごい嬉しかったなあ。曲数はロジャーの方が多いし、歌もロジャーのがうまいのかな?とも思いましたが、マークも歌上手いんだよなあ。そんでもって役者さんがマークのイメージにぴったりです。


この舞台は、誰もが高いレベルで安定してて、聞いててホントに気持ちよかった!
ホームレスたちのコーラスも好きだし、ライフサポートのコーラスもすごくよかった。
話の筋はたぶん混乱してます。もう一回観たいなあ。そしたら覚えられるのに。なんで一週間しかやらないんたろ?
チケット代12000円、払う価値はある舞台です。
曲をちゃんと覚えたい。っていうかもう一回観たい!!


帰ってからネットで調べて、すごい舞台なんだと知りました。熱狂的なファンのついてる舞台なんですね。
それもわかる。

昨年も来ていて、今年の方が評判がよかったのは、初見としては嬉しい限りです。
また来たら、また行っちゃうよ!頑張ってチケット取るよ!(今回は一般発売してから気づいて、空いてる日、席で取りました。その割には真ん中辺りで見れてラッキー。


去年映画化されたオリジナルキャストのDVD買っちゃっいました。これで歌を覚えようっと