My Painting Life

絵付けに係る日々の出来事を徒然なるままに、、、。

猫のタマとチビ

2011-07-08 20:29:58 | 日記
我が家には雉猫のタマ(雌)と灰虎猫のチビ(雄)が居ます。両方とも息子が連れてきた捨て猫で、タマは12年前に、チビは昨年の秋に我が家へやってきました。今年息子が就職して家を離れた後も二匹は家に残り、代わりに私と夫の相手をしてくれています。
タマはマイペースな猫で人間様にあまりべたべたすることなく、気が向いたときしか近寄ってきません。チビは甘え上手な猫で家に帰ると必ず玄関でお出迎え、家の中では私の後を付いて回ります。
タマはチビが来るまでは悠々自適の老猫生活を送っていたのにチビが来て以来、静かな生活がひっくり返されて思いもよらない厳しい老後になりました。しかしその厳しい生活にもやっと最近慣れてきたようでじょうずにチビをあしらうようになってきました。
タマは薬品のにおいが嫌いなのか、私の絵付け部屋には、よほど差し迫った用が無ければ入ってこないのに、チビは好奇心いっぱいで私が絵付け部屋にこもろうとすると必ずいっしょに入ってきてうろうろしてあちこち探索します。万が一作品を割られでもしたら大変なので、今では部屋から締め出すようにしています。でも何とかして入りたがって背伸びしてガラスドアから覗いて鳴きながら「入れて欲しいニャン」と訴える姿はおかしくもあり、いつも笑ってしまいます。
そんなチビも例外の日が有ります。それは生徒さんがいらっしゃる日です。私が準備のために掃除機をかけ始めると何かを察知するのか、とたんに二階に逃げていき、生徒さんが到着し、夕方、最後の生徒さんがお帰りになるまで絶対に一階に降りてきません。玄関で生徒さんをお見送りし終わり、振り返るといつのまにか、待ちかねたように足元にチビが居ます。どうやって最後の生徒さんであることを識別しているのか本当に不思議です。いつもこっそり二階で人数を数えているのかもしれません。
昨年、まだ子猫だったチビを生徒さんに見せるためにお稽古の場へ連れて行き、チビはびっくりして怖くてぶるぶる震えていたので多分それがトラウマになってしまったのでしょう。チビにはかわいそうなことをしましたが、おかげでお稽古の邪魔をするようなことはありませんので結果的に良かったです。
今年の夏はチビにとって初めての夏で、この暑さには相当こたえているようです。先週はやんちゃなチビが日課のようにタマに絡んでいたのもやめて、ぐったりして餌も食べずにいたのでさすがに心配になりました。タマも、いつもと違うチビの様子をじっと窺っていました。月曜日に近所の動物病院に連れて行き点滴してもらうとやっと元気を取り戻し、今週は餌を食べるようになりました。
縁あって巡り合った二匹の猫が我が家で元気に暮らせるようこれからも見守っていきたいです。