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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

まともに機能していない国連の未だに日本に向けられた「敵国条項」

2019-03-16 10:34:55 | 時事
2018/8/15(水) 午前 5:38

「少女売春が横行」「国連支援隊員が6万人レイプ。小児性愛者3300人雇用」と専門家に告発されている様な自堕落な国連など、紛争地域や貧困であえぐ世界の国々にとってはいうに及ばず日本にとってもさして意味のある組織とは到底思えない。


引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20180221-00081863/


ところで国連のグテーレス事務総長が「現金が底をつきそう」と国連の財政難を伝える文書を加盟国や職員に出したというニュースを耳にしたのは先月末だった。


このニュースを聞いて日本人の多くは私と同じ感想を抱いたのではないだろうか。「国連、そろそろ潰れていいよ」という感想。


グテーレス事務総長によれば「今回の現金不足はかつてのものとは異なる。現金収支がこれほど低迷したことはない」そうで「加盟国への文書では通常予算の不足額は1億3900万ドル(約153億円)」と明示。「更なる分担金の支払いがない場合基金などの蓄えも含めて8月末までに使い果たすことになる」と理解を求めたそうだ。


国連によると7月26日の時点で、193の加盟国の内112か国が分担金を払ったが、残り81か国は未払いのままで。ここに分担金が22%と最大の貢献をしている米国が含まれているそうだ。


引用「中央日報日本語版」2019年1月3日付け記事https://digital.asahi.com/articles/DA3S13613810.html?rm=149


以下は引用文。「そもそも、国連という組織は本来『第二次大戦後の現状維持を図るために戦勝国(連合国)によって作られた組織』であって、国連憲章において、敗戦国を「旧敵国」と固定し、更に第53条や107条の中で、「現状維持に反するとの理由があれば、国連のいかなる統制も受けずに武力攻撃してもよいとされている」そうなのだ。これはロシアが北方領土返還交渉から逃げるときに使う口実となってきたのではないだろうか。


「そしてここでいう『旧敵国』は『第二次大戦中に国連憲章の署名国の敵国であった国』とされており(第53条2)国名は明かされていないものの、外務省見解では枢軸国側にいた日本、独、イタリア、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、フィンランドとなるものの、日本とドイツ以外は途中で枢軸国を脱退し連合国側につき日独に宣戦布告しており『旧敵国』に該当しない」


従って事実上敵国条項は日独2か国に向けられているものであるが、旧独は第二次大戦後、朝鮮と同様、そこに国家があると認められなかったため連合国4国による分割統治を受けたわけで、つまり「独は法的には一度国家としては消滅しているので、この『敵国条項は日本にのみ向けられているもの』と考えるべき」なのだそうだ。


「日本はこれまで幾度となくその削除を国連に要求してきたが他の国々の反応は『反対はしない』がそのために憲章改正手続きの発議を引き受ける国も現れずまた、この『敵国条項』の削除には常任理事国5か国と加盟国の3分の2の同意を必要としている」つまり、中国やロシアが反対すれば憲章改正が発議されたとしても却下となる可能性が大きいらしい。


引用:「日本の死活問題」(色摩力夫)(Good Books)


ところで、この「敵国条項」を「盾にとり続ける」のが主に中・露と韓国なのである。「日本」=「戦犯国」という錦の旗である。


韓国などは旭日旗(類似のデザインも含めて)に対し条件反射的に「戦犯旗」呼ばわりして、「似たデザインを使用した」相手に対して誰彼かまわず抗議するという運動を飽きずにやっている。旭日旗はナチスの「ハーケンクロイツ」と同等であるとして「戦犯旗禁止法が必要だ」などと、つい先日も主要紙である「中央日報」(2018年8月9日付)が主張し、日本を公然と未だに「戦犯国」扱いしているのである。自分達のその当時の歴史はどう説明するのだ、とつっこみたくなるのだが。

