ふむ…。ちょっと感想が書きやすくなってきました。
遠慮も、よそよそしさもある、友達の友達状態だった「デュラララ!!」。
まだまだ掴めない所も多いのだけど、それぞれの人となりがちょっとは
分かってきたので、私が一歩踏み込んで見ても良いかなって感じです。
紀田がただのお調子者じゃないと分ったり、
帝人も平凡な子って訳でもないのかもしれないと思えて、
面白くなってきた…かな。
セルティはやっぱり可愛いし、新羅とのやりとりが面白い。
それにそれに、シズちゃんが好きなんだよねぇ。
そんな風にちょっとでも引っ掛かる部分があるから、
近づいてみようかなと思える今日このごろ。
…で、いきなり分割ですよ。
いやBパートの方が短めだから、はしょったらなんとか収められるか?
って気もするんだけどね…。
文字数ギリギリの長さの記事もなぁ…最後の方焦るしな。
そんなわけで、デュラ初の二分割っちゅうことで。
毎回そうとは限らないと思いますが。
あらすじ、タイトル意味は公式HPより。
#05 「羊頭狗肉」
帝人・正臣・杏里の三人が高校生らしい放課後を満喫する一方で、
「池袋最強」を探す雑誌記者・贄川の取材はなかなか進展を見せない。
人々の口から上がるのは首なしライダー、ダラーズ、サイモン、
平和島静雄、黄巾賊、切裂き魔と、まったく一貫性がなかったからだ。
そして「池袋最強」候補の一人である首なしライダーは、夜の路地裏で、
暗闇に赤く光る二つの目と相対する。
時を同じくして、とあるチャットルームは「罪歌」と名乗る者によって
荒らされていた。
◇「羊頭狗肉(ようとうくにく)」
「羊頭を掲げて狗肉を売る」の略。
《「無門関」六則から》羊の頭を看板に出し、実際には犬の肉を売る。
外見と内容が違うこと、見せかけが立派でも実質がそれに伴わないことのたとえ。
(出典:大辞泉)
いきなり男が逃げていて何事?と思ったんだけど…
あれぇ~この男って那須島?追ってるのはセルティですね。
バーやラブホが立ち並ぶ路地の袋小路で、
御免なさいと謝ってるとこ見ると悪いことしたんだよね。
抱えていたスーツケースをセルティに渡そうとした時、
後ろからセルティの腕を突き破る…刀ぁ?!
な、なんですとぉ~?
そらセルティはこんなんされても大丈夫だけどさ。
あっでも痛覚はあるんだぞ!
コイツ一体何者?
男(那須島)が首無しライダー以上に恐怖するその存在。
セルティの後ろの小柄な影が赤い瞳をカッと開く。
よ、妖怪?
帰宅したセルティは新羅に訴える。
「まいった」
「本当にまいった」
ちまちま打っては新羅に画面見せてるセルティが可愛い。
「あぁ…僕のせいだセルティ」
と責任感じるのは良いけれど、
「僕がつまらない仕事を引き受けたせいで」
その手はなんじゃ。クサイ芝居みたいなオーバーアクションだな。
なんだかうそ臭いぞ。知っててわざと行かせたんじゃ無いのかお前。
あ、でもこんな新羅はほんと福山さんちっくだ。(また逆、逆)
まんまだなぁと思います。
小柄な影はセルティの腕を突き刺しただけじゃなく、思い切り首も切断。
いや、もともとないからメットが飛んだだけですけどね。
セルティがまいってるのは、付けられた腕の傷がふさがる時に、
「「人間じゃない。化け物…化け物…化け物」」
という声がしたからだ。男の声と子供のような声と…あれは何?
「私の事を化け物と言った」
「なんて失礼なヤツだ。せめて魔性の女と言って欲しいね」
…それはどうでしょう。
セルティの事は、私は気に入っているし、すこぉしは慣れてきたけど、
常識から考えたらさ、やはり人の眼から見たら「化け物」は妥当でしょ。
「あれはなんだ」
ほんと…なんだろうね。
神谷さん居るんで、名前返してもらおうと間違えてこっちへ来ちゃった妖かな(違)。
「宇宙人だったらどうしよう」
セルティ~っ!!
