My Painting Life

絵付けに係る日々の出来事を徒然なるままに、、、。

2011年を振り返って、、、。

2011-12-30 22:20:37 | 日記
今年も残すところわずかとなりました。読者のみなさんもそれぞれの居場所でゆったりと今年を振り返っていらしゃるでしょうか。
私には2011年は大きな転機ともなるような出来事があった年でした。
私的3大ニュースをあげるとすれば、一つは間違いなく3月11日の大震災と津波です。あの日、自宅でパソコンに向かっていた私は揺れが収まった後、すぐにつけたテレビで仙台平野を飲み込んでゆく津波と、それを逃れて逃げ惑うおもちゃのような車をヘリコプターからの実況中継で見てしまいました。あの衝撃は一生忘れることは無いでしょう。その後しばらくは無力感に思いは沈みました。若ければすぐにでもボランティアに出かけて自分の思いを解消していたと思います。しかし今の私では行っても周囲に迷惑をかけないだけの体力と根性に自信がなく行くことはありませんでした。歌手や看護士さんなど実務的なスキルがあれば話は別かもしれませんが、こんな時、絵描きというものは何の役にも立たないものだとひしひしと感じずには居られませんでした。しかし数カ月して事態が少し落ち着いてきた頃、所属する二つの絵付け団体を通じてささやかなボランティアに参加することができ、それは私自身の慰めにもなりました。
JPPAでは皆で仮設住宅入居者向けの家族用食器を送り、大勢の被災家族に喜んでもらうことができましたました。又、勉強会のデモンストレーターを務めその収益を震災孤児の為の『桃柿育英会』に寄付することができました。
マスタークラブでは寄付作品販売の収益を日本赤十字に送ることができました。
年末になりテレビで震災の特集番組を見ていると再びあの日のことが脳裏によみがえってきます。福島に住む二人の友達もそれぞれ子供を連れて県外で避難生活を送り未だに帰れるめどはつかないようです。原発も含めこの震災がもたらした被害が収まるには数年の年月がかかることは間違いないでしょう。これからも心を寄せて自分に何ができるか考え続けて行きたいと思っています。

二つ目のニュースは8月に初めての本を出版したことです。昨年秋からはじまった話が思いがけずとんとん拍子に進み、あれよあれよと言う間に出版のスケジュールに乗って大変忙しい半年間を過ごすこととなりました。原稿作成中は数十年ぶりに徹夜に近いような作業もありエネルギーを振り絞って生み出した実感が有りました。お陰さまで本の評判もおおむね好評のようで、英語も併記したことで海外の友達にも喜んでもらうことができました。絵付けを始めた頃、大台の年までには1冊本を出したいと漠然と思っていた夢をひとつ実現することができ感無量でした。

三つめのニュースは、初めてシンガポールとシカゴで招待セミナーで教えたことです。
私のポーセリン・アートが海外の人にも共感してもらえることを実感できた感動的な経験でした。

忙しいことがいろいろ有ったことに加え、今年は役員の当たり年で、JPPAでもIPATでも役を引き受けているため一時にはキレそうになるくらい雑用がたまり爆発寸前の気分にもなりましたが、周りの人たちのお助けで何とかお務めを続けています。いろいろ助けて下さった皆様どうもありがとうございます。
昨年せっかく始めたfacebookも10月にシカゴから帰国した後、あまりにもfacebook友達が増えすぎて、たまり過ぎたメッセージを見るのがすっかり憂鬱になってしまい、つい先日まで自主的に閉鎖していたようなありさまでした。この12月に大台の誕生日を迎え、それを機にfacebookも一時期再開致しました。ブログもここ数カ月まったく更新できなかったのもまあこのような事情です。

では来年はといえば、来年も既に3回海外に行き、個人的なものも含め、8回の作品展出品予定が有ります。その他海外からアーティストの招待もあり、今年に負けず劣らずの忙しさが予想できます。このスケジュールは自分で組んだにもかかわらず自分の思いとはかけ離れた方向に走り出している感があります。来年の末には大きな決断をして、生活をリセットし、もう少し自分の作品制作に集中できる環境を自ら整える努力をしようと決意しています。先日亡くなったスティーブ・ジョブスの言葉『もし明日死ぬと思ったら、今自分のしたいことを本当にしているか?』今の私にとっては本当に重い言葉です。
ではいろいろあった2011年ですが皆様も良いお年をお迎え下さい。そしてまた来年、笑顔でお会いしましょう。8月にはサンフランシスコでIPAT大会もあります。私を見かけたらお声掛け下さい。
HAPPY NEW YEAR!!!

IPATの名簿

2011-12-22 00:27:13 | 日記
日本のIPATメンバーの方々へこのブログを通じてお知らせ致します。
先日雑誌と一緒に送られてきた名簿の資格が間違って登録されている方がいらっしゃるようです。訂正を希望される方は、1月10日までに私宛に、メール、Fax、電話いずれかで下記のことをお知らせください。まとめてIPATへお知らせ致します。
お名前、IPATーNo.、最終資格取得のサーティフィケーションの種類と取得の日付とサインしたプレジデントの名前。