参考:http://japanese.joins.com/article/886/243886.html


先ほど、「国連の分担金、中国2位に、日本3位に転落」というニュースが報じられた。「3位に転落」という表現はこのことを残念に思っているかのようだが、日本の今年(2018年度)の拠出金はそれでも2億3500万ドル(約260億円)だそうだ。日本は1980年代に旧ソ連を抜いて以降拠出金に関しては米国に次ぐ2位の金額を拠出して来たそうだ。


引用:https://www.sankei.com/world/news/180815/wor1808150004-n1.html

参考:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jp_un/yosan.html 


資金面でも長年支えてきた日本を第二次大戦後73年経った今もなお国連憲章から「敵国条項」を削除せず、韓国の藩儀文前国連事務総長の時代にはむしろ露骨に数々の「戦犯国」扱いを受けたことも記憶に新しいのだが、特に中露の意に背くことでは存在感ゼロの国連などというものはそもそも機能するはずがない。


しかも皮肉なことに実は「敵国条項」を活用し続ける中・露と韓国という3つの国の滞納率が実は最も大きいらしい。日本は結局は常にきっちり拠出しつづけている。国連分担金( 昨年まで2位で全体の9.68% )とPKOの拠出金( 3通常比率と同じ9.68%を負担 、米中の次に多い3位 )も合わせてきっちり払っているのが日本。馬鹿馬鹿しい話だと思いませんか。


参考:http://www.un.org/en/ga/contributions/





コメント

お説の通りですね。その歴史的意味からすれば、戦勝国連合(ユナイテッド・ネーション)は、一度廃止すべきです。アメリカ自体がUNを否定している。ルーズベルト達の目論見の結果できたものだからです。日本国はUNの呼び方を意図的に間違えているのではないでしょうか。
2018/8/15(水) 午前 7:28 [ 井頭山人(魯鈍斎) ]



> 井頭山人(魯鈍斎)さん
コメントをありがとうございます。政府内にも売国奴のような人物が今も昔もかなりの人数いらっしゃるわけですしね。仰っるようにそもそも名称の訳語から既に実態をカモフラージュするような訳語となっていますね。「国際連合」と訳すよりも、「連合国」が正しい訳だと言われていますね。
2018/8/15(水) 午前 8:43 kamakuraboy



国連もオリンピックも有意義な時代も確かに有りました。
現在は役目を終えた!と捉えるのが良いのではないでしょうか?
それに国民性なのか、事を荒立てない、傷口を触られたくないの根性無しでしょうか?
2018/8/15(水) 午前 11:46 jinsen99


> jinsen99さん
こんにちは。商業主義に陥って、アテネ、ブラジル、平昌など開催地を焼野原にしているオリンピックも原点回帰のための大幅な改革をすべきでしょうし、

存在感がどんどん低下しているのに費用だけが莫大な国連も無駄な人材を大量に抱え込んでいる割に成果も乏しいですね。日本の分担金が9.68%で260億円ということは国連の年間予算は約2700憶円にもなりますね。殆どが国連職員の人件費だと聞きます。

日本の「戦後」とはこのような組織には幕を引いてもらってこそと思ってしまいます。
2018/8/15(水) 午後 0:05 kamakuraboy



アメリカは国連改革を促すという理由をつけて分担金を滞納しているそうですね。

国連廃止や日本の敵国条項削除が直ちにできないのなら、いま日本にできる選択には何があるでしょうか。
政府には知恵を働かせてほしいですね。
2018/8/15(水) 午後 11:01 泉城



> 石田泉城さん
仰っる通りだと私も思っております。ただただ言われるままに分担金を払うのではなく、政府は知恵を絞って、「国連改革」に積極的に関わっていくのか、いっそ、組織自体潰して日本に仇をなさないもう少し透明性のあるまともな組織を新たに作るべきなのか、そういう国益にかなった戦略的な外交を、日米英仏など「民主主義の価値観を共有している」国家同士で、もっと積極的に話し合いながら行うべき時期にきていますね。
2018/8/15(水) 午後 11:11 kamakuraboy

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