朝から大笑いしましたよ、これ。
沢城さんの言い方がまた傑作なんだよな。
可愛いなぁセルティ。
自分も人外で十分すぎるほど不思議な存在のくせに、宇宙人怖いわけ?
「セルティ…それは笑うところかい?」
くふふふ。
良いなこの二人。おもろいわ。
化け物と怯えて逃げる男の姿に、何事かと近くに居たらしい紀田と帝人が目を向ける。
一緒に居るのはお友達ではなさそうですね。
隙が出来たのをチャンスとして、走り出しました。
絡まれてたのかな?
-この街は、冗談と気まぐれと偶然で出来ているらしい。
あぁそうだった。今回は紀田がナレーターなんだよね。
帝人が利用してるチャットルームに、罪歌という人物が入室している。
『人間』『強者』『望』『愛』『望愛人間』
『望ですを強者だから人間愛です。望ですをですをだからだからだから』
『私』『私、だから望む』…
文法が変なんだけど…アジア系外国人だったり?
入力凄い速くて怖いです。
-このシチュエーションも神様の気まぐれか冗談か。
紀田ったら入学式に一目ぼれした女子が37人も居るらしい。
そのトップ5に入る最上級メガネっ子、園原杏里と、
ドラマみたいな展開で一緒に下校することになった…のに。
-とんだヤボテンに邪魔されるとは、いや参ったね。
くすっ。その参ったねの言い方、良いね宮野くん。
「あ、この前は大変だったね」
「あ…うん」
帝人が園原に話しかけるも、会話は続きません。
-だ~めだこりゃ。
「あん時は驚いたぜ、まったくぅ。帝人に抜け駆けされるなんてな」
帝人に抜け駆けのつもりはなかろうよ。
まぁ彼がああ動くとは確かに驚きましたね。
ところが二人は、なぁんにも進展しなかったんだよなぁ。
紀田だったらあんなチャンスは逃しはしない。
「ってことで付き合って」
回り込んで杏里の前に方膝ついて両手広げる。
新羅と良い勝負だなキミ。>芝居掛かってるトコ&オーバーアクション。
返事は、すぐじゃなくて良いらしい。
今、返事待ちの子が七人いて、どの子と付き合うか調整中って…
おい、紀田!それかなり失礼じゃないか?
そんな話を先に聞いちゃったら、お断りするよ普通。
「園原さん、まともに相手しなくて良いよ。疲れるだけだから」
あぁそうね、本気にしないわね。
それに、これもわざとなのかもしれないな。
5話を最後まで見ると紀田の印象が変わり、そんな風にも思えました。
遊んでるような事言ってて、たいしたことないし、
ナンパしても結局…と暴露する帝人にニヒッと笑って飛びかかる紀田。
これ、良い顔だ。
帝人は親友。池袋に出てきてまだ数日のおのぼりさん。
純朴で世間知らずのくせに、妙に頑固な所もあって、
紀田には、なぜか放っておけない存在。
-そんなPureBoyと俺が思わぬ三角関係。
これが青春ってヤツですか?
じゃれあう二人を見て仲良いんですねと杏里。
「はい、良いんです」
すっぱり肯定する紀田。
「腐れ縁ですけど」
と付け加える帝人の首に紀田が腕を掛けて絞める。
ギブギブ…ともがく帝人。またじゃれ合い再開です。
ほほえましいことで。
で、なんで三人がこういう図になったかを紀田が
始業式まで遡って説明してくれました。
最初からかよと思ったけど、
間に3話分挿入されてて、その間この子達は放置だったからね~
遅刻してきた誠二が、もう登校しないかもしれないと言い出し、
一生のとても大事な事だから、貴方達に付き合ってる暇など無いと
いきなり爆弾発言。そのまま教室を去って行きます。
-世の中には色んなヤツが居るもんだなぁ~と後で帝人から
聞いて思ったわけだが…
その日の帰り道、誠二を引きとめてる杏里を見かけたわけだ。
-それがまさにフォーリンラブの瞬間?キュートな笑顔にドキ胸ぇ~。
あ、いや笑顔じゃなかったが。
ここのナレーションはモロ紀田テンションだね。
杏里を気に入ったのって本気だったんだな。
常にふざけて愛を振りまいてるっぽいから、どこまで本気なのか
分からなかったよ。
そして今日。
杏里は教室から出た所でエロ教師、那須島に声を掛けられた。
困ってる事があるんじゃないかと那須島が杏里に訊く。
いじめとか、やっかい事に巻き込まれているとか。
ん?コイツ、杏里の事を以前から知ってるのか?
