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【連載小説】UFOと老人 第三回

2023-05-27 | エンタメ

再び、今の邦男は家を飛び出し、スミの駄菓子屋を目指していた。窮地に陥ると、笑ってごまかすのは十の時から世間の荒波を渡ってきた習いだ。
木立の影が被さる駄菓子屋の入り口をニカニカしながら入るや否や、邦男はサラッとたずねた。(大紀元)

 

前回:【連載小説】UFOと老人 第二話

 

第三話

 再び、今の邦男は家を飛び出し、スミの駄菓子屋を目指していた。窮地に陥ると、笑ってごまかすのは十の時から世間の荒波を渡ってきた習いだ。木立の影が被さる駄菓子屋の入り口をニカニカしながら入るや否や、邦男はサラッとたずねた。

「スミちゃん、そろそろ良いだろうか?」

 ふだんと変わらず邦男を迎えたスミは、様子のちがいに慌てることもなく冷静である。

「なにがですか? 邦男さん」

 と、すこしかすれた声で聞き返す。

「俺さ、家出してきたんだ」 スミは表情を変えず、姿勢も崩さない。

「それで?」と、自然体で聞き返した。

「だからさ、ここに住もうと思うんだが……」

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【連載小説】UFOと老人 第三回

再び、今の邦男は家を飛び出し、スミの駄菓子屋を目指していた。窮地に陥ると、笑ってごまかすのは十の時から世間の荒波を渡ってきた習いだ。木立の影が被さる駄菓子屋の入...

 

 


 

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