大紀元エポックタイムズ・ジャパン

「真実と伝統」をモットーに、明日を生きる上で判断材料となる有益な情報を日々発信しております。

君子の謙虚【伝統文化】

2023-05-27 | 文化・歴史

宋の粛王と沈元が使節として北方へ行き、燕山で宿をとった後、言葉使いが非常に優美な3000字ほどの唐の石碑を見つけました。(meiqianbao / PIXTA)

 

宋の粛王と沈元(しぇんげん)が使節として北方へ行き、燕山で宿をとった後、言葉使いが非常に優美な3000字ほどの唐の石碑を見つけました。沈元は記憶力が非常にたけていたので、何度も朗誦を繰り返しますが、傍らを歩いている粛王は気にもとめない様子でした。

宿に戻った沈元は、自分の才能を顕示するため、ただちに筆を執り石碑の文章を紙に書き始めました。しかし覚えていない14箇所は埋めることができません。粛王はそれを見て、筆を執って空いていた箇所を埋めてから、5箇所ほど間違ったところを修正しました。修正し終えてから、粛王はその場にいた人と別のことについて語り始め、いささかも傲慢な気色を顔に現そうとしませんでした。これをみて、沈元は大変驚いて、粛王を敬服するようになるのです。

「自分は他人よりも勝っていると誇示してはならない。なぜなら、他人は自分より勝っているからである」ということわざは、全くその通りです。

君子について、明の理学者・陳幾亭氏は次のように語りました。

【続きはこちら】

 

君子の謙虚【伝統文化】

孔子もかつて「その善なる者を選びこれに従い、その善ならざるものにして、これをあらたむ」と戒めたように、他人の良い面を自分が習う手本とし、他人の良くない面を自分の...

 

 


 

◎合わせて読みたい:

 

寛容と我慢【伝統文化】

中国では寛容と我慢が、一種の伝統的な美徳として称賛されてきました。孔子は「薄責于人、則遠怨矣」と語りました。曰く、他人を責めないで、理解と寛容の気持ちで接するこ...

 
 

終生を託された人の道【伝統文化】

春秋戦国時代、斉国に晏嬰(あんえい)という名声の高い賢明な宰相がいました。斉国の君主である景公にはとても可愛がっている娘がおり、晏嬰の有能さを知り、娘を晏嬰に嫁...

 
 

寛容は人心を掴む【伝統文化】

人は間違いを犯すものであり、皆欠点を持つものです。寛大な心で他人を許すのは一種の美徳であり、そうすれば、憎しみを溶かし、悪縁を解き、敵を友に変えることができるの...

 

◎おすすめ:

 

李大師の言葉は救済の道を示している=出版社CEO

法輪大法の創始者である李洪志氏が1月20日(日本語訳は22日)に「なぜ人類はいるのか」と題した文章を大紀元に発 […]

 
 

李洪志大師の文章、保守言論団体代表「道徳論の集大成ではないだろうか」

法輪大法の創始者である李洪志氏が20日(日本語訳は22日)に「なぜ人類はいるのか」と題した文章を大紀元に発表し […]

 
 

日本在住の中国民主活動家 李大師は「善行を勧めている」

法輪大法の創始者である李洪志氏が20日(日本語訳は22日)に「なぜ人類はいるのか」と題した文章を大紀元に発表し […]

 

◎トップニュース:

 

青少年SNS依存「精神衛生上の危機」 米医務総監が示す8つの対応策

米国公衆衛生局長は、子供や青年にとってのソーシャルメディアの危険性をまとめた25ページの提案書を発表した。近年、携帯電話やタブレット端末などの電子機器が子どもに与...

 

 


 

大紀元日本 LIFE

 
暮らし】 【健康・美容】 【文化・歴史】 【教育・道徳】 【自然・科学】 【エンタメ】 【コラム
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米議員、「納税者のお金は渡... | トップ | 北京の地下鉄は、隣駅へ行く... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文化・歴史」カテゴリの最新記事