「何かあったらすぐ俺に言うんだぞ」
大丈夫です、と応える杏里の胸へと視線が落ちてるぞ那須島!!
張間美香の事も知ってるようで、二人を一緒のクラスになれるよう
画策したのはコイツらしい。
苦労したんだぞと恩着せがましい。そして杏里の肩に手を置く。
もうそれだけで気持ち悪いですねっ。
そういやぁ蘇芳とイリヤだな。うえださんはまたしても変態さん役で。
「中学の斉藤先生からくれぐれも宜しくと頼まれてな。
だからお前も遠慮することないんだぞ」
杏里の肩に腕を回し、今日は送っていってやろうとか言い出しましたよ。
そのまま車の中で襲うつもりですか?
杏里が通ってた中学の斉藤先生と那須島は知り合いのようですね。
でも頼まれた…って事は、斉藤先生もその手のタイプの人だったのか。
もしくは斉藤先生はまともな教師で、
純粋に教え子を心配して那須島に頼んだのか、どっちだろ。
いじめや、やっかいごと…という台詞が出る所見ると、
後者かな。そういう性質な杏里を心配してるクチか。
でも那須島に託すとは、斉藤先生も見る眼がないって事だよな。
「知ってるだろ?池袋でまた切り裂き魔が出たって」
これはセルティが例の仕事する前ですよね。
てことは、池袋あたりに出没することは、知る人は知ってたんだ。
新羅も知ってたんじゃないのかねぇ。
「那須島先生、セクハラっすか?」
隣の教室から廊下にちょこんと顔を出して、紀田が軽い調子で叫ぶ。
本格的なセクシャルハラスメントってヤツか、とか言ってる。
ナイスだ紀田!もっと言ってやれ。
ふざけるんじゃないと紀田を叱った那須島は、
「園原、勘違いして変な噂流さないでくれよなぁ」
って、お前なぁ…。どこが勘違いだよ、まんまじゃねーか。
「彼女がそんな軽薄な女に見えますか?」
「あぁそうだよな。頼むぞ全く」
「むしろ噂は俺が流すんで、安心してくださぁい」
くははは。良いぞ、紀田。
廊下のバケツに引っ掛かってコケる那須島、ざまぁみろ~。
-さしずめ正義の味方ってところ?
今の俺、カッコ良くね?
普通惚れちゃうだろ。
「紀田くん?園原さんも…」
-なんてタイミングで現れやがる。
ふふっ紀田の腐った顔がいーじゃない。
なるほどねぇ、そういうことでしたか。
それで三人で下校、ね。
公園でアイスクリームを食べる三人。
杏里の分は紀田のおごり?優しいね。
杏里がノーマル、紀田がチョコ、帝人がイチゴ味ってのがまた…
あ~私も”うにゅうにゅアイス”食べたくなったわぁ。
(私は、この手のアイスを↑こう呼んでます)
那須島の事は気をつけた方が良いと紀田がちょっとマジモードで
杏里に助言。
那須島に関する噂は大半が噂に過ぎないらしいが、
教え子に手を出したというのは本当の話らしい。
二年の先輩で去年の二学期頃転校したのだが、那須島と付き合ってたのが
バレそうになったからだそうで。
自分から辞めたのか那須島に脅されたのか学校が転校させたのか、
そこの所は分からないらしいです。
「ま、なんかあったら俺と帝人がなんとかすっから。な、帝人」
状況がよく分からないけど、出来ることはなんでもすると
杏里を見て応える帝人。
紀田に言わせると、こういう時は出来ないことも愛の力でやってみせるぐらい
言わないと男じゃないそうだよ。
それより…と帝人が振った話は、この間杏里をいじめてた三人組みのこと。
あの時の会話を聞いていたから、帝人はだいたいは掴んでいる。
彼女達とは同じ中学で、当時杏里は実力のある子に助けられていた。
だがその子が居なくなったとたんに昔の奴らがまたいじめに来たって流れですね。
その居なくなった友達ってのが張間美香。
美香は入学式の前から一度も家に帰っていない。
杏里が美香ととったプリクラを二人に見せます。
これが美香。どうみても誠二と一緒に居た子だよね。
違うのは眼の色ぐらいじゃないの?
顔、一緒の気がしちゃう。髪もこのままだしね。
だけど設定では別の顔、なんだよねぇ。
呼び止めて、人違いだと謝ったもんね、杏里。
本当は、物凄く違う顔のはずなんだよね。
でもキャラデザがこれなので、その差が出ないのが残念だなと
思ってしまいます。
原作ファンの方が納得してるなら、私がとやかく言う事もないのだけどね。
ちなみに私は未読です。うっかりwikiをチラリと見てしまい、
知ってしまった部分もありますが、全部見たわけじゃないので、
既読者レベルではありません。
杏里の携帯と美香の家には連絡が入ってるそうな。
傷心旅行に行ってるから気にしないで、と。
大抵のことでは驚かないと言った帝人が、
美香がストーカーと聞いてアイスを吹いた。
相手はあの誠二だとすぐに気付く紀田。
誠二に振られて傷心旅行に出かけたわけだ。
「園原さんとは仲良かったの?」
と帝人が唐突に訊く。
-なんだその疑問系は。
いつも一緒に居たのは確かだと応える杏里。
-こいつは妙な所で勘が良い。
自分は色々と不器用で、人とも上手く付き合えない。
それをいつも引っ張ってくれたのが美香。
高校もわざわざ同じ所を選んでくれたのだそうだ。
「それは…」
-キミという引き立て役を手放したくなかったからじゃ…
なんて事は、思っても口に出しちゃいけないよ?帝人くん。
でも杏里はそれ、分ってました。
まるで二人の心を読んだかのように、
自分が引き立て役だったことは分かっている、と白状する。
だけど杏里は杏里で、美香を利用していた。
「依存して生きて行く方がラクだから」
そうしないと生きていけないと、彼女は思っていたようです。
でも今はそれほど必要とは思えなくなった。
彼女が居ない状況に、慣れてきたのだと言う。
クラス委員に立候補したのも、美香がやりたがっていたから。
せめて自分が代わりにやらなきゃと思った、と。
「クラス委員になれば、彼女を追い越せるような気がして…
ずるいですよね、こんなの」
杏里の告白を黙ってじっと彼女の顔を見ながら聞いていた帝人が
口を開いた。
「それをわざわざ人に言うのが一番ずるいと思う」
BGMがピタリと止み、紀田がハッと帝人を見る。
「なんだかそれで誰かに許してもらおうとしてるみたいだ」
美香より上を目指そうとするのは正しい選択。
だからもっと胸を張って堂々としていれば良いんだ。
言ってしまってからちょっと気まずい顔になる帝人ですが、
キミの言葉はしっかり杏里の胸に届いたようですよ。
姿勢正して、杏里はちゃんと頭下げて礼を言いました。
-コイツのこういう所が、俺はけっこう気に行ってる。
あ~、そうなんだね。帝人もただのボケボケした子じゃないんだ。
すみません、とりあえず今夜はここまで。
Bパート感想は明日UPします。
UPしたらまたリンク貼ります。
【2010.2.6 PM4:03追記】
Bパート感想UPしました♪
「デュラララ!!」#5-2【羊頭狗肉】紀田の語り、良かったな。
遠慮も、よそよそしさもある、友達の友達状態だった「デュラララ!!」。
まだまだ掴めない所も多いのだけど、それぞれの人となりがちょっとは
分かってきたので、私が一歩踏み込んで見ても良いかなって感じです。
紀田がただのお調子者じゃないと分ったり、
帝人も平凡な子って訳でもないのかもしれないと思えて、
面白くなってきた…かな。
セルティはやっぱり可愛いし、新羅とのやりとりが面白い。
それにそれに、シズちゃんが好きなんだよねぇ。
そんな風にちょっとでも引っ掛かる部分があるから、
近づいてみようかなと思える今日このごろ。
…で、いきなり分割ですよ。
いやBパートの方が短めだから、はしょったらなんとか収められるか?
って気もするんだけどね…。
文字数ギリギリの長さの記事もなぁ…最後の方焦るしな。
そんなわけで、デュラ初の二分割っちゅうことで。
毎回そうとは限らないと思いますが。
あらすじ、タイトル意味は公式HPより。
#05 「羊頭狗肉」
帝人・正臣・杏里の三人が高校生らしい放課後を満喫する一方で、
「池袋最強」を探す雑誌記者・贄川の取材はなかなか進展を見せない。
人々の口から上がるのは首なしライダー、ダラーズ、サイモン、
平和島静雄、黄巾賊、切裂き魔と、まったく一貫性がなかったからだ。
そして「池袋最強」候補の一人である首なしライダーは、夜の路地裏で、
暗闇に赤く光る二つの目と相対する。
時を同じくして、とあるチャットルームは「罪歌」と名乗る者によって
荒らされていた。
◇「羊頭狗肉(ようとうくにく)」
「羊頭を掲げて狗肉を売る」の略。
《「無門関」六則から》羊の頭を看板に出し、実際には犬の肉を売る。
外見と内容が違うこと、見せかけが立派でも実質がそれに伴わないことのたとえ。
(出典:大辞泉)
いきなり男が逃げていて何事?と思ったんだけど…
あれぇ~この男って那須島?追ってるのはセルティですね。
バーやラブホが立ち並ぶ路地の袋小路で、
御免なさいと謝ってるとこ見ると悪いことしたんだよね。
抱えていたスーツケースをセルティに渡そうとした時、
後ろからセルティの腕を突き破る…刀ぁ?!
な、なんですとぉ~?
そらセルティはこんなんされても大丈夫だけどさ。
あっでも痛覚はあるんだぞ!
コイツ一体何者?
男(那須島)が首無しライダー以上に恐怖するその存在。
セルティの後ろの小柄な影が赤い瞳をカッと開く。
よ、妖怪?
帰宅したセルティは新羅に訴える。
「まいった」
「本当にまいった」
ちまちま打っては新羅に画面見せてるセルティが可愛い。
「あぁ…僕のせいだセルティ」
と責任感じるのは良いけれど、
「僕がつまらない仕事を引き受けたせいで」
その手はなんじゃ。クサイ芝居みたいなオーバーアクションだな。
なんだかうそ臭いぞ。知っててわざと行かせたんじゃ無いのかお前。
あ、でもこんな新羅はほんと福山さんちっくだ。(また逆、逆)
まんまだなぁと思います。
小柄な影はセルティの腕を突き刺しただけじゃなく、思い切り首も切断。
いや、もともとないからメットが飛んだだけですけどね。
セルティがまいってるのは、付けられた腕の傷がふさがる時に、
「「人間じゃない。化け物…化け物…化け物」」
という声がしたからだ。男の声と子供のような声と…あれは何?
「私の事を化け物と言った」
「なんて失礼なヤツだ。せめて魔性の女と言って欲しいね」
…それはどうでしょう。
セルティの事は、私は気に入っているし、すこぉしは慣れてきたけど、
常識から考えたらさ、やはり人の眼から見たら「化け物」は妥当でしょ。
「あれはなんだ」
ほんと…なんだろうね。
神谷さん居るんで、名前返してもらおうと間違えてこっちへ来ちゃった妖かな(違)。
「宇宙人だったらどうしよう」
セルティ~っ!!
朝から大笑いしましたよ、これ。
沢城さんの言い方がまた傑作なんだよな。
可愛いなぁセルティ。
自分も人外で十分すぎるほど不思議な存在のくせに、宇宙人怖いわけ?
「セルティ…それは笑うところかい?」
くふふふ。
良いなこの二人。おもろいわ。
化け物と怯えて逃げる男の姿に、何事かと近くに居たらしい紀田と帝人が目を向ける。
一緒に居るのはお友達ではなさそうですね。
隙が出来たのをチャンスとして、走り出しました。
絡まれてたのかな?
-この街は、冗談と気まぐれと偶然で出来ているらしい。
あぁそうだった。今回は紀田がナレーターなんだよね。
帝人が利用してるチャットルームに、罪歌という人物が入室している。
『人間』『強者』『望』『愛』『望愛人間』
『望ですを強者だから人間愛です。望ですをですをだからだからだから』
『私』『私、だから望む』…
文法が変なんだけど…アジア系外国人だったり?
入力凄い速くて怖いです。
-このシチュエーションも神様の気まぐれか冗談か。
紀田ったら入学式に一目ぼれした女子が37人も居るらしい。
そのトップ5に入る最上級メガネっ子、園原杏里と、
ドラマみたいな展開で一緒に下校することになった…のに。
-とんだヤボテンに邪魔されるとは、いや参ったね。
くすっ。その参ったねの言い方、良いね宮野くん。
「あ、この前は大変だったね」
「あ…うん」
帝人が園原に話しかけるも、会話は続きません。
-だ~めだこりゃ。
「あん時は驚いたぜ、まったくぅ。帝人に抜け駆けされるなんてな」
帝人に抜け駆けのつもりはなかろうよ。
まぁ彼がああ動くとは確かに驚きましたね。
ところが二人は、なぁんにも進展しなかったんだよなぁ。
紀田だったらあんなチャンスは逃しはしない。
「ってことで付き合って」
回り込んで杏里の前に方膝ついて両手広げる。
新羅と良い勝負だなキミ。>芝居掛かってるトコ&オーバーアクション。
返事は、すぐじゃなくて良いらしい。
今、返事待ちの子が七人いて、どの子と付き合うか調整中って…
おい、紀田!それかなり失礼じゃないか?
そんな話を先に聞いちゃったら、お断りするよ普通。
「園原さん、まともに相手しなくて良いよ。疲れるだけだから」
あぁそうね、本気にしないわね。
それに、これもわざとなのかもしれないな。
5話を最後まで見ると紀田の印象が変わり、そんな風にも思えました。
遊んでるような事言ってて、たいしたことないし、
ナンパしても結局…と暴露する帝人にニヒッと笑って飛びかかる紀田。
これ、良い顔だ。
帝人は親友。池袋に出てきてまだ数日のおのぼりさん。
純朴で世間知らずのくせに、妙に頑固な所もあって、
紀田には、なぜか放っておけない存在。
-そんなPureBoyと俺が思わぬ三角関係。
これが青春ってヤツですか?
じゃれあう二人を見て仲良いんですねと杏里。
「はい、良いんです」
すっぱり肯定する紀田。
「腐れ縁ですけど」
と付け加える帝人の首に紀田が腕を掛けて絞める。
ギブギブ…ともがく帝人。またじゃれ合い再開です。
ほほえましいことで。
で、なんで三人がこういう図になったかを紀田が
始業式まで遡って説明してくれました。
最初からかよと思ったけど、
間に3話分挿入されてて、その間この子達は放置だったからね~
遅刻してきた誠二が、もう登校しないかもしれないと言い出し、
一生のとても大事な事だから、貴方達に付き合ってる暇など無いと
いきなり爆弾発言。そのまま教室を去って行きます。
-世の中には色んなヤツが居るもんだなぁ~と後で帝人から
聞いて思ったわけだが…
その日の帰り道、誠二を引きとめてる杏里を見かけたわけだ。
-それがまさにフォーリンラブの瞬間?キュートな笑顔にドキ胸ぇ~。
あ、いや笑顔じゃなかったが。
ここのナレーションはモロ紀田テンションだね。
杏里を気に入ったのって本気だったんだな。
常にふざけて愛を振りまいてるっぽいから、どこまで本気なのか
分からなかったよ。
そして今日。
杏里は教室から出た所でエロ教師、那須島に声を掛けられた。
困ってる事があるんじゃないかと那須島が杏里に訊く。
いじめとか、やっかい事に巻き込まれているとか。
ん?コイツ、杏里の事を以前から知ってるのか?
「何かあったらすぐ俺に言うんだぞ」
大丈夫です、と応える杏里の胸へと視線が落ちてるぞ那須島!!
張間美香の事も知ってるようで、二人を一緒のクラスになれるよう
画策したのはコイツらしい。
苦労したんだぞと恩着せがましい。そして杏里の肩に手を置く。
もうそれだけで気持ち悪いですねっ。
そういやぁ蘇芳とイリヤだな。うえださんはまたしても変態さん役で。
「中学の斉藤先生からくれぐれも宜しくと頼まれてな。
だからお前も遠慮することないんだぞ」
杏里の肩に腕を回し、今日は送っていってやろうとか言い出しましたよ。
そのまま車の中で襲うつもりですか?
杏里が通ってた中学の斉藤先生と那須島は知り合いのようですね。
でも頼まれた…って事は、斉藤先生もその手のタイプの人だったのか。
もしくは斉藤先生はまともな教師で、
純粋に教え子を心配して那須島に頼んだのか、どっちだろ。
いじめや、やっかいごと…という台詞が出る所見ると、
後者かな。そういう性質な杏里を心配してるクチか。
でも那須島に託すとは、斉藤先生も見る眼がないって事だよな。
「知ってるだろ?池袋でまた切り裂き魔が出たって」
これはセルティが例の仕事する前ですよね。
てことは、池袋あたりに出没することは、知る人は知ってたんだ。
新羅も知ってたんじゃないのかねぇ。
「那須島先生、セクハラっすか?」
隣の教室から廊下にちょこんと顔を出して、紀田が軽い調子で叫ぶ。
本格的なセクシャルハラスメントってヤツか、とか言ってる。
ナイスだ紀田!もっと言ってやれ。
ふざけるんじゃないと紀田を叱った那須島は、
「園原、勘違いして変な噂流さないでくれよなぁ」
って、お前なぁ…。どこが勘違いだよ、まんまじゃねーか。
「彼女がそんな軽薄な女に見えますか?」
「あぁそうだよな。頼むぞ全く」
「むしろ噂は俺が流すんで、安心してくださぁい」
くははは。良いぞ、紀田。
廊下のバケツに引っ掛かってコケる那須島、ざまぁみろ~。
-さしずめ正義の味方ってところ?
今の俺、カッコ良くね?
普通惚れちゃうだろ。
「紀田くん?園原さんも…」
-なんてタイミングで現れやがる。
ふふっ紀田の腐った顔がいーじゃない。
なるほどねぇ、そういうことでしたか。
それで三人で下校、ね。
公園でアイスクリームを食べる三人。
杏里の分は紀田のおごり?優しいね。
杏里がノーマル、紀田がチョコ、帝人がイチゴ味ってのがまた…
あ~私も”うにゅうにゅアイス”食べたくなったわぁ。
(私は、この手のアイスを↑こう呼んでます)
那須島の事は気をつけた方が良いと紀田がちょっとマジモードで
杏里に助言。
那須島に関する噂は大半が噂に過ぎないらしいが、
教え子に手を出したというのは本当の話らしい。
二年の先輩で去年の二学期頃転校したのだが、那須島と付き合ってたのが
バレそうになったからだそうで。
自分から辞めたのか那須島に脅されたのか学校が転校させたのか、
そこの所は分からないらしいです。
「ま、なんかあったら俺と帝人がなんとかすっから。な、帝人」
状況がよく分からないけど、出来ることはなんでもすると
杏里を見て応える帝人。
紀田に言わせると、こういう時は出来ないことも愛の力でやってみせるぐらい
言わないと男じゃないそうだよ。
それより…と帝人が振った話は、この間杏里をいじめてた三人組みのこと。
あの時の会話を聞いていたから、帝人はだいたいは掴んでいる。
彼女達とは同じ中学で、当時杏里は実力のある子に助けられていた。
だがその子が居なくなったとたんに昔の奴らがまたいじめに来たって流れですね。
その居なくなった友達ってのが張間美香。
美香は入学式の前から一度も家に帰っていない。
杏里が美香ととったプリクラを二人に見せます。
これが美香。どうみても誠二と一緒に居た子だよね。
違うのは眼の色ぐらいじゃないの?
顔、一緒の気がしちゃう。髪もこのままだしね。
だけど設定では別の顔、なんだよねぇ。
呼び止めて、人違いだと謝ったもんね、杏里。
本当は、物凄く違う顔のはずなんだよね。
でもキャラデザがこれなので、その差が出ないのが残念だなと
思ってしまいます。
原作ファンの方が納得してるなら、私がとやかく言う事もないのだけどね。
ちなみに私は未読です。うっかりwikiをチラリと見てしまい、
知ってしまった部分もありますが、全部見たわけじゃないので、
既読者レベルではありません。
杏里の携帯と美香の家には連絡が入ってるそうな。
傷心旅行に行ってるから気にしないで、と。
大抵のことでは驚かないと言った帝人が、
美香がストーカーと聞いてアイスを吹いた。
相手はあの誠二だとすぐに気付く紀田。
誠二に振られて傷心旅行に出かけたわけだ。
「園原さんとは仲良かったの?」
と帝人が唐突に訊く。
-なんだその疑問系は。
いつも一緒に居たのは確かだと応える杏里。
-こいつは妙な所で勘が良い。
自分は色々と不器用で、人とも上手く付き合えない。
それをいつも引っ張ってくれたのが美香。
高校もわざわざ同じ所を選んでくれたのだそうだ。
「それは…」
-キミという引き立て役を手放したくなかったからじゃ…
なんて事は、思っても口に出しちゃいけないよ?帝人くん。
でも杏里はそれ、分ってました。
まるで二人の心を読んだかのように、
自分が引き立て役だったことは分かっている、と白状する。
だけど杏里は杏里で、美香を利用していた。
「依存して生きて行く方がラクだから」
そうしないと生きていけないと、彼女は思っていたようです。
でも今はそれほど必要とは思えなくなった。
彼女が居ない状況に、慣れてきたのだと言う。
クラス委員に立候補したのも、美香がやりたがっていたから。
せめて自分が代わりにやらなきゃと思った、と。
「クラス委員になれば、彼女を追い越せるような気がして…
ずるいですよね、こんなの」
杏里の告白を黙ってじっと彼女の顔を見ながら聞いていた帝人が
口を開いた。
「それをわざわざ人に言うのが一番ずるいと思う」
BGMがピタリと止み、紀田がハッと帝人を見る。
「なんだかそれで誰かに許してもらおうとしてるみたいだ」
美香より上を目指そうとするのは正しい選択。
だからもっと胸を張って堂々としていれば良いんだ。
言ってしまってからちょっと気まずい顔になる帝人ですが、
キミの言葉はしっかり杏里の胸に届いたようですよ。
姿勢正して、杏里はちゃんと頭下げて礼を言いました。
-コイツのこういう所が、俺はけっこう気に行ってる。
あ~、そうなんだね。帝人もただのボケボケした子じゃないんだ。
すみません、とりあえず今夜はここまで。
Bパート感想は明日UPします。
UPしたらまたリンク貼ります。
【2010.2.6 PM4:03追記】
Bパート感想UPしました♪
「デュラララ!!」#5-2【羊頭狗肉】紀田の語り、良かったな。